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公開番号2025110927
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-30
出願番号2024004973
出願日2024-01-17
発明の名称キャップ
出願人三笠産業株式会社
代理人弁理士法人森本国際特許事務所
主分類B65D 47/08 20060101AFI20250723BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約【課題】鍔を指で押し上げて開栓する際、指が注出筒の液切り部に誤って接触するのを防止することができるキャップを提供する。
【解決手段】容器2に取り付けられる本体4と、本体4にヒンジ5を介して連結された開閉自在な蓋6とを有するキャップ1であって、本体4に、容器2内の内容物を注出する注出筒16が設けられ、注出筒16は、開口端部22に、径方向外側へ湾曲して下向きに折り返された液切り部26を有し、蓋6はヒンジ5を中心に回動することによって注出筒16の開口端部22を開閉自在であり、蓋6の外周に、径方向外向きに突出する鍔45が設けられ、鍔45は、閉栓状態において、本体4の軸心に対してヒンジ5とは反対側に位置し、鍔45に指46を掛けて閉栓状態の蓋6を開方向47へ回動させる際、指46が液切り部26に接触しないように液切り部26の位置が設定されている。
【選択図】図6
特許請求の範囲【請求項1】
容器に取り付けられる本体と、本体にヒンジを介して連結された開閉自在な蓋とを有するキャップであって、
本体に、容器内の液状の内容物を注出する注出筒が設けられ、
注出筒は、開口端部に、径方向外側へ湾曲して下向きに折り返された液切り部を有し、
蓋はヒンジを中心に回動することによって注出筒の開口端部を開閉自在であり、
蓋の外周に、径方向外向きに突出する鍔が設けられ、
鍔は、閉栓状態において、本体の軸心に対してヒンジとは反対側に位置し、
鍔に指を掛けて閉栓状態の蓋を開方向へ回動させる際、指が液切り部に接触しないように液切り部の位置が設定されていることを特徴とするキャップ。
続きを表示(約 470 文字)【請求項2】
蓋は、蓋板と、蓋板の外周縁に設けられた筒状のスカートとを有し、
鍔はスカートの外周に設けられ、
蓋がヒンジを中心に開閉方向へ回動するときの鍔の付け根部分の移動軌跡よりも2.5mmの第1距離をあけて内側のヒンジ寄りを通る第1基準軌跡が設定され、
第1基準軌跡よりも内側のヒンジ寄りの領域内に、注出筒の液切り部の位置が設定されていることを特徴とする請求項1記載のキャップ。
【請求項3】
蓋がヒンジを中心に開閉方向へ回動するときの鍔の付け根部分の移動軌跡よりも4mmの第2距離をあけて内側のヒンジ寄りを通る第2基準軌跡が設定され、
第1基準軌跡と第2基準軌跡との間の領域内に、注出筒の液切り部の位置が設定されていることを特徴とする請求項2記載のキャップ。
【請求項4】
注出筒は本体に設けられた筒本体を有し、
液切り部は、筒本体の上端部から径方向外側へ湾曲して下向きに折り返された折り返し片を有していることを特徴とする請求項1記載のキャップ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、容器に取り付けられる本体と、本体にヒンジを介して連結された開閉自在な蓋とを有するキャップに関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
従来、この種のキャップとしては、下記特許文献に示すように、容器に取り付けられる本体と、本体にヒンジを介して連結された開閉自在な蓋とを有するものがある。本体には、容器内の液体(内容物)を注出する注出筒が設けられている。注出筒は、開口端部に、径方向外側へ湾曲して下向きに折り返された液切り部を有している。蓋はヒンジを中心に回動することによって注出筒の開口端部を開閉自在である。蓋の外周には鍔が設けられている。鍔は本体の軸心を中心にしてヒンジとは反対側に位置している。
また、注出筒の内側底部には、周囲が破断用薄肉で囲まれた隔壁が備えられている。隔壁には操作部(プルリング)が設けられている。
これによると、操作部を引っ張って破断用薄肉を破断することで、隔壁が取り除かれて、注出筒の内側底部に貫通口が形成される。
【0003】
その後、キャップを閉栓状態から開栓する際、使用者は例えば親指を鍔に押し付けて、親指で鍔を押し上げる。これにより、蓋がヒンジを中心に開方向へ回動し、注出筒の先端開口部が開放される。
【0004】
その後、容器を起立姿勢から斜めに倒すことにより、容器内の液体(内容物)が注出筒の先端開口部から外部に注出される。注出後、容器を起立姿勢に戻すことにより、液体が液切り部に案内されて注出筒の先端開口部の内側に戻るため、液切れ性が良好になる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2020-189637
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら上記の従来形式では、使用者が親指を鍔に押し付けて鍔を押し上げて開栓する際、開栓の途中で、親指が注出筒の液切り部に誤って接触してしまうことがある。このように親指が液切り部に接触してしまうと、図9に示すように、液切り部101の表面(外周面)に残留している液体102(内容物、仮想線参照)や親指に付着した液体(内容物)が液切り部101の裏側(内周側)に回り込んでしまうことがある。この場合、その後、次回に液体(内容物)を注出筒103から注出する際、注出筒103から注出された液体(内容物)が、前回に液切り部101の裏側に回り込んでいた液体102(内容物、実線参照)を伝って、注出筒103の外周面を垂れる虞がある。このような液垂れが発生すると、液切れ性が悪化するといった問題がある。
本発明は、鍔を指で押し上げて開栓する際、指が注出筒の液切り部に誤って接触するのを防止することができるキャップを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を達成するために、本第1発明は、容器に取り付けられる本体と、本体にヒンジを介して連結された開閉自在な蓋とを有するキャップであって、
本体に、容器内の液状の内容物を注出する注出筒が設けられ、
注出筒は、開口端部に、径方向外側へ湾曲して下向きに折り返された液切り部を有し、
蓋はヒンジを中心に回動することによって注出筒の開口端部を開閉自在であり、
蓋の外周に、径方向外向きに突出する鍔が設けられ、
鍔は、閉栓状態において、本体の軸心に対してヒンジとは反対側に位置し、
鍔に指を掛けて閉栓状態の蓋を開方向へ回動させる際、指が液切り部に接触しないように液切り部の位置が設定されているものである。
【0008】
これによると、キャップを閉栓状態から開栓する際、使用者は例えば親指を鍔に押し付けて、親指で鍔を押し上げる。これにより、蓋がヒンジを中心に開方向へ回動し、注出筒の先端開口部が開放される。
【0009】
この際、注出筒の液切り部は指が接触しない位置に設定されているため、開栓の途中で、親指が注出筒の液切り部に誤って接触してしまうのを防止することができる。
【0010】
本第2発明におけるキャップは、蓋は、蓋板と、蓋板の外周縁に設けられた筒状のスカートとを有し、
鍔はスカートの外周に設けられ、
蓋がヒンジを中心に開閉方向へ回動するときの鍔の付け根部分の移動軌跡よりも2.5mmの第1距離をあけて内側のヒンジ寄りを通る第1基準軌跡が設定され、
第1基準軌跡よりも内側のヒンジ寄りの領域内に、注出筒の液切り部の位置が設定されているものである。
(【0011】以降は省略されています)

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