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公開番号2025113216
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-01
出願番号2025007175
出願日2025-01-17
発明の名称害虫防除組成物及び包装材料への吸着を抑制する方法
出願人アース製薬株式会社
代理人弁理士法人栄光事務所
主分類A01N 31/14 20060101AFI20250725BHJP(農業;林業;畜産;狩猟;捕獲;漁業)
要約【課題】害虫防除組成物の有効成分である特定のピレスロイド系化合物が、包装材料の最内層である直鎖状低密度ポリエチレンに吸着されることを抑制し、これにより有効成分量の低下を抑制できる害虫防除組成物を提供することを目的とする。
【解決手段】フェノキシベンジル基を有するピレスロイド系化合物と、水溶性高分子化合物と、水と、を含有する害虫防除組成物であって、最内層が直鎖状低密度ポリエチレンからなる包装材料に充填されている、害虫防除組成物、フェノキシベンジル基を有するピレスロイド系化合物と、水と、を含有する害虫防除組成物に、水溶性高分子化合物を添加することを含む、最内層が直鎖状低密度ポリエチレンからなる包装材料への前記フェノキシベンジル基を有するピレスロイド系化合物の吸着を抑制する方法。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
フェノキシベンジル基を有するピレスロイド系化合物と、
水溶性高分子化合物と、
水と、を含有する害虫防除組成物であって、
最内層が直鎖状低密度ポリエチレンからなる包装材料に充填されている、害虫防除組成物。
続きを表示(約 330 文字)【請求項2】
さらにLogKowが2以上の溶剤を含有する、請求項1に記載の害虫防除組成物。
【請求項3】
前記水溶性高分子化合物が、ポリビニル系高分子化合物、セルロース系高分子化合物、ポリアクリル系高分子化合物、ナフタレンスルホン酸縮合物、ポリアルキレンオキシド及び増粘多糖類から選ばれる少なくとも1種である、請求項1又は2に記載の害虫防除組成物。
【請求項4】
フェノキシベンジル基を有するピレスロイド系化合物と、水と、を含有する害虫防除組成物に、水溶性高分子化合物を添加することを含む、
最内層が直鎖状低密度ポリエチレンからなる包装材料への前記フェノキシベンジル基を有するピレスロイド系化合物の吸着を抑制する方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、害虫防除組成物及び包装材料への吸着を抑制する方法に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
従来より、一般家庭において、害虫を駆除又は予防するために、害虫防除組成物をスプレー型のボトル容器に収容して、手軽に使用できるようにしたハンドスプレーが用いられている。例えば、特許文献1には、有機リン系等の殺虫成分及び界面活性剤を含有してなる水性殺虫製剤を、ハンドスプレーで散布し、チャドクガ幼虫を防除したことが記載されている。
【0003】
一方、容器の再利用による環境負荷低減を目的として、ボトル容器を再利用し、内容物だけを詰め替えて使用するため、いわゆるスタンディングパウチの形態での販売が広く行われるようになってきている。スタンディングパウチには、使用後は簡単に折りたためること、嵩張らず廃棄処理を容易にできることなどが求められており、そのため柔軟性があり、ボトル容器よりも薄い包装材料が使用されることが多い。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開平6-305904号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上記のようなスタンディングパウチに害虫防除組成物を収容する場合、包装材料の厚みや材質などによっては、害虫防除組成物中の有効成分の濃度が低下し、所望の効果が得られないことがある。本発明者らは、有効成分として特定のピレスロイド系化合物を含有する害虫防除組成物では、最内層が直鎖状低密度ポリエチレンである包装材料を用いた場合に、該ピレスロイド系化合物が当該最内層に吸着して、害虫防除組成物中の該ピレスロイド系化合物の濃度が低下するという課題があることを見出した。
【0006】
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであって、害虫防除組成物の有効成分である特定のピレスロイド系化合物が、包装材料の最内層である直鎖状低密度ポリエチレンに吸着されることを抑制し、害虫防除組成物中の該ピレスロイド系化合物の濃度が低下することを抑制できる害虫防除組成物、及び包装材料への特定のピレスロイド系化合物の吸着を抑制する方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
すなわち、本発明は以下に関する。
[1]フェノキシベンジル基を有するピレスロイド系化合物と、
水溶性高分子化合物と、
水と、を含有する害虫防除組成物であって、
最内層が直鎖状低密度ポリエチレンからなる包装材料に充填されている、害虫防除組成物。
[2]さらにLogKowが2以上の溶剤を含有する、[1]に記載の害虫防除組成物。
[3]前記水溶性高分子化合物が、ポリビニル系高分子化合物、セルロース系高分子化合物、ポリアクリル系高分子化合物、ナフタレンスルホン酸縮合物、ポリアルキレンオキシド及び増粘多糖類から選ばれる少なくとも1種である、[1]又は[2]に記載の害虫防除組成物。
[4]フェノキシベンジル基を有するピレスロイド系化合物と、水と、を含有する害虫防除組成物に、水溶性高分子化合物を添加することを含む、
最内層が直鎖状低密度ポリエチレンからなる包装材料への前記フェノキシベンジル基を有するピレスロイド系化合物の吸着を抑制する方法。
【発明の効果】
【0008】
本発明の害虫防除組成物及び包装材料への吸着を抑制する方法によれば、害虫防除組成物の有効成分である特定のピレスロイド系化合物が、包装材料の最内層である直鎖状低密度ポリエチレンに吸着されることを抑制し、これにより害虫防除組成物中の該ピレスロイド系化合物の濃度が低下することを抑制できる。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明に係る害虫防除組成物及び包装材料への吸着を抑制する方法について実施形態に基づき説明するが、本発明はこれら実施形態に限定されるものではない。なお、特に断らない限り、「~」の符号は、前後の数字を含む数値範囲を表す。
【0010】
本実施形態の害虫防除組成物は、(A)フェノキシベンジル基を有するピレスロイド系化合物と、(B)水溶性高分子化合物と、水と、を含有し、最内層が直鎖状低密度ポリエチレンからなる包装材料に充填されていることを特徴とする。
(【0011】以降は省略されています)

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