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公開番号
2025115215
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-06
出願番号
2024009633
出願日
2024-01-25
発明の名称
撹拌装置および培養装置
出願人
住友ベークライト株式会社
代理人
弁理士法人R&C
主分類
B01F
33/452 20220101AFI20250730BHJP(物理的または化学的方法または装置一般)
要約
【課題】複数の磁気回転子に対して個別に設定される回転磁場を提供し、かつ、複数の回転磁場の回転数を一致させる。
【解決手段】本発明に係る撹拌装置1は、細胞培養用の容器11の中に配された磁気回転子13を回転させる撹拌装置1であって、複数のプーリ2と、複数のプーリ2を連結する連結体4と、連結体4を駆動する駆動装置6と、それぞれのプーリ2に対応して設けられ、プーリ2の回転に伴って回転する複数の磁性体と、磁性体の上方に配され容器11を載置可能な載置台8と、を備えることを特徴とする。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
細胞培養用の容器の中に配された磁気回転子を回転させる撹拌装置であって、
複数のプーリと、
前記複数のプーリを連結する連結体と、
前記連結体を駆動する駆動装置と、
それぞれの前記プーリに対応して設けられ、前記プーリの回転に伴って回転する複数の磁性体と、
前記磁性体の上方に配され前記容器を載置可能な載置台と、を備える撹拌装置。
続きを表示(約 820 文字)
【請求項2】
前記連結体を案内する少なくとも一つのアイドラーをさらに備える請求項1に記載の撹拌装置。
【請求項3】
前記連結体の経路に沿って二つの前記プーリの間に、少なくとも一つの前記アイドラーを備える請求項2に記載の撹拌装置。
【請求項4】
前記アイドラーを複数備え、
複数の前記アイドラーのうちの少なくとも一つが、前記連結体の張力を調整可能なテンションアイドラーである請求項2に記載の撹拌装置。
【請求項5】
複数の前記プーリ、および、少なくとも一つ前記アイドラー、からなる群から選択される少なくとも一つの要素の回転状態を検出する回転センサをさらに備える請求項2に記載の撹拌装置。
【請求項6】
前記プーリの周のうち前記プーリと前記連結体とが接している弧状部分の平面図における中心角が120°以上である請求項1に記載の撹拌装置。
【請求項7】
前記磁性体が前記プーリに嵌合している請求項1に記載の撹拌装置。
【請求項8】
細胞培養用の容器と、当該容器の中に配された試料を撹拌する撹拌装置と、を備える培養装置であって、
前記容器が、
複数の流路と、
それぞれの前記流路に配された磁気回転子と、を有し、
前記撹拌装置が、
複数のプーリと、
前記複数のプーリを連結する連結体と、
前記連結体を駆動する駆動装置と、
それぞれの前記プーリに対応して設けられ、前記プーリの回転に伴って回転する複数の磁性体と、
前記磁性体の上方に配され前記容器を載置可能な載置台と、を有し、
前記磁気回転子の数が、前記磁性体の数以下であり、
前記容器を前記載置台に載置したときに、前記磁気回転子が平面図において前記磁性体と位置合わせされるように構成されている培養装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、撹拌装置および培養装置に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
化学反応や細胞培養を実験室で行う際に用いる撹拌装置として、マグネティックスターラーが普及している。この種の撹拌装置では、基質を含む液体を取り扱う容器の外側において回転磁場を生じさせ、この回転磁場の作用によって容器内の回転子を回転させて液体の撹拌を実現するものである。特に、複数の回転子を同時に回転させることができる撹拌装置は、複数の実験の同時進行を可能にするため、複数の条件のスクリーニングを行う際などに重宝されている。かかる撹拌装置は、たとえば特開2021-594号公報(特許文献1)に開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2021-594号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に記載された撹拌装置では、一つの駆動磁石の駆動をもって複数の回転子を回転させるように設計されているが、個々の回転子を円滑かつ精度よく回転させるためには回転子ごとに駆動磁石を設けることが望ましい。一方、駆動磁石ごとに独立した駆動装置を設けると、個々の駆動磁石の回転速度を一致させることが難しい場合があり、実験条件の統一に支障がある場合があった。
【0005】
そこで、複数の磁気回転子に対して個別に設定される回転磁場を提供し、かつ、複数の回転磁場の回転数を一致させやすい撹拌装置、およびこれを利用する培養装置が望まれる。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明に係る撹拌装置は、細胞培養用の容器の中に配された磁気回転子を回転させる撹拌装置であって、複数のプーリと、前記複数のプーリを連結する連結体と、前記連結体を駆動する駆動装置と、それぞれの前記プーリに対応して設けられ、前記プーリの回転に伴って回転する複数の磁性体と、前記磁性体の上方に配され前記容器を載置可能な載置台と、を備えることを特徴とする。
【0007】
本発明に係る培養装置は、細胞培養用の容器と、当該容器の中に配された試料を撹拌する撹拌装置と、を備える培養装置であって、前記容器が、複数の流路と、それぞれの前記流路に配された磁気回転子と、を有し、前記撹拌装置が、複数のプーリと、前記複数のプーリを連結する連結体と、前記連結体を駆動する駆動装置と、それぞれの前記プーリに対応して設けられ、前記プーリの回転に伴って回転する複数の磁性体と、前記磁性体の上方に配され前記容器を載置可能な載置台と、を有し、前記磁気回転子の数が、前記磁性体の数以下であり、前記容器を前記載置台に載置したときに、前記磁気回転子が平面図において前記磁性体と位置合わせされるように構成されていることを特徴とする。
【0008】
これらの構成によれば、複数の磁性体を同一の駆動装置によって駆動させるため、複数の磁気回転子に対して個別に設定される回転磁場の回転数を一致させやすい。また、磁性体ごとに個別の駆動装置を設ける場合に比べて、駆動装置による発熱を抑制できるので、撹拌装置ごと恒温槽に投入する場合に恒温槽の温度制御を妨げにくい。
【0009】
以下、本発明の好適な態様について説明する。ただし、以下に記載する好適な態様例によって、本発明の範囲が限定されるわけではない。
【0010】
本発明に係る撹拌装置は、一態様として、前記連結体を案内する少なくとも一つのアイドラーをさらに備えることが好ましい。
(【0011】以降は省略されています)
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