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公開番号
2025113361
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-01
出願番号
2025083857,2021102257
出願日
2025-05-20,2021-06-21
発明の名称
抗菌材料、抗菌材料分散液、抗菌材料分散体、および、それらの製造方法
出願人
住友金属鉱山株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
A01N
59/16 20060101AFI20250725BHJP(農業;林業;畜産;狩猟;捕獲;漁業)
要約
【課題】安定な無機物である抗菌材料、および、それらの製造方法を提供する。
【解決手段】一般式MxWyOzで表記されることを特徴とする複合タングステン酸化物微粒子を含有する抗菌材料を提供する。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
一般式MxWyOz(但し、M元素は、アルカリ金属、アルカリ土類金属、から選択される1種類以上の元素で、Wはタングステン、Oは酸素で、0.01≦x/y≦1.0、2.2≦z/y≦3.0)で表記されることを特徴とする複合タングステン酸化物微粒子である抗菌材料。
続きを表示(約 710 文字)
【請求項2】
前記複合タングステン酸化物微粒子が六方晶の結晶構造を含むことを特徴とする請求項1に記載の抗菌材料。
【請求項3】
前記複合タングステン酸化物微粒子の平均粒子径が10nm以上200nm以下であることを特徴とする請求項1または2に記載の抗菌材料。
【請求項4】
請求項1から3のいずれかに記載の抗菌材料と、溶媒とを含むことを特徴とする抗菌材料分散液。
【請求項5】
請求項1から3のいずれかに記載の抗菌材料と、固体媒体とを含むことを特徴とする抗菌材料分散体。
【請求項6】
一般式MxWyOz(但し、M元素は、H、He、アルカリ金属、アルカリ土類金属、希土類元素、Mg、Zr、Cr、Mn、Fe、Ru、Co、Rh、Ir、Ni、Pd、Pt、Cu、Ag、Au、Zn、Cd、Al、Ga、In、Tl、Si、Ge、Sn、Pb、Sb、B、F、P、S、Se、Br、Te、Ti、Nb、V、Mo、Ta、Re、Be、Hf、Os、Bi、Iから選択される1種類以上の元素で、Wはタングステン、Oは酸素で、0.01≦x/y≦1.0、2.2≦z/y≦3.0)で表記される六方晶の結晶構造を含む複合タングステン酸化物を製造する第1の工程と、
前記第1の工程で得られた複合タングステン酸化物を機械的に粉砕し、前記六方晶の結晶構造における格子定数においてa軸が7.3850Å以上7.4186Å以下、c軸が7.5600Å以上7.6240Å以下であり、粒子径が100nm以下である複合タングステン酸化物微粒子を製造する第2の工程とを、有することを特徴とする抗菌材料の製造方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、各種工業製品、家庭用品等を除菌するために用いられる抗菌材料、抗菌材料分散液、抗菌材料分散体、および、それらの製造方法に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)
【背景技術】
【0002】
抗菌効果を持つ物質として、カチオン系殺菌剤、ビグアニド系殺菌剤、ハロゲン化ジフェニルエーテルあるいはこれに類似する化合物が広く知られている。特許文献1では殺菌剤としてセチルピリジニウム塩酸塩、クロルヘキシジン、トリクロサン、イルガサンから選ばれた一種またはそれ以上の混合物が好ましい事が提案されている。
【0003】
一方、抗菌効果を持つ物質として亜鉛、銀、銅等の重金属イオンが広く知られている。特許文献2には、銀クロロ錯塩を含む抗菌剤が記載されている。そして、銀クロロ錯塩はチオ硫酸酢酸塩等とは異なりS
2-
イオンを含まないため、熱や酸により分解して有毒ガスを発生したり、硫化銀の形成により黒化することがなく安定であることが提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開平10-236914号公報
特開平10-182326号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、本発明者らの検討によると特許文献1、2の記載には、以下のような課題があることが判明した。
【0006】
特許文献1に記載された殺菌剤は有機物である。その結果、環境下における安定性が十分ではないため、使用用途、使用方法が限られると考えられた。
【0007】
特許文献2に記載された銀クロロ錯塩を含む抗菌剤は、チオ硫酸酢酸塩等と比較すると安定ではある。しかし、銀クロロ錯塩を長期間に渡って大気に暴露した場合には、大気中に含まれるH
2
Sガス、SO
2
ガス等と反応すると考えられ、高い抗菌効果を発現することが出来ない場合があると考えられた。また、大気中のH
2
Sガス、SO
2
ガス等と反応することで黒化することもある。
【0008】
本発明は、上述の状況のもとで為されたものであり、その解決しようとする課題は、長期間に渡って大気に暴露された場合も抗菌効果を維持し、且つ、変色することのない抗菌材料、抗菌材料分散液、抗菌材料分散体、および、それらの製造方法を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上述の課題を解決する為、本発明者らは研究を行った結果、無機微粒子である複合タングステン酸化物微粒子に抗菌効果があることを見出した。そして、当該複合タングステン酸化物微粒子は、抗菌効果が長期間に渡って大気に暴露された場合も抗菌効果を維持し、且つ、変色することのない無機物である上、大気中のH
2
Sガス、SO
2
ガスによっても変色しないものであることを知見し、本発明を完成した。
【0010】
即ち、上述の課題を解決する為の第1の発明は、
一般式MxWyOz(但し、M元素は、アルカリ金属、アルカリ土類金属、から選択される1種類以上の元素で、Wはタングステン、Oは酸素で、0.01≦x/y≦1.0、2.2≦z/y≦3.0)で表記されることを特徴とする複合タングステン酸化物微粒子を含有する抗菌材料である。
第2の発明は、
前記複合タングステン酸化物微粒子が六方晶の結晶構造を含むことを特徴とする第1の発明に記載の抗菌材料である。
第3の発明は、
前記複合タングステン酸化物微粒子の平均粒子径が10nm以上200nm以下であることを特徴とする第1または第2の発明に記載の抗菌材料である。
4の発明は、
第1から第3の発明のいずれかに記載の抗菌材料と、溶媒とを含むことを特徴とする抗菌材料分散液である。
第5の発明は、
第1から第3の発明のいずれかに記載の抗菌材料と、固体媒体とを含むことを特徴とする抗菌材料分散体である。
第6の発明は
一般式MxWyOz(但し、M元素は、H、He、アルカリ金属、アルカリ土類金属、希土類元素、Mg、Zr、Cr、Mn、Fe、Ru、Co、Rh、Ir、Ni、Pd、Pt、Cu、Ag、Au、Zn、Cd、Al、Ga、In、Tl、Si、Ge、Sn、Pb、Sb、B、F、P、S、Se、Br、Te、Ti、Nb、V、Mo、Ta、Re、Be、Hf、Os、Bi、Iから選択される1種類以上の元素で、Wはタングステン、Oは酸素で、0.01≦x/y≦1.0、2.2≦z/y≦3.0)で表記される六方晶の結晶構造を含む複合タングステン酸化物を製造する第1の工程と、
前記第1の工程で得られた複合タングステン酸化物を機械的に粉砕し、前記六方晶の結晶構造における格子定数においてa軸が7.3850Å以上7.4186Å以下、c軸が7.5600Å以上7.6240Å以下であり、粒子径が100nm以下である複合タングステン酸化物微粒子を製造する第2の工程とを、有することを特徴とする抗菌材料の製造方法である。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)
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