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公開番号2025113475
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-01
出願番号2025090020,2021035598
出願日2025-05-29,2021-03-05
発明の名称光学部材駆動装置およびそれを備えた投射型映像表示装置
出願人パナソニックホールディングス株式会社
代理人個人,個人
主分類G02B 26/08 20060101AFI20250725BHJP(光学)
要約【課題】光学部材の姿勢を変更する光学部材駆動装置を小型化する。
【解決手段】光学部材駆動装置20は、光が入射する光学部材24と、光学部材24の外周縁の異なる部分を入射する直前の光の進行方向にそれぞれシフトする複数のアクチュエータ26A~26Dとを有する。アクチュエータ26A~26Dそれぞれが、前記進行方向に対して直交する方向に延在する回転中心線Ca~Cdを中心として回動し、一端30aで光学部材24を支持するアーム30、アーム30の他端30bに設けられて、アーム30の他端30bから一端30aに向かう方向に延在し、電流が流れる導電体36、およびアーム30の他端30bを間隔をあけて挟むように設けられ、導電体36の延在方向に対して交差する方向の磁界を発生させる磁石対40、42を含んでいる。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
光が入射する光学部材と、
前記光学部材の外周縁の異なる部分を入射する直前の光の進行方向にそれぞれシフトする複数のアクチュエータと、を有し、
前記アクチュエータそれぞれが、
前記進行方向に対して直交する方向に延在する回転中心線を中心として回動し、一端で前記光学部材を支持するアーム、
前記アームの他端に設けられて、前記アームの他端から一端に向かう方向に延在し、電流が流れる導電体、および
前記アームの他端を間隔をあけて挟むように設けられ、前記導電体の延在方向に対して交差する方向の磁界を発生させる磁石対を含んでいる、光学部材駆動装置。
続きを表示(約 650 文字)【請求項2】
前記導電体が、前記アームの他端から一端に向かって延在する第1の直線状部と、前記第1の直線状部に対して平行に延在する第2の直線状部とを含むコイルであって、
前記磁石対が、前記第1の直線状部を挟むように設けられ、前記第1の直線状部の延在方向に対して交差する方向の磁界を発生させる第1の磁石対と、前記第2の直線状部を挟むように設けられ、前記第1の磁石対の磁界の方向と反対方向の磁界を発生させる第2の磁石対とを含んでいる、請求項1に記載の光学部材駆動装置。
【請求項3】
前記光学部材と複数の前記アームの一端それぞれとを接続する複数の弾性部材を有する、請求項1または2に記載の光学部材駆動装置。
【請求項4】
前記光学部材が、前記進行方向視で円形状であって、
複数のアクチュエータが、前記進行方向視で90度の間隔をあけて設けられている、請求項1から3のいずれか一項に記載の光学部材駆動装置。
【請求項5】
前記光学部材が、光が透過する平行平板ガラスである、請求項1から4のいずれか一項に記載の光学部材駆動装置。
【請求項6】
光源と、
前記光源からの光を映像光に変換する光変調素子と、
前記光変調素子からの映像光が入射する請求項1から5のいずれか一項に記載の光学部材駆動装置と、
前記光学部材駆動装置から出射された映像光を投射する投射レンズと、を有する、投射型映像表示装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、映像光の投射位置をシフトさせる光学部材駆動装置およびそれを備える投射型映像表示装置に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
例えば、特許文献1には、映像光が透過する平行平板ガラスの姿勢を変更することにより、映像をシフトさせる光学部材駆動装置が開示されている。この光学部材駆動装置は、平行平板ガラスを回動可能に支持する一端を備える連結部を有する。複数の連結部それぞれは、平行平板ガラスの外周縁の異なる部分を支持する。また、複数の連結部それぞれは、その中央部を通過する回転中心線を中心として回動する。さらに、複数の連結部それぞれの他端は、平行平板ガラスを透過する直前の光の進行方向にストロークするアクチュエータの可動部によってシフトされる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2006-310138号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1に記載する光学部材駆動装置の場合、アクチュエータの可動部が光の進行方向にストロークするために、光学部材駆動装置が大型化する、特に光の進行方向のサイズが大型化する。
【0005】
そこで、本開示は、光学部材の姿勢を変更する光学部材駆動装置を小型化することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上述の課題を解決するために、本開示の一態様によれば、
光が入射する光学部材と、
前記光学部材の外周縁の異なる部分を入射する直前の光の進行方向にそれぞれシフトする複数のアクチュエータと、を有し、
前記アクチュエータそれぞれが、
前記進行方向に対して直交する方向に延在する回転中心線を中心として回動し、一端で前記光学部材を支持するアーム、
前記アームの他端に設けられて、前記アームの他端から一端に向かう方向に延在し、電流が流れる導電体、および
前記アームの他端を間隔をあけて挟むように設けられ、前記導電体の延在方向に対して交差する方向の磁界を発生させる磁石対を含んでいる、光学部材駆動装置が提供される。
【0007】
また、本開示の別態様によれば、
光源と、
前記光源からの光を映像光に変換する光変調素子と、
前記光変調素子からの映像光が入射する上述の光学部材駆動装置と、
前記光学部材駆動装置から出射された映像光を投射する投射レンズと、を有する、投射型映像表示装置が提供される。
【発明の効果】
【0008】
本開示によれば、光学部材の姿勢を変更する光学部材駆動装置を小型化することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本開示の一実施の形態に係る光学部材駆動装置を搭載する一例の投射型画像表示装置の概略的構成図
一実施の形態に係る光学部材駆動装置の斜視図
光学部材駆動装置の上面図
映像光が透過している状態の光学部材駆動装置の部分的断面図
磁界発生ユニットの構造を示す図
映像光を幅方向の一方にシフトさせた状態の光学部材駆動装置の部分的断面図
映像光を幅方向の他方にシフトさせた状態の光学部材駆動装置の部分的断面図
別の実施の形態に係る光学部材駆動装置の上面図
【発明を実施するための形態】
【0010】
本開示の一態様に係る光学部材駆動装置は、光が入射する光学部材と、前記光学部材の外周縁の異なる部分を入射する直前の光の進行方向にそれぞれシフトする複数のアクチュエータと、を有し、前記アクチュエータそれぞれが、前記進行方向に対して直交する方向に延在する回転中心線を中心として回動し、一端で前記光学部材を支持するアーム、前記アームの他端に設けられて、前記アームの他端から一端に向かう方向に延在し、電流が流れる導電体、および前記アームの他端を間隔をあけて挟むように設けられ、前記導電体の延在方向に対して交差する方向の磁界を発生させる磁石対を含んでいる。
(【0011】以降は省略されています)

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