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公開番号
2025114102
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-05
出願番号
2024008555
出願日
2024-01-24
発明の名称
電源制御装置
出願人
ローム株式会社
代理人
弁理士法人 佐野特許事務所
主分類
H02M
3/28 20060101AFI20250729BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約
【課題】絶縁型DC/DCコンバータの効率を改善できる電源制御装置を提供する。
【解決手段】電源制御装置(1Y)は、帰還電圧(Vfb)をゲインによって増幅するように構成されるゲイン付加部(6)と、前記ゲイン付加部による増幅後の電圧(Vfb_g)と電流検出部(Rcs)の検出信号(Vcs)に基づき、ハイサイドスイッチ(QH)をターンオフさせるための信号(Cp)を生成するように構成されるターンオフ制御部(70)と、前記ハイサイドスイッチがオフ状態においてローサイドスイッチ(QL)がターンオフされたときに、前記ハイサイドスイッチと前記ローサイドスイッチが接続されるノード(Nd)に発生するハーフブリッジ電圧(Vhb)に基づいたタイミングで前記ハイサイドスイッチをターンオンさせるように構成されるターンオン制御部(2)と、を備え、前記ゲインは、前記帰還電圧に基づいて可変に制御される。
【選択図】図6
特許請求の範囲
【請求項1】
磁気結合された1次側インダクタおよび2次側インダクタと、
前記1次側インダクタに接続される共振コンデンサと、
前記1次側インダクタに接続される共振インダクタと、
前記共振インダクタにそれぞれ接続されるハイサイドスイッチおよびローサイドスイッチを有するハーフブリッジと、
前記共振インダクタを流れる1次側電流を検出するように構成される電流検出部と、
前記2次側インダクタに接続されて出力電圧を出力するように構成される整流平滑回路と、
前記出力電圧に基づいて1次側へ帰還させる帰還電圧を生成するように構成される帰還電圧生成部と、
を備える絶縁型DC/DCコンバータに用いられる電源制御装置であって、
前記帰還電圧をゲインによって増幅するように構成されるゲイン付加部と、
前記ゲイン付加部による増幅後の電圧と前記電流検出部の検出信号に基づき、前記ハイサイドスイッチをターンオフさせるための信号を生成するように構成されるターンオフ制御部と、
前記ハイサイドスイッチがオフ状態において前記ローサイドスイッチがターンオフされたときに、前記ハイサイドスイッチと前記ローサイドスイッチが接続されるノードに発生するハーフブリッジ電圧に基づいたタイミングで前記ハイサイドスイッチをターンオンさせるように構成されるターンオン制御部と、
を備え、
前記ゲインは、前記帰還電圧に基づいて可変に制御される、電源制御装置。
続きを表示(約 780 文字)
【請求項2】
前記ハイサイドスイッチがオフ状態において前記ローサイドスイッチがターンオフされたときに、前記ハーフブリッジ電圧が極大となるボトムの数が、前記帰還電圧に基づいて決定される所定のボトム数に達することを検出するように構成されるボトムスキップ制御部をさらに備え、
前記ターンオン制御部は、前記ボトムスキップ制御部による検出に基づいたタイミングで前記ハイサイドスイッチをターンオンさせる、請求項1に記載の電源制御装置。
【請求項3】
前記ゲインは、前記所定のボトム数に応じて可変に設定される、請求項2に記載の電源制御装置。
【請求項4】
軽負荷状態において前記1次側電流のピーク電流が所定の最小電流値となるときに、前記ローサイドスイッチがターンオフされたときの前記1次側電流の値は0A以上である、請求項1に記載の電源制御装置。
【請求項5】
前記ゲイン付加部は、
前記帰還電圧の印加端に第1端が接続される第1抵抗と、
前記第1抵抗の第2端と接地端との間にそれぞれ接続される複数の第2抵抗および複数のスイッチと、
を有し、
前記ボトムスキップ制御部は、前記所定のボトム数に応じて前記スイッチのオンオフを制御する、請求項1に記載の電源制御装置。
【請求項6】
前記ターンオフ制御部は、前記増幅後の電圧と前記電流検出信号とが入力されるように構成されるコンパレータを有する、請求項1に記載の電源制御装置。
【請求項7】
請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の電源制御装置を備える絶縁型DC/DCコンバータ。
【請求項8】
請求項7に記載の絶縁型DC/DCコンバータを有するAD/DCコンバータを備えるACアダプタ。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、電源制御装置に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、絶縁型DC/DCコンバータが様々に提案されている(例えば特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2017-225248号公報
【0004】
[概要]
絶縁型DC/DCコンバータでは、効率の向上が要望されている。
【0005】
上記状況に鑑み、本開示は、絶縁型DC/DCコンバータの効率を改善できる電源制御装置を提供することを目的とする。
【0006】
本開示の一態様に係る電源制御装置は、
磁気結合された1次側インダクタおよび2次側インダクタと、
前記1次側インダクタに接続される共振コンデンサと、
前記1次側インダクタに接続される共振インダクタと、
前記共振インダクタにそれぞれ接続されるハイサイドスイッチおよびローサイドスイッチを有するハーフブリッジと、
前記共振インダクタを流れる1次側電流を検出するように構成される電流検出部と、
前記2次側インダクタに接続されて出力電圧を出力するように構成される整流平滑回路と、
前記出力電圧に基づいて1次側へ帰還させる帰還電圧を生成するように構成される帰還電圧生成部と、
を備える絶縁型DC/DCコンバータに用いられる電源制御装置であって、
前記帰還電圧をゲインによって増幅するように構成されるゲイン付加部と、
前記ゲイン付加部による増幅後の電圧と前記電流検出部の検出信号に基づき、前記ハイサイドスイッチをターンオフさせるための信号を生成するように構成されるターンオフ制御部と、
前記ハイサイドスイッチがオフ状態において前記ローサイドスイッチがターンオフされたときに、前記ハイサイドスイッチと前記ローサイドスイッチが接続されるノードに発生するハーフブリッジ電圧に基づいたタイミングで前記ハイサイドスイッチをターンオンさせるように構成されるターンオン制御部と、
を備え、
前記ゲインは、前記帰還電圧に基づいて可変に制御される構成としている。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1は、絶縁型DC/DCコンバータの構成例を示す図である。
図2は、比較例に係る電源制御装置の内部構成を示す図である。
図3は、ボトム数と帰還電圧の閾値電圧との対応関係の一例を示す表である。
図4は、比較例に係る重負荷状態での動作例を示すタイミングチャートである。
図5は、比較例に係る軽負荷状態での動作例を示すタイミングチャートである。
図6は、本開示の例示的な実施形態に係る電源制御装置の内部構成を示す図である。
図7は、ボトム数とゲインとの対応関係の一例を示す表である。
図8は、電源制御装置におけるゲイン付加部の構成例を示す図である。
図9は、本開示の実施形態に係る電源制御装置による軽負荷状態における動作例を示すタイミングチャートである。
図10は、比較例における出力電力とIpeakおよびInegとの関係の一例を示すグラフである。
図11は、本開示の実施形態における出力電力とIpeakおよびInegとの関係の一例を示すグラフである。
図12は、ACアダプタの構成例を示す図である。
【0008】
[詳細な説明]
以下、本開示の例示的な実施形態について、図面を参照して説明する。
【0009】
<絶縁型DC/DCコンバータ>
図1は、絶縁型DC/DCコンバータの構成例を示す図である。図1に示す絶縁型DC/DCコンバータ100は、電源制御装置1と、1次側回路101と、2次側回路102と、補助回路103と、を備え、AHB(Asymmetric Half Bridge)型フライバックコンバータとして構成される。絶縁型DC/DCコンバータ100は、直流電圧である入力電圧Vinを直流電圧である出力電圧Voutに変換する。出力電圧Voutは、負荷Zに供給される。
【0010】
1次側回路101は、ハイサイドスイッチQHと、ローサイドスイッチQLと、1次側インダクタLpと、共振インダクタLrと、共振コンデンサCrと、電流検出抵抗Rcsと、を有する。なお、ハイサイドスイッチQHとローサイドスイッチQLは、電源制御装置1に内蔵してもよい。
(【0011】以降は省略されています)
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