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公開番号
2025119148
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-14
出願番号
2024013848
出願日
2024-02-01
発明の名称
ダブルウィッシュボーン式緩衝装置のアッパアーム取り付け構造
出願人
トヨタ自動車株式会社
代理人
弁理士法人あーく事務所
主分類
B62D
25/20 20060101AFI20250806BHJP(鉄道以外の路面車両)
要約
【課題】前突時のサイドメンバの変形を軽減または防止可能にしたうえで、前記サイドメンバの上下方向の断面高さ寸法を可及的に縮小可能にする。
【解決手段】ダブルウィッシュボーン式緩衝装置は、内端41が四角筒形状のサイドメンバ1に軸支されるアッパアーム4と、内端51がサスペンションメンバ2に軸支されかつ外端52がサスペンション3の下端が軸支されるロアアーム5と、を備える。サイドメンバ1においてアッパアーム4の内端41を軸支する領域には、サイドメンバ1の外側垂壁部13から底壁部14に跨る開口18が設けられている。開口18には、開口18を塞ぐ補強部材7が取り付けられている。補強部材7には、剛性を高めるための剛体部74が設けられている。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
内端が車両左右方向の両側に車両前後方向に沿うように配置される四角筒形状のサイドメンバに片持ち梁状に傾動自在に軸支されるアッパアームと、内端が前記サイドメンバの下方に配置されるサスペンションメンバに片持ち梁状に傾動自在に軸支されかつサスペンションの下端が軸支されるロアアームと、を備えるダブルウィッシュボーン式緩衝装置の前記アッパアームの取り付け構造であって、
前記サイドメンバにおいて前記アッパアームの内端を軸支する領域には、当該サイドメンバの外側垂壁部から底壁部に跨る開口が設けられており、
前記開口には、当該開口を塞ぐ補強部材が取り付けられており、
前記補強部材には、剛性を高めるための剛体部が設けられていることを特徴とするダブルウィッシュボーン式緩衝装置のアッパアーム取り付け構造。
続きを表示(約 820 文字)
【請求項2】
請求項1に記載のダブルウィッシュボーン式緩衝装置のアッパアーム取り付け構造において、
前記補強部材は、前記開口の外側部から底部までを塞ぐような側面視L字形状の板とされており、
この補強部材において前記開口の外側部を塞ぐ垂壁部に、前記アッパアームの内端が傾動自在に軸支されているとともに、前記剛体部が設けられており、
前記補強部材において前記開口の底部を塞ぐ底壁部は、前記サイドメンバの底壁部に車両上下方向で重ね合わされていて、当該重ね合わされている部分が締結されていることを特徴とするダブルウィッシュボーン式緩衝装置のアッパアーム取り付け構造。
【請求項3】
請求項2に記載のダブルウィッシュボーン式緩衝装置のアッパアーム取り付け構造において、
前記剛体部は、前記補強部材の垂壁部における下端側に外側へ向けて突出するとともに車両前後方向に長い形状の突条部とされていることを特徴とするダブルウィッシュボーン式緩衝装置のアッパアーム取り付け構造。
【請求項4】
請求項2に記載のダブルウィッシュボーン式緩衝装置のアッパアーム取り付け構造において、
前記補強部材の前記垂壁部は、前記サイドメンバの外側垂壁部に車両左右方向で重ね合わされていて、当該重ね合わされている部分が締結されていることを特徴とするダブルウィッシュボーン式緩衝装置のアッパアーム取り付け構造。
【請求項5】
請求項1から4のいずれか1項に記載のダブルウィッシュボーン式緩衝装置のアッパアーム取り付け構造において、
前記サイドメンバは、サイドメンバアウタとサイドメンバインナとを組み合わせることによって四角筒形状に形成されており、
前記サイドメンバアウタに前記開口が設けられていることを特徴とするダブルウィッシュボーン式緩衝装置のアッパアーム取り付け構造。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、ダブルウィッシュボーン式緩衝装置のアッパアーム取り付け構造に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
例えば特許文献1の段落0058-0061には、「ダブルウィッシュボーン式緩衝装置のアッパアーム2をフロントのサイドフレーム100に取り付ける構造において、サイドフレーム100の側面の一部に取り付け凹部100b(100bf、100br)を設け、この取り付け凹部100bf、100brに平面視コ字形状の取り付けブラケット111を固着し、この取り付けブラケット111にアッパアーム2の内端を取り付ける」ということが記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2018-001985号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記特許文献1では、サイドフレーム100の側面の一部に取り付け凹部100b(100bf、100br)を閉塞していないから、サイドフレーム100の剛性が低下することが懸念され、万一の前突時にサイドフレーム100が車両前後方向に変形しやすくなるおそれがある。
【0005】
また、上記特許文献1では、サイドフレーム100の上下方向の断面高さ寸法を小さくするという技術思想を窺い知ることはできない。
【0006】
そのため、例えばダブルウィッシュボーン式緩衝装置を備える車両においてボンネット高さを可及的に低くするようなデザインを採用する場合、フロントのサスペンションの上端を内向きに倒すように設計する必要があるが、そのように設計した場合、上記特許文献1では、前記サスペンションがサイドフレーム100の天壁部の外側角部に干渉することが懸念される。
【0007】
また、前記干渉を回避するために、仮にサイドフレーム100を低く配置するように設計変更すると、車両の最低地上高さが低くなり過ぎることが懸念されるとともに、ドライブシャフトの上昇時に当該ドライブシャフトがサイドフレーム100の底壁部の内側角部に干渉するおそれがある。このようなことから、前記車両のボンネット高さを低くするようなデザインを採用することが困難になっている。
【0008】
このような事情に鑑み、本発明は、前突時のサイドメンバの変形を軽減または防止可能にしたうえで、前記サイドメンバの上下方向の断面高さ寸法を可及的に縮小可能にするダブルウィッシュボーン式緩衝装置のアッパアーム取り付け構造の提供を目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明は、内端が車両左右方向の両側に車両前後方向に沿うように配置される四角筒形状のサイドメンバに片持ち梁状に傾動自在に軸支されるアッパアームと、内端が前記サイドメンバの下方に配置されるサスペンションメンバに片持ち梁状に傾動自在に軸支されかつサスペンションの下端が軸支されるロアアームと、を備えるダブルウィッシュボーン式緩衝装置の前記アッパアームの取り付け構造であって、前記サイドメンバにおいて前記アッパアームの内端を軸支する領域には、当該サイドメンバの外側垂壁部から底壁部に跨る開口が設けられており、前記開口には、当該開口を塞ぐ補強部材が取り付けられており、前記補強部材には、剛性を高めるための剛体部が設けられていることを特徴としている。
【0010】
この構成では、前記サイドメンバにおいて前記アッパアームの内端を軸支する領域の剛性を高めるように構成しているから、前突時において前記サイドメンバの変形を軽減または防止することが可能になる他、前記サイドメンバの天壁部の高さ位置を可及的に低く下げて当該サイドメンバの上下方向に沿う断面高さ寸法を可及的に小さくすることが可能になり、ひいては車両のボンネットの高さ位置を可及的に低く下げるようなデザインに対応することが可能になる。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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