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公開番号2025111873
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-31
出願番号2024005761
出願日2024-01-18
発明の名称航行情報生成装置および航行情報生成方法、プログラム、並びに、航行情報生成システム
出願人株式会社三井E&S
代理人IAT弁理士法人
主分類G08G 3/00 20060101AFI20250724BHJP(信号)
要約【課題】運航管理部門向けに航行計画の立案をサポートすることができるサービスを提供する。
【解決手段】航行情報生成装置4は、船舶の出発地点の位置に関する情報である出発地点位置情報、出発地点からの出発日時に関する情報である出発日時情報、到着地点の位置に関する情報である到着地点位置情報、および到着地点への到着日時に関する情報である到着日時情報を少なくとも一つ含む航路条件情報を取得する航路条件取得部31と、航行中の船舶の推進能力の出力割合を示す出力割合情報を取得する出力割合取得部32と、航路条件情報および出力割合情報に基づいて、航行情報を生成する航行情報生成部24とを有する。
【選択図】図2


特許請求の範囲【請求項1】
船舶の航行に関する航行情報を生成する航行情報生成装置において、
前記船舶の出発地点の位置に関する情報である出発地点位置情報、前記出発地点からの出発日時に関する情報である出発日時情報、到着地点の位置に関する情報である到着地点位置情報、および前記到着地点への到着日時に関する情報である到着日時情報を少なくとも一つ含む航路条件情報を取得する航路条件取得部と、
航行中の前記船舶の推進能力の出力割合を示す出力割合情報を取得する出力割合取得部と、
前記航路条件情報および前記出力割合情報に基づいて、前記航行情報を生成する航行情報生成部と
を有することを特徴とする航行情報生成装置。
続きを表示(約 1,600 文字)【請求項2】
請求項1に記載の航行情報生成装置において、
前記出力割合情報は、前記船舶の推進能力の連続最大出力に対して何%の出力で通航するかを示す値である
ことを特徴とする航行情報生成装置。
【請求項3】
請求項1に記載の航行情報生成装置において、
前記航行情報生成部は、前記船舶の推定性能の情報と船体運動モデルを含む船舶情報、前記航路条件情報に基づく航路で予測される気象、海象、海流の情報を含む気象情報をさらに利用して、前記航行情報を生成する
ことを特徴とする航行情報生成装置。
【請求項4】
請求項1に記載の航行情報生成装置において、
燃料消費量が最も少なくなる、前記航路条件情報に基づく航行のための前記船舶の推進能力の出力割合を示す前記出力割合情報を生成し、
前記航行情報生成部は、生成された前記出力割合情報に基づく値を用いて、前記航行情報を生成する
ことを特徴とする航行情報生成装置。
【請求項5】
請求項1に記載の航行情報生成装置において、
前記航行情報には、前記航路条件情報に基づく航行のための前記船舶の主機の回転数が含まれる
ことを特徴とする航行情報生成装置。
【請求項6】
船舶の航行に関する航行情報を生成する航行情報生成装置が実行する航行情報生成方法であって、
前記船舶の出発地点の位置に関する情報である出発地点位置情報、前記出発地点からの出発日時に関する情報である出発日時情報、到着地点の位置に関する情報である到着地点位置情報、および前記到着地点への到着日時に関する情報である到着日時情報を少なくとも一つ含む航路条件情報を取得する航路条件情報取得ステップと、
航行中の前記船舶の推進能力の出力割合を示す出力割合情報を取得する出力割合情報取得ステップと、
前記航路条件情報および前記出力割合情報に基づいて、前記航行情報を生成する航行情報生成ステップと
を含むことを特徴とする航行情報生成方法。
【請求項7】
船舶の航行に関する航行情報を生成する航行情報生成装置のコンピュータに、
前記船舶の出発地点の位置に関する情報である出発地点位置情報、前記出発地点からの出発日時に関する情報である出発日時情報、到着地点の位置に関する情報である到着地点位置情報、および前記到着地点への到着日時に関する情報である到着日時情報を少なくとも一つ含む航路条件情報を取得する航路条件情報取得ステップと、
航行中の前記船舶の推進能力の出力割合を示す出力割合情報を取得する出力割合情報取得ステップと、
前記航路条件情報および前記出力割合情報に基づいて、前記航行情報を生成する航行情報生成ステップと
を含むことを特徴とする処理を実行させるプログラム。
【請求項8】
船舶の航行に関する航行情報を生成する航行情報生成装置と、
前記航行情報を取得して、前記船舶の乗員に提示する処理を子実行する情報処理装置と
を含む航行情報生成システムであって、
前記船舶の出発地点の位置に関する情報である出発地点位置情報、前記出発地点からの出発日時に関する情報である出発日時情報、到着地点の位置に関する情報である到着地点位置情報、および前記到着地点への到着日時に関する情報である到着日時情報を少なくとも一つ含む航路条件情報を取得する航路条件取得部と、
航行中の前記船舶の推進能力の出力割合を示す出力割合情報を取得する出力割合取得部と、
前記航路条件情報および前記出力割合情報に基づいて、前記航行情報を生成する航行情報生成部と
を有することを特徴とする航行情報生成システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、航行情報生成装置および航行情報生成方法、プログラム、並びに、航行情報生成システムに関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
貨物運搬を行う船舶の航路決定にかかわる業務を行うのは、主に、荷主から依頼された貨物の輸送を行う業者(以下、オペレータと称する)、および船舶の船長である。
【0003】
オペレータの運航管理部門は、荷主との輸送計画履行のため、全体の採算に基づいて運航スケジュールを立て、航海指示書(Sailing Instructionとも称される)を作成する。運航スケジュールとは、出発~到着までの寄港地と出入港日時および寄港間の船速を示したリストである。オペレータの運航管理部門は、運航スケジュールを含む航海指示書を、貨物運搬を行う船舶の船長に送付して、船長に航路計画の作成を指示し、船長が作成した航路計画を確認して承認する業務を行っている。
【0004】
船舶の運航責任者である船長は、船舶の安全を守るとともに乗組員を管理、監督する業務を行う。船長は、航行指示書を基に、出発~到着までの各変針点と到着日時および変針点間の主機回転数等を示した航路図を含む航路計画を作成し、計画に従い船舶を運航して、貨物を輸送する。
【0005】
近年、気象、海象情報に対応して安全性と経済性を考慮した航路の最適化を行う、ウェザールーティング(Weather Routing )と最適航法(Optimum Routing)の技術が注目されている。
【0006】
例えば、運航モニタリングシステムが収集した就航データ等を、就航船解析システムに入力して、最新の推定性能の情報等のデータを出力し、このデータと、航路で予測される気象等の情報のデータを最適航路計算システムに入力して、最適航路に関する航海計画の情報等のデータを算出する技術がある(例えば、特許文献1参照)。
【0007】
また、航路の最適化に際して、主機回転数を可変とした最小燃料航路の探索を可能とし、また、海流データも可変にするとともに、航路のそれぞれの場所と時間に対応した任意の気象、海象および海流データを用いて航路探索を行う技術がある(例えば、特許文献2参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
特開2009-286230号公報
特許第4934756号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
これらの技術を用いた汎用のシステムは、船舶を運航する船員向けに提供されており、使用されるパラメータも、例えば、主機回転数などのような船舶の運航条件を示すものであり、船舶の知識をある程度有したユーザが利用することが想定されている。これに対して、運航計画を立てるオペレータの運航管理部門向けに航行計画の立案をサポートすることができるサービスの提供が求められている。しかしながら、オペレータの運航管理部門の業務担当者は、海上勤務経験が無い場合もある。
【0010】
また、近年、コスト低減の観点のみならず、環境保全の観点から、二酸化炭素排出量の削減が世界的に求められている。低燃費で運航させたいとき、オペレータの業務担当者は、主機回転数ではなく、例えば、主機関の負荷を指定(「目的地まで60%MCRで運航せよ」等)するなどの、船舶の知識を有しなくても容易に認識可能な方法を用いることによって、低燃費運航を指示することができると好適である。
(【0011】以降は省略されています)

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