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公開番号2025113364
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-01
出願番号2025083925
出願日2025-05-20
発明の名称粘着剤層付き偏光板、表示装置
出願人富士フイルム株式会社
代理人個人,個人,個人,個人
主分類G02B 5/30 20060101AFI20250725BHJP(光学)
要約【課題】本発明は、カールの発生が抑制された、粘着剤層付き偏光板および表示装置を提供する。
【解決手段】保護フィルム、偏光子、ポジティブAプレート、および、ポジティブCプレートをこの順に有する偏光板と、偏光板のポジティブCプレート側に配置された粘着剤層と、を有する、粘着剤層付き偏光板であって、ポジティブAプレートが、重合性液晶化合物を硬化して得られる層であり、ポジティブCプレートの厚みが、20.0~70.0μmである、粘着剤層付き偏光板。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
保護フィルム、偏光子、ポジティブAプレート、および、ポジティブCプレートをこの順に有する偏光板と、
前記偏光板の前記ポジティブCプレート側に配置された粘着剤層と、を有する、粘着剤層付き偏光板であって、
前記ポジティブAプレートが、重合性液晶化合物を硬化して得られる層であり、
前記ポジティブCプレートの厚みが、20.0~70.0μmである、粘着剤層付き偏光板。
続きを表示(約 750 文字)【請求項2】
前記粘着剤層付き偏光板をガラス基板に前記粘着剤を介して貼合し、貼合された前記粘着剤層付き偏光板に対して100マスのクロスカット試験を行った際に、剥離するマス目の数が50個以下である、請求項1に記載の粘着剤層付き偏光板。
【請求項3】
前記ポジティブCプレートの波長550nmにおける厚み方向のレタデーションが-100~-30nmである、請求項1に記載の粘着剤層付き偏光板。
【請求項4】
前記ポジティブCプレートが、ポリマーフィルムを含む、請求項1に記載の粘着剤層付き偏光板。
【請求項5】
前記ポリマーフィルムが、セルロースアシレートフィルムである、請求項4に記載の粘着剤層付き偏光板。
【請求項6】
前記ポリマーフィルムの波長550nmにおける面内レタデーションが10nm以下である、請求項4に記載の粘着剤層付き偏光板。
【請求項7】
前記ポリマーフィルムの波長550nmにおける厚み方向のレタデーションが-100~30nmである、請求項4に記載の粘着剤層付き偏光板。
【請求項8】
前記ポジティブCプレートが、垂直配向液晶層と、前記ポリマーフィルムとを含む、請求項4に記載の粘着剤層付き偏光板。
【請求項9】
前記垂直配向液晶層が、前記ポリマーフィルム側に偏在している架橋物を含む、請求項8に記載の粘着剤層付き偏光板。
【請求項10】
前記垂直配向液晶層が、液晶化合物および架橋性ポリマーを含む組成物を用いて形成された層であり、前記架橋性ポリマーが水酸基を有する、請求項8に記載の粘着剤層付き偏光板。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、粘着剤層付き偏光板および表示装置に関する。
続きを表示(約 2,300 文字)【背景技術】
【0002】
液晶化合物を用いて形成される光学異方性層は、ディスプレイ分野など種々の分野で適用されている。
例えば、特許文献1においては、偏光子と光学異方性層とを含む偏光板の製造方法が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
国際公開第2023/276611号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
偏光板の使用形態の一つとして、偏光板の一方の表面に粘着剤層を配置して、粘着剤層付き偏光板として使用することが望まれている。
本発明者らは、特許文献1に開示されるような偏光板の一方の表面に粘着剤層を配置して、粘着剤層付き偏光板を作製したところ、粘着剤層付き偏光板にカールが発生し、被貼合物への貼合がしづらいという問題があることが分かった。
【0005】
本発明は、上記実情に鑑みて、カールの発生が抑制された、粘着剤層付き偏光板を提供することを課題とする。
また、本発明は、表示装置を提供することも課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明者らは、上記課題を解決すべく鋭意検討を重ねたところ、以下の構成の本発明を完成させた。
【0007】
本発明者らは、以下の構成により上記課題を解決できることを見出した。
【0008】
(1) 保護フィルム、偏光子、ポジティブAプレート、および、ポジティブCプレートをこの順に有する偏光板と、
偏光板のポジティブCプレート側に配置された粘着剤層と、を有する、粘着剤層付き偏光板であって、
ポジティブAプレートが、重合性液晶化合物を硬化して得られる層であり、
ポジティブCプレートの厚みが、20.0~70.0μmである、粘着剤層付き偏光板。
(2) 粘着剤層付き偏光板をガラス基板に粘着剤を介して貼合し、貼合された粘着剤層付き偏光板に対して100マスのクロスカット試験を行った際に、剥離するマス目の数が50個以下である、(1)に記載の粘着剤層付き偏光板。
(3) ポジティブCプレートの波長550nmにおける厚み方向のレタデーションが-100~-30nmである、(1)または(2)に記載の粘着剤層付き偏光板。
(4) ポジティブCプレートが、ポリマーフィルムを含む、(1)~(3)のいずれかに記載の粘着剤層付き偏光板。
(5) ポリマーフィルムが、セルロースアシレートフィルムである、(4)に記載の粘着剤層付き偏光板。
(6) ポリマーフィルムの波長550nmにおける面内レタデーションが10nm以下である、(4)または(5)に記載の粘着剤層付き偏光板。
(7) ポリマーフィルムの波長550nmにおける厚み方向のレタデーションが-100~30nmである、(4)~(6)のいずれかに記載の粘着剤層付き偏光板。
(8) ポジティブCプレートが、垂直配向液晶層と、ポリマーフィルムとを含む、(4)~(7)のいずれかに記載の粘着剤層付き偏光板。
(9) 垂直配向液晶層が、ポリマーフィルム側に偏在している架橋物を含む、(8)に記載の粘着剤層付き偏光板。
(10) 垂直配向液晶層が、液晶化合物および架橋性ポリマーを含む組成物を用いて形成された層であり、架橋性ポリマーが水酸基を有する、(8)または(9)に記載の粘着剤層付き偏光板。
(11) 垂直配向液晶層が、ポリマーフィルム側とは反対側の表面に、光異性化化合物を含む、(8)~(10)のいずれかに記載の粘着剤層付き偏光板。
(12) 偏光子の吸収軸と、ポジティブAプレートの面内遅相軸とのなす角度が45±10°であり、
ポジティブAプレートの波長550nmにおける面内レタデーションが120~170nmである、(1)~(11)のいずれかに記載の粘着剤層付き偏光板。
(13) 偏光子とポジティブAプレートとがポリビニルアルコール系粘着剤を介して積層されている、(1)~(12)のいずれかに記載の粘着剤層付き偏光板。
(14) ポジティブAプレートが、重合性液晶化合物および後述する式(1)で表される基を有するポリマーを含む組成物を硬化して得られる層である、(1)~(13)のいずれかに記載の粘着剤層付き偏光板。
(15) 偏光子とポジティブAプレートとが紫外線硬化性接着剤を硬化してなる接着剤層を介して積層されている、(1)~(12)のいずれかに記載の粘着剤層付き偏光板。
(16) ポリマーフィルムは、垂直配向液晶層中に含まれる液晶由来成分を含む領域Aを含み、領域Aの厚みは20~200nmである、(8)~(14)のいずれかに記載の粘着剤層付き偏光板。
(17)(1)~(16)のいずれかにに記載の粘着剤層付き偏光板を有する表示装置。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、カールの発生が抑制された、粘着剤層付き偏光板を提供できる。
また、本発明によれば、表示装置も提供できる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本発明の粘着剤層付き偏光板の一例を概念的に示す図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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