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公開番号
2025118737
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-13
出願番号
2025075471,2023548974
出願日
2025-04-30,2020-10-25
発明の名称
液体の脱塩のためのシステムおよび方法
出願人
アクオリーナ イル モンド エルエルシー
,
ACQUOLINA IL MONDO, LLC
代理人
弁理士法人ユニアス国際特許事務所
主分類
C02F
1/58 20230101AFI20250805BHJP(水,廃水,下水または汚泥の処理)
要約
【課題】水などの流体の脱塩のためのシステムおよび方法を提供する。
【解決手段】液体の脱塩のためのシステムは、少なくとも1つの一次処理プロセス、少なくとも1つの反応器を含む少なくとも1つの二次処理プロセス、および少なくとも1つの三次処理プロセスを含み、一次処理プロセスは、液体のpHを標的pHレベルに調節し、少なくとも1種の化学添加物を液体に添加し、反応器は、液体を少なくとも350°Fの温度まで加熱し、圧力を液体に与えて液体を液体状態に維持するように構成され、液体の溶解塩は、少なくとも1種の化学添加物の一部と反応して、反応器内で不溶性生成物を形成するように構成され、不溶性生成物が反応器のその内部で形成されるときに熱が発生し、反応器内で形成された不溶性生成物の少なくとも一部が、三次処理プロセス中に液体から除去されるように構成される。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
溶解塩を有する液体の脱塩のためのシステムであって、
少なくとも1つの一次処理プロセスと、
少なくとも1つの反応器を含む、少なくとも1つの二次処理プロセスと、
少なくとも1つの三次処理プロセスと
を含み、該少なくとも1つの一次処理プロセスが、該液体のpHを標的pHレベルに調節
し、少なくとも1種の化学添加物を該液体に添加するように構成され、
該少なくとも1つの反応器が、該液体を少なくとも350°Fの温度まで加熱し、圧力
を該液体に与えて該液体を液体状態に維持するように構成され、
該液体の該溶解塩が、該少なくとも1種の化学添加物の少なくとも一部と反応して、該
少なくとも1つの反応器内で不溶性生成物を形成するように構成され、
該不溶性生成物が少なくとも1つの反応器のその内部で形成されるときに熱が発生し、
該少なくとも1つの反応器内で形成された該不溶性生成物の少なくとも一部が、該少な
くとも1つの三次処理プロセス中に該液体から除去されるように構成される、システム。
続きを表示(約 810 文字)
【請求項2】
前記標的pHレベルが10であり、
前記少なくとも1種の化学添加物が、リン酸塩を含み、
前記不溶性生成物が、溶解塩のカチオンおよびリン酸塩を含み、
前記不溶性生成物を前記液体から除去するように構成された前記少なくとも1つの三次
処理プロセスが、フィルターを含む、請求項1記載のシステム。
【請求項3】
前記標的pHレベルが10である、請求項1記載のシステム。
【請求項4】
前記少なくとも1種の化学添加物がリン酸塩を含む、請求項1または3記載のシステム
。
【請求項5】
前記リン酸塩がリン酸三ナトリウムを含む、請求項4記載のシステム。
【請求項6】
前記不溶性生成物が、溶解塩のカチオンおよびリン酸塩を含む、請求項1または3~5
のいずれか一項に記載のシステム。
【請求項7】
前記不溶性生成物が、リン酸ナトリウム、リン酸カルシウムおよびリン酸マグネシウム
のうちの少なくとも1つを含む、請求項6記載のシステム。
【請求項8】
前記不溶性生成物を前記液体から除去するように構成された前記少なくとも1つの三次
処理プロセスが、フィルターを含む、請求項1または3~7のいずれか一項に記載のシス
テム。
【請求項9】
前記不溶性生成物を前記液体から除去するように構成された前記少なくとも1つの三次
処理プロセスが、少なくとも1つの沈降タンクまたは少なくとも1つの研磨タンクを含む
、請求項1または3~8のいずれか一項に記載のシステム。
【請求項10】
逆浸透または任意の他の膜技術を含まない、請求項1~9のいずれか一項に記載のシス
テム。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本出願は、一般的に、流体の脱塩のためのシステムおよび方法に関する。より具体的に
は、水の脱塩のためのシステムおよび方法に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
清浄な淡水は、ヒトの消費にとどまらず多数の異なる用途を有する。塩、不純物および
他の汚染物質を水から除去する能力は、水を多くの異なる目的で使用または再使用するこ
とを可能にする。汚染された水源、水圧破砕による流体および塩水はすべて、汚染除去す
ることができ、除去された塩は他の目的で使用することが可能になる。清浄な淡水の入手
が増えれば、有益となり得る。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0003】
いくつかの実施形態によれば、溶解塩を有する液体の脱塩のためのシステムは、少なく
とも1つの一次処理プロセスと、少なくとも1つの反応器を含む少なくとも1つの二次処
理プロセスと、少なくとも1つの三次処理プロセスとを含み、少なくとも1つの一次処理
プロセスは、液体のpHを標的pHレベルに調節し、少なくとも1種の化学添加物を液体
に添加するように構成され、少なくとも1つの反応器は、液体を少なくとも350°Fの
温度まで加熱し、圧力を液体に与えて液体を液体状態に維持するように構成され、液体の
溶解塩は、少なくとも1種の化学添加物の少なくとも一部と反応して、少なくとも1つの
反応器内で不溶性生成物を形成するように構成され、不溶性生成物が少なくとも1つの反
応器のその内部で形成されるときに熱が発生し、少なくとも1つの反応器内で形成された
不溶性生成物の少なくとも一部は、少なくとも1つの三次処理プロセス中に液体から除去
されるように構成される。
【0004】
いくつかの実施形態によれば、標的pHレベルは10以上(例えば、10、10.5な
ど)である。いくつかの実施形態において、少なくとも1種の化学添加物は、リン酸塩(
例えば、リン酸三ナトリウム)を含む。一実施形態において、不溶性生成物は、溶解塩の
カチオンおよびリン酸塩を含む。いくつかのアレンジメントにおいて、不溶性生成物を液
体から除去するように構成された少なくとも1つの三次処理プロセスは、フィルターを含
む。
【0005】
いくつかの実施形態によれば、不溶性生成物を液体から除去するように構成された少な
くとも1つの三次処理プロセスは、フィルター(例えば、多媒体フィルター)を含む。い
くつかの実施形態において、不溶性生成物を液体から除去するように構成された少なくと
も1つの三次処理プロセスは、少なくとも1つの沈降タンクまたは少なくとも1つの研磨
タンクを含む。
【0006】
いくつかの実施形態によれば、システムは、逆浸透または任意の他の膜技術を含まない
。
【0007】
いくつかの実施形態によれば、少なくとも1つの一次処理プロセスは、液体が少なくと
も1つの反応器に入る前に、液体の硬度の少なくとも一部を除去するための石灰軟化を含
む。いくつかの実施形態において、少なくとも1つの一次処理プロセスは、砂、シルト、
粗粒およびガスのうちの少なくとも1つを除去することをさらに含む。
【0008】
いくつかの実施形態によれば、システムは、システムの一地点の液体からシステムの異
なる地点の液体まで熱を伝達するように構成されている少なくとも1つの熱交換ユニット
をさらに含む。
【0009】
いくつかの実施形態によれば、不溶性生成物が少なくとも1つの反応器のその内部で形
成されるときに発生されたまたはそうでなければ生成された熱が、熱を外部から液体に導
入することなくシステムを動作させることを可能にするように構成される。
【0010】
いくつかの実施形態によれば、システムは、少なくとも1つの反応器内の液体に熱を伝
達するように構成された外部加熱システムをさらに含む。いくつかの実施形態において、
外部加熱システムは、油加熱システムを含む。いくつかの実施形態において、油加熱シス
テム中を循環する油は、植物性油を含む。
(【0011】以降は省略されています)
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