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公開番号
2025128404
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-09-02
出願番号
2025106875,2021107151
出願日
2025-06-25,2021-06-29
発明の名称
キャップ
出願人
三笠産業株式会社
代理人
弁理士法人森本国際特許事務所
主分類
B65D
47/20 20060101AFI20250826BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約
【課題】注出筒の内容液を安定してサックバックするため、閉弁位置に向かって安定して移動弁が移動することができるキャップを提供する。
【解決手段】キャップ10は、容器90の口部91に取り付けられるキャップ本体11と、容器90とキャップ本体11との間に配置される中栓15とを備える。キャップ本体11は、容器90の内容液Lを注ぎ出す注出筒21を有する。中栓15は、注出筒21の内部と容器90の内部とを連通する筒状体30と、筒状体30の内部で移動する移動弁体35と、移動弁体35の筒状体30からの抜け出しを規制する弾性規制部材40とを有する。筒状体30は、注出筒21側に移動した移動弁体35との間に空間が形成されるとともに、容器90側に移動した移動弁体35により封止されるものである。弾性規制部材40は、注出筒21側に移動した移動弁体35を、弾性力により容器90側に押圧する。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
容器の口部に取り付けられるキャップ本体と、
前記容器とキャップ本体との間に配置される中栓とを備え、
前記キャップ本体が、前記容器の内容液を注ぎ出す注出筒を有し、
前記中栓が、
前記注出筒の内部と容器の内部とを連通する筒状体と、
前記筒状体の内部で注出筒側と容器側との間を移動する移動弁体と、
前記注出筒側に移動した移動弁体の筒状体からの抜け出しを規制する弾性規制部材とを有し、
前記筒状体は、前記注出筒側に移動した移動弁体との間に空間が形成されるとともに、前記容器側に移動した移動弁体により封止されるものであり、
前記弾性規制部材が、前記注出筒側に移動した移動弁体を、弾性力により容器側に押圧するものであることを特徴とするキャップ。
続きを表示(約 930 文字)
【請求項2】
筒状体の内部が、注出筒の内部と同一軸心上に配置されていることを特徴とする請求項1に記載のキャップ。
【請求項3】
弾性規制部材が、注出筒の内部と筒状体の内部とを連通する連通口を有することを特徴とする請求項1または2に記載のキャップ。
【請求項4】
弾性規制部材が、その中心に向かうにつれて容器側に突出した弾性傾斜部を有することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載のキャップ。
【請求項5】
弾性傾斜部が、容器側に移動弁体との当接部を有し、
前記当接部は、前記移動弁体の移動を規制するものであることを特徴とする請求項4に記載のキャップ。
【請求項6】
移動弁体が、球状弁体であり、
中栓が、注出筒側への移動弁体の移動を案内する案内部を有し、
前記案内部が、筒状体の内面から突出したものであることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項に記載のキャップ。
【請求項7】
筒状体が、
側壁部と、
前記側壁部に容器側で接続されて開口を有する筒底部とを有し、
移動弁体が、
前記筒底部の側壁部の内側に配置され、前記筒底部の開口よりも大径で、その開口を通って容器側へ移動するのを規制する抜け止め部と、
前記筒底部の開口を通る柱部とを有することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載のキャップ。
【請求項8】
柱部が、
前記柱部の側面に突出した状態で柱部の軸心方向に延びる突起を有し、
前記柱部突起は、柱部の周方向に隙間を隔てて複数配置されたものであることを特徴とする請求項7に記載のキャップ。
【請求項9】
筒底部が、その開口の縁で注出筒側に突出する筒底部側環状突起を有し、
抜け止め部が、その外縁で容器側に突出する抜け止め部側環状突起を有し、
前記筒底部側環状突起が、前記容器側に移動した移動弁の抜け止め部側環状突起との間に、前記容器の内容液で封止する液封空間を形成するものであることを特徴とする請求項7または8に記載のキャップ。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、容器に取り付けられるキャップに関する。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
醤油などの空気に触れると劣化しやすい内容液を保存する目的で、当該内容液を封入した容器の蓋として、弁を有するキャップが用いられている。当該キャップは、封入されている内容液を容器の外部に注ぎ出す際に弁を開き、それ以外の場合は弁を閉じて容器の内部に外部の空気が侵入することを防止している。
【0003】
このようなキャップの一例として、特許文献1には、内容液を注出させる注出筒の内部と容器の内部とを連通する内部筒と、その内部筒の内側に配置される移動弁とを有するキャップが開示されている。この特許文献1の図3に開示されているキャップは、内部筒の中で下部開口と上部開口との間を移動することができる移動弁を備えている。
【0004】
容器の内部に外部の空気が侵入するのを防止するために弁を閉じた状態、すなわち閉弁状態では、移動弁は下部開口に配置される。内容液を容器の外部に注出するためには、移動弁を上部開口に向かって移動させる。移動弁の移動は、容器から内容液を注出させたい利用者が弾力性のある容器を握ることで、内容液により移動弁を押圧することにより行う。これにより移動弁と内部筒との間に内容液が通過することのできる空間が生じて、弁を開いた状態、すなわち開弁状態となって、容器の外部に内容液を注出することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2018-140830号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
このようなキャップでは開弁状態から閉弁状態に移行する際、内部筒の上部開口から下部開口に向かって、移動弁が移動する。これに伴い、内部筒の中では、移動弁と注出筒との間に空間が生じ、この空間に向かって注出筒の内部の内容液がサックバックされる。ところが、移動弁が下部開口に向かって安定して移動せず、内容液のサックバックが不十分となる場合がある。この場合、注出筒の内部にサックバックされなかった内容液が残存して、その内容液が容器の外部等に飛散する問題があった。
【0007】
このため本発明では、注出筒の内部の内容液を安定してサックバックするために、閉弁位置に向かって安定して移動弁が移動することができるキャップを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記課題を解決するために本発明のキャップは、容器の口部に取り付けられるキャップ本体と、前記容器とキャップ本体との間に配置される中栓とを備え、前記キャップ本体が、前記容器の内容液を注ぎ出す注出筒を有し、前記中栓が、前記注出筒の内部と容器の内部とを連通する筒状体と、前記筒状体の内部で注出筒側と容器側との間を移動する移動弁体と、前記注出筒側に移動した移動弁体の筒状体からの抜け出しを規制する弾性規制部材とを有し、前記筒状体は、前記注出筒側に移動した移動弁体との間に空間が形成されるとともに、前記容器側に移動した移動弁体により封止されるものであり、前記弾性規制部材が、前記注出筒側に移動した移動弁体を、弾性力により容器側に押圧するものであることを主要な特徴とする。
【0009】
このような構成であると、前記筒状体の内部で、前記容器側に向かって前記移動弁体が移動する際に、前記弾性規制部材の弾性力による前記容器側への押圧が、前記移動弁体に加わる。
【0010】
本発明のキャップは、筒状体の内部が、注出筒の内部と同一軸心上に配置されていることが好ましい。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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