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公開番号2025119008
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-13
出願番号2025085774,2023108523
出願日2025-05-22,2020-08-18
発明の名称クロマのためのクロスコンポーネント適応(アダプティブ)ループフィルタ
出願人キヤノン株式会社
代理人弁理士法人大塚国際特許事務所
主分類H04N 19/117 20140101AFI20250805BHJP(電気通信技術)
要約【課題】クロスコンポーネント適応ループフィルタを実行する方法を提供する。
【解決手段】方法は、基準サンプルの周辺の複数のサンプルに対応する第1成分の複数のサンプル値を取得することと、ビットストリームから複数のフィルタ係数を取得することと、複数のフィルタ係数と、第1成分の複数のサンプル値とを用いて、第1成分とは異なる第2成分のために、クロスコンポーネント適応ループフィルタの出力を生成することと、を含む。複数のフィルタ係数は、ビットストリームにおいてプレフィックスなしで表され、複数のフィルタ係数の値は、規定のビット数を使用して定義される2のべき乗の値で表される範囲に制限され、複数のフィルタ係数を取得することは、規定のビット数を用いて、複数のフィルタ係数におけるフィルタ係数の絶対値を決定することを含む。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
クロスコンポーネント適応ループフィルタを実行する方法であって、
基準サンプルの周辺の複数のサンプルに対応する第1成分の複数のサンプル値を取得することと、
ビットストリームから複数のフィルタ係数を取得することと、
前記複数のフィルタ係数と、前記第1成分の複数のサンプル値とを用いて、前記第1成分とは異なる第2成分のために、クロスコンポーネント適応ループフィルタの出力を生成することと、
を含み、
前記複数のフィルタ係数は、前記ビットストリームにおいてプレフィックスなしで表され、
前記複数のフィルタ係数の値は、規定のビット数を使用して定義される2のべき乗の値で表される範囲に制限され、
前記複数のフィルタ係数を取得することは、前記規定のビット数を用いて、前記複数のフィルタ係数におけるフィルタ係数の絶対値を決定することを含む
方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、ビデオ成分(コンポーネント)の複数のブロックの符号化または復号化に関するものである。本発明の実施形態は、そのような成分の複数のサンプルをフィルタするためにフィルタを制御するときに、特に(しかし排他的ではない)用途を見出す。特に、適応(アダプティブ)ループフィルタを制御することであるが、これに限定されるものではない。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
ビデオ符号化には、画像符号化(画像はビデオの1フレームに相当)を含む。ビデオ符号化では、変換係数の量子化や動き補償(補間フィルタを用いて行われることが多い)などの符号化ツールにより、歪みのバイアス/影響(系統的と思われる歪み、あるいは少なくとも所与のコンテキストではランダムでない歪み)が生じることがある。これらのバイアスやアーティファクトを補正し、符号化効率を向上させる(または少なくとも良好なレベルを維持する)ために、ポストフィルタまたはインループフィルタと呼ばれるいくつかの特定の符号化ツールが使用される。デブロッキングフィルタ(DBF)、サンプル適応(アダプティブ)オフセット(SAO)フィルタ、適応ループフィルタ(ALF)などは、そのような符号化ツールの一例である。インループフィルタは、現在のフレームに提供される画質の向上が、現在のフレームに基づいて符号化される後続のフレームの符号化効率の向上を可能にするように、符号化ループ内に適用される。例えば、DCT係数の量子化はビデオ圧縮には効率的であるが、圧縮されたサンプルブロックの境界でブロッキングアーチファクト(バイアス)が発生することがある。デブロッキングフィルタは、このようなアーティファクトから生じる望ましくない効果を低減する。符号化ループ内で(別のフレームの動き補償のための参照フレームとして機能する前に)復号化されたフレームを(DBFを使用して)デブロックすることは、符号化ループの外で(例えば、それを表示する直前に)フレームをデブロックすることと比較して動き補償の符号化効率を著しく向上させる。
【0003】
本発明は、特に適応ループフィルタ(ALF)に関するものであり、これは、復号化されたフレーム/画像における望ましくない圧縮アーティファクトを低減するためのインループフィルタとしても適用される。ALFは、ビデオ符号化エキスパーツグループ/動画像エキスパーツグループ(VCEG/MPEG)標準化グループによって研究されており、例えばVVCテストモデルソフトウェアの第5バージョン(VTM-5.0またはVVCドラフトバージョン5)において、多用途ビデオ符号化(VVC)規格に使用することが検討されている。クロスコンポーネントALF(CCALF)は、JVET-O0636(スウェーデン国のヨーテボリにて2019年7月3日-12日に開催されたジョイントビデオエキスパーツチーム(JVET)の第15回ミーティング)で提案され、ALFの補助フィルタであり、ルマチャネルのサンプル値を用いて、クロマチャネルのサンプル値に対して行われるアーティファクトの追加のエラー訂正を見積もるものである。CCALFは、各クロマチャネルに適用されてもよい。
【発明の概要】
【0004】
本発明は、クロスコンポーネントフィルタを簡略化することにより、CCALF処理の一部の符号化性能を向上させることに関するものである。
【0005】
本発明の実施形態は、複数のフィルタ係数または複数のクロスコンポーネント入力サンプルのいずれかまたは両方の(内部ビット深度と比較して)低減されたビット深度表現を使用することに関するものである。この制限は、ビットシフト演算及び/又はフィルタ係数/入力サンプルの特定のビットを無視することによって実行されてもよい。
【0006】
本発明の一態様では、画像部分をフィルタする方法が提供され、該方法は、参照サンプルを取り囲む複数のサンプルに対応する第1成分の複数のサンプル値と複数のフィルタ係数とを受信することと、前記複数のフィルタ係数と前記第1成分の複数のサンプル値とをクロスコンポーネントフィルタに入力しクロスコンポーネントフィルタ出力を生成することと、を含み、前記クロスコンポーネントフィルタは、前記複数のフィルタ係数および/または前記第1成分の複数のサンプル値を表すための制限されたビット数を使用して前記フィルタ出力を生成する。
【0007】
このような方法では、フィルタ計算が簡略化され、CCALF符号化の改善の大部分が驚くほど維持される。
【0008】
オプションで、前記制限されたビット数は、内部ビット深度によって定義されるビット数よりも低い。
【0009】
効率的な実施のために、前記複数のフィルタ係数および/または前記第1成分の複数のサンプル値を表すための前記制限されたビット数は、前記フィルタ出力が16ビット以下で表されるようにする。
【0010】
オプションで、本方法は、前記クロスコンポーネントフィルタ出力を異なる成分に対応するフィルタの出力と結合することをさらに含む。オプションで、前記第1成分はルマであり、前記異なる成分はクロマ成分である。
(【0011】以降は省略されています)

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