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公開番号2025117358
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-12
出願番号2024012153
出願日2024-01-30
発明の名称炭酸ガス注入装置
出願人アサヒビール株式会社,株式会社アクリテック
代理人弁理士法人大塚国際特許事務所
主分類B01F 23/236 20220101AFI20250804BHJP(物理的または化学的方法または装置一般)
要約【課題】ボトルからの炭酸ガスおよび/または炭酸飲料の吹き出しを防止する。
【解決手段】ボトルに炭酸ガスを注入する炭酸ガス注入装置は、ボトル保持機構、ロック機構、炭酸ガス供給部および制御部を備える。前記ボトル保持機構は、挿入孔を有し、前記ボトルの口部が前記挿入孔に対して斜め上方向に挿入され、前記ボトルがその軸方向の周りで回動され、かつ前記ボトルが鉛直状態になるように前記ボトルが回動された状態で、前記ボトルを保持する。前記ロック機構は、前記ボトル保持機構が前記口部を保持した状態で前記ボトル保持機構をロック状態にし、ロック解除信号に応じて前記ロック状態を解除する。前記炭酸ガス供給部は、前記ロック状態において前記ボトルに対して炭酸ガスを供給し、その後、前記ボトル内の圧力を低下させる。前記制御部は、前記炭酸ガス供給部が前記ボトル内の圧力を低下させた後に前記ロック解除信号を前記ロック機構に送る。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
ボトルに炭酸ガスを注入する炭酸ガス注入装置であって、
挿入孔を有し、前記ボトルの口部が前記挿入孔に対して斜め上方向に挿入され、前記ボトルがその軸方向の周りで回動され、かつ前記ボトルが鉛直状態になるように前記ボトルが回動された状態で、前記ボトルを保持するボトル保持機構と、
前記ボトル保持機構が前記口部を保持した状態で前記ボトル保持機構をロック状態にし、ロック解除信号に応じて前記ロック状態を解除するロック機構と、
前記ロック状態において前記ボトルに対して炭酸ガスを供給し、その後、前記ボトル内の圧力を低下させる炭酸ガス供給部と、
前記炭酸ガス供給部が前記ボトル内の圧力を低下させた後に前記ロック解除信号を前記ロック機構に送る制御部と、
を備えることを特徴とする炭酸ガス注入装置。
続きを表示(約 1,400 文字)【請求項2】
前記ボトル保持機構は、前記挿入孔が設けられたハウジングと、前記ハウジングが鉛直状態または傾斜状態にされるように前記ハウジングを回動可能に保持するホルダと、を含み、
前記ロック機構は、前記ボトルが鉛直状態になるように前記ボトルが前記ハウジングとともに回動された状態で前記ハウジングの回動を規制することによって前記ボトル保持機構を前記ロック状態にする、
ことを特徴とする請求項1に記載の炭酸ガス注入装置。
【請求項3】
前記ロック機構は、規制部材を有し、
前記ロック機構は、前記ボトルが鉛直状態になるように前記ボトルが前記ハウジングとともに回動された状態では、前記ロック解除信号が供給されない限り前記ボトルが鉛直状態から傾斜状態になるように前記ボトルが前記ハウジングとともに回動することを前記規制部材によって規制する、
ことを特徴とする請求項2に記載の炭酸ガス注入装置。
【請求項4】
前記ロック機構は、前記ロック解除信号に応じて前記ロック状態が解除されるように前記規制部材の状態を変化させるためのアクチュエータを含む、
ことを特徴とする請求項3に記載の炭酸ガス注入装置。
【請求項5】
前記規制部材は、回動可能に軸支され、
前記ボトル保持機構が前記ロック状態ではなく前記アクチュエータに前記ロック解除信号が供給されていないときは、前記規制部材がロック可能状態になり、
前記ロック可能状態は、前記ボトルが鉛直状態になるように前記ボトルが前記ハウジングとともに回動されたことに応じて前記規制部材が回動して前記ロック機構を前記ロック状態にすることが可能なロック待ち状態である、
ことを特徴とする請求項4に記載の炭酸ガス注入装置。
【請求項6】
前記ボトル保持機構が前記ロック状態であり前記アクチュエータに前記ロック解除信号が供給されていないときは、前記規制部材の回動が規制されることによって前記ハウジングの回動が規制され、前記アクチュエータに前記ロック解除信号が供給されたときは、前記規制部材による前記ハウジングの回動の規制が解除される、
ことを特徴とする請求項5に記載の炭酸ガス注入装置。
【請求項7】
前記アクチュエータは、ソレノイドアクチュエータである、
ことを特徴とする請求項6に記載の炭酸ガス注入装置。
【請求項8】
前記ロック機構は、前記ロック状態において電力供給が停止した場合において前記ロック状態を維持する、
ことを特徴とする請求項4乃至7のいずれか1項に記載の炭酸ガス注入装置。
【請求項9】
前記アクチュエータは、可動片を駆動するように構成され、前記規制部材および前記可動片は、互いに回動可能にリンクピンによって連結されている、
前記アクチュエータは、前記ロック解除信号に応じて前記ロック状態が解除されるように前記可動片を駆動する、
ことを特徴とする請求項4乃至7のいずれか1項に記載の炭酸ガス注入装置。
【請求項10】
前記ロック状態において、前記可動片は、前記規制部材の回動を規制する、
ことを特徴とする請求項9に記載の炭酸ガス注入装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、炭酸ガス注入装置に関する。
続きを表示(約 2,500 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、容器内の水を炭酸化する炭酸化装置が記載されている。炭酸化装置は、容器を保持するための炭酸化ヘッドアッセンブリを有し、炭酸化ヘッドアセンブリは、クランプ器具を有する。クランプ器具は、容器の口部を保持するように放射状に配置された複数のプロングと、使用者が炭酸化ヘッドアッセンブリに容器を非直立状態で位置決めし、容器を直立状態に動かしたときに複数のプロングによって容器の口部が保持されるように複数のプロングを締め付ける締め付けリングとを有する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許6049031号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1のクランプ器具では、使用者が所定のレバーを操作することによってクランプ器具から容器を抜くことができる。よって、例えば、炭酸化が行われている期間、即ち、容器に対して炭酸化のための高い圧力が加わっている状態においても、クランプ器具から容器を抜くことができる。このような状態でクランプ器具から容器を抜くと、容器から炭酸ガスおよび/または炭酸飲料が勢いよく吹き出しうる。
【0005】
本発明は、ボトルからの炭酸ガスおよび/または炭酸飲料の吹き出しを防止することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の1つの側面は、ボトルに炭酸ガスを注入する炭酸ガス注入装置に係り、前記炭酸ガス注入装置は、ボトル保持機構、ロック機構、炭酸ガス供給部および制御部を備えうる。前記ボトル保持機構は、挿入孔を有し、前記ボトルの口部が前記挿入孔に対して斜め上方向に挿入され、前記ボトルがその軸方向の周りで回動され、かつ前記ボトルが鉛直状態になるように前記ボトルが回動された状態で、前記ボトルを保持する。前記ロック機構は、前記ボトル保持機構が前記口部を保持した状態で前記ボトル保持機構をロック状態にし、ロック解除信号に応じて前記ロック状態を解除する。前記炭酸ガス供給部は、前記ロック状態において前記ボトルに対して炭酸ガスを供給し、その後、前記ボトル内の圧力を低下させる。前記制御部は、前記炭酸ガス供給部が前記ボトル内の圧力を低下させた後に前記ロック解除信号を前記ロック機構に送る。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、ボトルからの炭酸ガスおよび/または炭酸飲料の吹き出しを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
一実施形態の炭酸ガス注入装置の構成を例示する図。
一実施形態の炭酸ガス注入装置の拡大図。
一実施形態の炭酸ガス注入装置の拡大図。
非ロック状態におけるボトル保持機構を例示する断面図。
非ロック状態におけるボトル保持機構を例示する斜視図。
非ロック状態におけるボトル保持機構を例示する斜視図。
ロック状態におけるボトル保持機構を例示する断面図。
ロック状態におけるボトル保持機構を例示する斜視図。
ロック状態のボトル保持機構(a)、非ロック状態のボトル保持機構、および、ロック可能状態(ロック待ち状態)のボトル保持機構(c)を示す図。
一実施形態の炭酸ガス注入装置における制御系の構成が示す図。
一実施形態の炭酸ガス注入装置あるいはボトル保持機構の構成および動作を説明するための図。
一実施形態の炭酸ガス注入装置あるいはボトル保持機構の構成および動作を説明するための図。
一実施形態の炭酸ガス注入装置あるいはボトル保持機構の構成および動作を説明するための図。
一実施形態の炭酸ガス注入装置あるいはボトル保持機構の構成および動作を説明するための図。
一実施形態の炭酸ガス注入装置あるいはボトル保持機構の構成および動作を説明するための図。
一実施形態の炭酸ガス注入装置あるいはボトル保持機構の構成および動作を説明するための図。
一実施形態の炭酸ガス注入装置あるいはボトル保持機構の構成および動作を説明するための図。
一実施形態の炭酸ガス注入装置の構成を例示する図。
一実施形態の炭酸ガス注入装置の構成を例示する図。
読取部が設けられた実施形態における炭酸ガス注入装置の動作を例示する図。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、添付図面を参照して実施形態を詳しく説明する。なお、以下の実施形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものではなく、また、実施形態で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明に必須のものとは限らない。実施形態で説明されている複数の特徴のうち二つ以上の特徴が任意に組み合わされてもよい。また、同一若しくは同様の構成には同一の参照番号を付し、重複した説明は省略する。
【0010】
図1には、一実施形態の炭酸ガス注入装置100の構成が例示的に示されている。図2、図3には、図1に示された炭酸ガス注入装置100の一部が拡大して示されている。ここで、図2には、炭酸ガス注入装置100にボトル1を取り付ける状態または炭酸ガス注入装置100からボトル1を取り外す状態が示されている。図3には、炭酸ガス注入装置100がボトル1に炭酸ガスを注入する動作の準備が完了した状態、炭酸ガス注入装置100がボトル1に炭酸ガスを注入する動作を行っている状態、または、炭酸ガス注入装置100がボトル1に炭酸ガスを注入する動作が完了した状態が示されている。以下の説明において、第1回動方向R1および第2回動方向R2は、ボトル1の中心軸を回転軸とする回動の方向(ロールの方向)を示し、第3回動方向R3および第4回動方向R4は、ボトル1の中心軸の方向を回動させる方向(ピッチングの方向)を示す。
(【0011】以降は省略されています)

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