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公開番号2025114902
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-06
出願番号2024009127
出願日2024-01-25
発明の名称電力供給システム及び移動体
出願人本田技研工業株式会社
代理人弁理士法人桐朋
主分類H02J 1/00 20060101AFI20250730BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】第1蓄電装置の出力電圧と第2蓄電装置の出力電圧とに差が生じた場合であっても、過電流の発生を抑制する電力供給システムを提供する。
【解決手段】電力供給システム10は、電力供給回路の第1配線28a上に設けられた第1切替器34aと、電力供給回路の第2配線30a上に設けられた第2切替器36aと、第1切替器を迂回する第3配線38a上に設けられた第3切替器40aと、第3配線と第2配線と接続される第4配線44a上に設けられた第4切替器46aと、第3配線上の第1部位84a、第4配線上の第2部位86a及び第3配線上の第3部位88aのうち少なくとも2つの部位に配置された抵抗と、を備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
蓄電装置から負荷装置に電力を供給する電力供給回路を有する電力供給システムであって、
前記電力供給回路に備えられた正極配線と負極配線とのうちの一方である第1配線と、
前記第1配線上に設けられ、前記蓄電装置と前記負荷装置との間を接続する接続状態と、前記蓄電装置と前記負荷装置との間を遮断する遮断状態とを切り替える第1切替器と、
前記正極配線と前記負極配線とのうちの他方である第2配線と、
前記第2配線上に設けられ、前記蓄電装置と前記負荷装置との間を接続する接続状態と、前記蓄電装置と前記負荷装置との間を遮断する遮断状態とを切り替える第2切替器と、
前記第1切替器を迂回する第3配線と、
前記第3配線上に設けられ、前記蓄電装置と前記負荷装置との間を接続する接続状態と、前記蓄電装置と前記負荷装置との間を遮断する遮断状態とを切り替える第3切替器と、
前記第3切替器よりも前記負荷装置に近い第1ノードにおいて前記第3配線と接続され、前記第2切替器よりも前記蓄電装置に近い第2ノードにおいて前記第2配線と接続される第4配線と、
前記第4配線上に設けられ、前記第3配線と前記第2配線との間を接続する接続状態と、前記第3配線と前記第2配線との間を遮断する遮断状態とを切り替える第4切替器と、
前記第3配線のうちの前記蓄電装置と前記第1ノードとの間に位置する部位である第1部位、前記第4配線上の部位である第2部位、及び、前記第3配線のうちの前記第1ノードと前記負荷装置との間に位置する部位である第3部位のうち少なくとも2つの部位に配置された抵抗と、
を備える、電力供給システム。
続きを表示(約 1,600 文字)【請求項2】
請求項1に記載の電力供給システムにおいて、
前記抵抗は、前記第1部位、前記第2部位及び前記第3部位の3か所に配置される、電力供給システム。
【請求項3】
請求項1に記載の電力供給システムにおいて、
前記抵抗は、前記第1部位及び前記第2部位の2か所に配置される、電力供給システム。
【請求項4】
請求項1に記載の電力供給システムにおいて、
前記抵抗は、前記第2部位及び前記第3部位の2か所に配置される、電力供給システム。
【請求項5】
請求項1に記載の電力供給システムにおいて、
前記抵抗は、前記第1部位及び前記第3部位の2か所に配置される、電力供給システム。
【請求項6】
蓄電装置から負荷装置に電力を供給する電力供給回路を有する電力供給システムであって、
前記電力供給回路に備えられた正極配線と負極配線とのうちの一方の配線である第1配線と、
前記第1配線上に設けられ、前記蓄電装置と前記負荷装置との間を接続する接続状態と、前記蓄電装置と前記負荷装置との間を遮断する遮断状態とを切り替える第1切替器と、
前記正極配線と前記負極配線とのうちの他方の配線である第2配線と、
前記第2配線上に設けられ、前記蓄電装置と前記負荷装置との間を接続する接続状態と、前記蓄電装置と前記負荷装置との間を遮断する遮断状態とを切り替える第2切替器と、
前記第1切替器を迂回する第3配線と、
前記第3配線上に設けられ、前記蓄電装置と前記負荷装置との間を接続する接続状態と、前記蓄電装置と前記負荷装置との間を遮断する遮断状態とを切り替える第3切替器と、
前記第3配線上に設けられ、前記第3切替器と直列に接続された第1抵抗と、
前記第1切替器よりも前記負荷装置に近い第3ノードにおいて前記第1配線と接続され、前記第2切替器よりも前記蓄電装置に近い第4ノードにおいて前記第2配線と接続される第4配線と、
前記第4配線上に設けられ、前記第3配線と前記第2配線との間を接続する接続状態と、前記第3配線と前記第2配線との間を遮断する遮断状態とを切り替える第4切替器と、
前記第4配線上に設けられ、前記第4切替器と直列に接続された第2抵抗と、
を備える、電力供給システム。
【請求項7】
請求項1~6のいずれか1項に記載の電力供給システムにおいて、
前記負荷装置は、平滑コンデンサを有し、
前記平滑コンデンサを充電する場合、前記第1切替器を前記遮断状態とし、前記第2切替器を前記接続状態とし、前記第3切替器を前記接続状態とし、前記第4切替器を前記遮断状態とする、電力供給システム。
【請求項8】
請求項1~6のいずれか1項に記載の電力供給システムにおいて、
前記蓄電装置から前記負荷装置に電力を供給する場合、前記第1切替器を前記接続状態とし、前記第2切替器を前記接続状態とし、前記第3切替器を前記遮断状態とし、前記第4切替器を前記遮断状態とする、電力供給システム。
【請求項9】
請求項1~6のいずれか1項に記載の電力供給システムにおいて、
前記負荷装置は、平滑コンデンサを有し、
前記平滑コンデンサを放電させる場合、前記第1切替器を前記遮断状態とし、前記第2切替器を前記接続状態とし、前記第3切替器を前記遮断状態とし、前記第4切替器を前記接続状態とする、電力供給システム。
【請求項10】
請求項1~6のいずれか1項に記載の電力供給システムにおいて、
前記蓄電装置を放電させる場合、前記第1切替器を前記接続状態とし、前記第2切替器を前記遮断状態とし、前記第3切替器を前記遮断状態とし、前記第4切替器を前記接続状態とする、電力供給システム。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、電力供給システム及び移動体に関する。
続きを表示(約 2,800 文字)【背景技術】
【0002】
下記の特許文献1には、高圧バッテリとモータジェネレータとを備える電力供給システムが開示されている。高圧バッテリとモータジェネレータとの間には、3つのリレーと、抵抗体(プレチャージ抵抗)と、コンデンサ(平滑コンデンサ)と、降圧コンバータとが介在する。この電力供給システムでは、3つのリレーのオンとオフとを制御することによって、抵抗体を介してコンデンサのプレチャージを行うことができる。また、この電力供給システムでは、3つのリレーのオンとオフとを制御することによって、コンデンサに蓄積された電荷を抵抗体を介して放電することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2010-141958号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
より良好な電力供給システム及び移動体が待望されている。
【0005】
本発明は、上述した課題を解決することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の第1の態様は、蓄電装置から負荷装置に電力を供給する電力供給回路を有する電力供給システムであって、前記電力供給回路に備えられた正極配線と負極配線とのうちの一方である第1配線と、前記第1配線上に設けられ、前記蓄電装置と前記負荷装置との間を接続する接続状態と、前記蓄電装置と前記負荷装置との間を遮断する遮断状態とを切り替える第1切替器と、前記正極配線と前記負極配線とのうちの他方である第2配線と、前記第2配線上に設けられ、前記蓄電装置と前記負荷装置との間を接続する接続状態と、前記蓄電装置と前記負荷装置との間を遮断する遮断状態とを切り替える第2切替器と、前記第1切替器を迂回する第3配線と、前記第3配線上に設けられ、前記蓄電装置と前記負荷装置との間を接続する接続状態と、前記蓄電装置と前記負荷装置との間を遮断する遮断状態とを切り替える第3切替器と、前記第3切替器よりも前記負荷装置に近い第1ノードにおいて前記第3配線と接続され、前記第2切替器よりも前記蓄電装置に近い第2ノードにおいて前記第2配線と接続される第4配線と、前記第4配線上に設けられ、前記第3配線と前記第2配線との間を接続する接続状態と、前記第3配線と前記第2配線との間を遮断する遮断状態とを切り替える第4切替器と、前記第3配線のうちの前記蓄電装置と前記第1ノードとの間に位置する部位である第1部位、前記第4配線上の部位である第2部位、及び、前記第3配線のうちの前記第1ノードと前記負荷装置との間に位置する部位である第3部位のうち少なくとも2つの部位に配置された抵抗と、を備える、電力供給システムである。
【0007】
本開示の第2の態様は、蓄電装置から負荷装置に電力を供給する電力供給回路を有する電力供給システムであって、前記電力供給回路に備えられた正極配線と負極配線とのうちの一方の配線である第1配線と、前記第1配線上に設けられ、前記蓄電装置と前記負荷装置との間を接続する接続状態と、前記蓄電装置と前記負荷装置との間を遮断する遮断状態とを切り替える第1切替器と、前記正極配線と前記負極配線とのうちの他方の配線である第2配線と、前記第2配線上に設けられ、前記蓄電装置と前記負荷装置との間を接続する接続状態と、前記蓄電装置と前記負荷装置との間を遮断する遮断状態とを切り替える第2切替器と、前記第1切替器を迂回する第3配線と、前記第3配線上に設けられ、前記蓄電装置と前記負荷装置との間を接続する接続状態と、前記蓄電装置と前記負荷装置との間を遮断する遮断状態とを切り替える第3切替器と、前記第3配線上に設けられ、前記第3切替器と直列に接続された第1抵抗と、前記第1切替器よりも前記負荷装置に近い第3ノードにおいて前記第1配線と接続され、前記第2切替器よりも前記蓄電装置に近い第4ノードにおいて前記第2配線と接続される第4配線と、前記第4配線上に設けられ、前記第3配線と前記第2配線との間を接続する接続状態と、前記第3配線と前記第2配線との間を遮断する遮断状態とを切り替える第4切替器と、前記第4配線上に設けられ、前記第4切替器と直列に接続された第2抵抗と、を備える、電力供給システムである。
【0008】
本開示の第3の態様は、第1の態様による電力供給システムを備える、移動体である。
【発明の効果】
【0009】
本発明により、より良好な電力供給システム及び移動体を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1は、第1の実施形態における電力供給システムの模式図である。
図2は、第1の実施形態における制御装置の制御ブロック図である。
図3は、第1の実施形態における電力供給システムの動作を示すフローチャートである。
図4は、第1の実施形態におけるシステム起動準備処理での電力供給システムの動作を示す図である。
図5は、第1の実施形態におけるシステム作動処理での電力供給システムの動作を示す図である。
図6は、第1の実施形態におけるシステムシャットダウン処理での電力供給システムの動作を示す図である。
図7は、第1の実施形態における放電要否判定処理の処理フローである。
図8は、第1の実施形態における蓄電装置放電処理での電力供給システムの動作を示す図である。
図9は、比較例の電力供給システムの動作を示す図である。
図10は、比較例の電力供給システムの動作を示す図である。
図11は、比較例の電力供給システムの動作を示す図である。
図12Aは、比較例の時間-電圧を示すタイムチャートである。図12Bは、比較例の時間-電流を示すタイムチャートである。
図13は、システム起動準備処理中に第4切替器が誤動作して接続状態(ON)となった場合の電力供給システムの状態を示す図である。
図14は、システム作動処理中に第4切替器が誤動作して接続状態(ON)となった場合の電力供給システムの状態を示す図である。
図15は、蓄電装置放電処理中に第3切替器が誤動作して接続状態(ON)となった場合の電力供給システムの状態を示す図である。
図16は、移動体の模式図である。
図17は、第2の実施形態における電力供給システムの模式図である。
図18は、第3の実施形態における電力供給システムの模式図である。
図19は、第4の実施形態における電力供給システムの模式図である。
図20は、第5の実施形態における電力供給システムの模式図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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