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公開番号2025117212
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-12
出願番号2024011942
出願日2024-01-30
発明の名称センサユニット及びそれを備えたスロットル装置
出願人株式会社ミクニ
代理人弁理士法人相原国際知財事務所
主分類F02D 9/10 20060101AFI20250804BHJP(燃焼機関;熱ガスまたは燃焼生成物を利用する機関設備)
要約【課題】ユニットケースの充填凹部内にセンサを密封樹脂で埋設し、硬化後の密封樹脂で形成される密封樹脂充填部の表面に発生する脱泡痕を防止できるセンサユニットを提供する。
【解決手段】金型21の複数の爪部24dで位置決めされたセンサ14をインサート品として射出成形された合成樹脂製のユニットケース10であって、各爪部24dの型抜方向から見た平面視でそれぞれの内端をセンサ14の外周面に接した姿勢でセンサ14の周囲に配設された複数の爪凹部26bと、型抜方向に開口する充填凹部16とを含むユニットケース10と、密封樹脂で充填凹部16内に形成され、センサ14及び各爪凹部26bを埋設する密封樹脂充填部17とを備えたセンサユニット8において、平面視で各爪凹部26bが内端ほど幅が狭くなる形状をなし、各内端の両側にユニットケース10を形作る合成樹脂で封止領域27が形成されている。
【選択図】図18
特許請求の範囲【請求項1】
金型に設けられた複数の爪部により位置決めされたセンサをインサート品として射出成形された合成樹脂製のユニットケースであって、
前記各爪部の型抜方向から見た平面視において、それぞれの内端を前記センサの外周面に接した姿勢で前記センサの周囲に配設された複数の爪凹部と、
前記センサ及び前記各爪凹部の前記型抜方向に開口するように形成された充填凹部と、を含むユニットケースと、
密封樹脂により前記充填凹部内に形成され、前記センサ及び前記各爪凹部を埋設する密封樹脂充填部と、
を備えたセンサユニットにおいて、
前記各爪凹部は、前記平面視において内端ほど幅が狭くなる形状をなし、
前記平面視において前記各爪凹部の内端の両側には、前記ユニットケースを形作る合成樹脂により封止領域が形成されている
ことを特徴とするセンサユニット。
続きを表示(約 310 文字)【請求項2】
前記各爪凹部は、平面視において内端へと円弧状に狭まる形状をなしている
ことを特徴とする請求項1に記載のセンサユニット。
【請求項3】
各爪凹部は、平面視において内端へとテーパ状に狭まる形状をなしている
ことを特徴とする請求項1に記載のセンサユニット。
【請求項4】
前記センサは、エンジンに供給される吸気の圧力を検出する吸気圧センサである
ことを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載のセンサユニット。
【請求項5】
エンジンに装着され、請求項1に記載のセンサユニットを備えた
ことを特徴とするスロットル装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、センサユニット及びそれを備えたスロットル装置に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
従来のスロットル装置に備えられるセンサユニットとして、例えば特許文献1には、スロットルボディの吸気通路内を流れる吸気圧力を検出する圧力検出装置が開示されている。スロットルボディには圧力検出装置のケースが装着され、ケースに形成した充填凹部内には、吸気通路と連通する圧力導入路が設けられると共に、回路基板及び圧力検出素子が配設されている。充填凹部は上方からカバーが装着され、密封樹脂充填により充填凹部内には密封樹脂が注入・硬化して回路基板及び圧力検出素子を埋設している。これにより回路基板及び圧力検出素子の保護を図った上で、圧力導入通路を介して圧力検出素子により吸気圧力を検出可能としている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2004-28797号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1の技術では、密封樹脂充填の際に、充填凹部に注入された密封樹脂中に気泡が生じる場合がある。このような現象は、例えば、充填凹部内に隈なく密封樹脂を行き渡らせるべく真空引きした場合、或いは注入後の樹脂硬化を促進すべく加熱した場合等により顕著になるが、発生した気泡は密封樹脂中を浮き上がり、硬化後の密封樹脂で形成される密封樹脂充填部の表面に脱泡痕を発生させることがある。このような脱泡痕は製品の美観の点で好ましくないため、従来から対策が要望されていた。
【0005】
本発明はこのような問題点を解決するためになされたもので、その目的とするところは、ユニットケースに形成した充填凹部内にセンサを密封樹脂で埋設した構造とした上で、硬化後の密封樹脂により形成される密封樹脂充填部の表面に脱泡痕が生じる事態を防止して製品の美観を向上することができるセンサユニット及びそれを備えたスロットル装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記の目的を達成するため、本発明のセンサユニットは、金型に設けられた複数の爪部により位置決めされたセンサをインサート品として射出成形された合成樹脂製のユニットケースであって、各爪部の型抜方向から見た平面視において、それぞれの内端をセンサの外周面に接した姿勢でセンサの周囲に配設された複数の爪凹部と、センサ及び各爪凹部の型抜方向に開口するように形成された充填凹部と、含むユニットケースと、密封樹脂により充填凹部内に形成され、センサ及び各爪凹部を埋設する密封樹脂充填部と、を備えたセンサユニットにおいて、各爪凹部が、平面視において内端ほど幅が狭くなる形状をなし、平面視において各爪凹部の内端の両側に、ユニットケースを形作る合成樹脂により封止領域が形成されていることを特徴とする。
【0007】
その他の態様として、各爪凹部が、平面視において内端へと円弧状に狭まる形状をなしていてもよい。
【0008】
その他の態様として、各爪凹部が、平面視において内端へとテーパ状に狭まる形状をなしていてもよい。
【0009】
その他の態様として、センサが、エンジンに供給される吸気の圧力を検出する吸気圧センサであってもよい。
【0010】
その他の態様として、エンジンに装着され、請求項1に記載のセンサユニットを備えたスロットル装置としてもよい。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

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