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公開番号
2025113479
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-01
出願番号
2025090158,2024009306
出願日
2025-05-29,2019-11-22
発明の名称
画像形成装置
出願人
キヤノン株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
G03G
15/20 20060101AFI20250725BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約
【課題】安価かつ簡単な構成で、定着フィルムの摺動性を確保しつつ定着フィルム端部からの潤滑剤の漏れを低減すること。
【解決手段】ヒータホルダ130の定着フィルムガイド面のうち、定着フィルム112の回転方向に関して、ヒータ113よりも上流側の定着フィルムガイド面にのみ、回転方向に延びており、かつ、その延伸方向が、長手方向およびニップ部における記録材搬送方向に対して直交する方向に見たときに、長手方向および記録材搬送方向に対して傾斜する、潤滑剤が入り込んでいる凹部132aが長手方向に複数並んでおり、凹部132aは全て、回転方向の下流側に向うに連れて、長手方向に関するヒータホルダ130の中央に近づくように傾斜しており、凹部132aの傾斜角度は、長手方向の端部の凹部ほど大きくなっており、定着フィルムガイド面の上流側が下流側に対して鉛直方向における下方になるように定着装置100が配置されている。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
記録材にトナー像を形成する画像形成部と、
記録材に形成されたトナー像を記録材に定着する定着部であって、筒状の定着フィルムと、前記定着フィルムの内部空間に、その長手方向が前記定着フィルムの長手方向に沿って配置されているヒータと、前記定着フィルムの内部空間に、その長手方向が前記定着フィルムの長手方向に沿って配置されているヒータホルダであって、回転する前記定着フィルムをガイドする機能も有するヒータホルダと、前記定着フィルムの外周面に接触して前記ヒータと共に前記定着フィルムを挟み込み、前記定着フィルムとの間にニップ部を形成する加圧ローラと、を有する定着部と、
を備え、トナー像が形成された記録材を前記ニップ部で搬送しつつ前記ヒータの熱で加熱することで記録材にトナー像を形成する画像形成装置において、
前記ヒータホルダの定着フィルムガイド面のうち、前記定着フィルムの回転方向に関して、前記ヒータよりも上流側の前記定着フィルムガイド面にのみ、前記回転方向に延びており、かつ、その延伸方向が、前記長手方向および前記ニップ部における記録材搬送方向に対して直交する方向に見たときに、前記長手方向および前記記録材搬送方向に対して傾斜する、潤滑剤が入り込んでいる凹部が前記長手方向に複数並んでおり、
前記凹部は全て、前記回転方向の下流側に向うに連れて、前記長手方向に関する前記ヒータホルダの中央に近づくように傾斜しており、
前記凹部の傾斜角度は、前記長手方向の端部の凹部ほど大きくなっており、
前記定着フィルムガイド面の前記上流側が前記下流側に対して鉛直方向における下方になるように前記定着部が配置されていることを特徴とする画像形成装置。
続きを表示(約 130 文字)
【請求項2】
静電潜像が形成される感光体と、
前記静電潜像をトナーにより現像しトナー像を形成する現像手段と、
前記トナー像を記録材に転写する転写手段と、
請求項1に記載の定着装置と、
を備えることを特徴とする画像形成装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、画像形成装置に関し、特に、電子写真方式の複写機・レーザプリンタ等の画像形成装置に用いられる定着装置に関する。
続きを表示(約 2,200 文字)
【背景技術】
【0002】
電子写真方式で用いられる定着装置として、従来からフィルム加熱方式が知られている。フィルム加熱方式の定着装置は、セラミック製の基板上に抵抗発熱体を有するヒータと、ヒータと接触しつつ加熱され回転する定着フィルムと、定着フィルムを介してヒータとともにニップ部を形成する加圧ローラなどを有している。未定着のトナー像を担持する記録材は、このニップ部で挟持搬送されつつ加熱され、これにより記録材上の未定着のトナー像が記録材に定着される。
【0003】
フィルム加熱方式の定着装置では、ヒータと定着フィルム内面との間に潤滑剤を介在させることにより、ヒータと定着フィルム内面との摺動摩擦抵抗を減少させている。この潤滑剤は、組み立て当初に、例えばヒータに塗布され、定着フィルム内面との間に介在している。そして、定着フィルムを介してヒータに加圧ローラを押圧して定着フィルムを回転駆動させることにより、潤滑剤が定着フィルムの内面全体に回り込む。しかしながら、定着フィルムが更に回転駆動を続けると、余剰の潤滑剤が定着フィルムの端部から漏れ出て定着フィルムの外面に回り込んでしまい、ニップ部に進入してしまう場合がある。このような状態になると潤滑剤が記録材に付着し、画像不良などの課題を起こすおそれがある。
【0004】
例えば、特許文献1では、次のような構成が開示されている。ヒータを支持するヒータ支持部材のヒータより記録材の搬送方向において下流側、かつ、搬送方向と直交する長手方向の両端部に対応する位置、又は両端部を含む長手方向全域に、潤滑材を溜めるための溝を設けた構成が提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2008-076589号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、従来例では、定着フィルムが回転する際に、定着フィルムが溝部の定着フィルムに近い部分と定常的に接触しながら摺動する。ヒータに塗布される潤滑剤としては、基油と増ちょう剤とを主成分とするグリスが用いられることが多いが、特に高温になると基油が増ちょう剤から離油しやすくなる。そうした場合に、定着フィルムに近い部分の溝部に溜められたグリスから離油した基油が、定着フィルム内面とヒータ支持部材との間の微小な隙間から毛細管現象によって次々に溝部外に漏れ出てしまう。基油が必要以上に定着フィルムとヒータとの間に供給された場合、基油がニップ部で加圧され、長手方向に押し広げられる。また定着フィルム内面とヒータとの間の微小な隙間から毛細管現象によって長手方向における定着フィルムの端部方向に基油が移動するなどし、基油、つまり潤滑剤が定着フィルム外に漏れ出るリスクが増えてしまう。
【0007】
本発明は、このような状況のもとでなされたもので、安価かつ簡単な構成で、定着フィルムの摺動性を確保しつつ定着フィルム端部からの潤滑剤の漏れを低減することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上述した課題を解決するために、本発明は、以下の構成を備える。
【0009】
(1)記録材にトナー像を形成する画像形成部と、記録材に形成されたトナー像を記録材に定着する定着部であって、筒状の定着フィルムと、前記定着フィルムの内部空間に、その長手方向が前記定着フィルムの長手方向に沿って配置されているヒータと、前記定着フィルムの内部空間に、その長手方向が前記定着フィルムの長手方向に沿って配置されているヒータホルダであって、回転する前記定着フィルムをガイドする機能も有するヒータホルダと、前記定着フィルムの外周面に接触して前記ヒータと共に前記定着フィルムを挟み込み、前記定着フィルムとの間にニップ部を形成する加圧ローラと、を有する定着部と、を備え、トナー像が形成された記録材を前記ニップ部で搬送しつつ前記ヒータの熱で加熱することで記録材にトナー像を形成する画像形成装置において、前記ヒータホルダの定着フィルムガイド面のうち、前記定着フィルムの回転方向に関して、前記ヒータよりも上流側の前記定着フィルムガイド面にのみ、前記回転方向に延びており、かつ、その延伸方向が、前記長手方向および前記ニップ部における記録材搬送方向に対して直交する方向に見たときに、前記長手方向および前記記録材搬送方向に対して傾斜する、潤滑剤が入り込んでいる凹部が前記長手方向に複数並んでおり、前記凹部は全て、前記回転方向の下流側に向うに連れて、前記長手方向に関する前記ヒータホルダの中央に近づくように傾斜しており、前記凹部の傾斜角度は、前記長手方向の端部の凹部ほど大きくなっており、前記定着フィルムガイド面の前記上流側が前記下流側に対して鉛直方向における下方になるように前記定着部が配置されていることを特徴とする画像形成装置。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、安価かつ簡単な構成で、定着フィルムの摺動性を確保しつつ定着フィルム端部からの潤滑剤の漏れを低減することができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)
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