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公開番号
2025119832
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-15
出願番号
2024014880
出願日
2024-02-02
発明の名称
冷凍サイクル装置および監視システム、ならびにコンテナ
出願人
ダイキン工業株式会社
代理人
弁理士法人前田特許事務所
主分類
F25B
47/00 20060101AFI20250807BHJP(冷凍または冷却;加熱と冷凍との組み合わせシステム;ヒートポンプシステム;氷の製造または貯蔵;気体の液化または固体化)
要約
【課題】冷凍サイクル装置に含まれる金属製の対象部品が腐食するのを抑制する。
【解決手段】冷凍サイクル装置(20)は、圧縮機(40)と、直流電圧を出力する直流電源(88)と、圧縮機(40)のケーシング(41)と直流電源(88)とを電気的に接続する通電部品(90)とを備える。ケーシング(41)の外面には、絶縁膜(46)と、絶縁膜(46)に積層された導電膜(47)とが設けられる。通電部品(90)は、ケーシング(41)に接続される第1端子電極(91)と、導電膜(47)に接続される第2端子電極(94)とを備える。直流電源(88)は、第1端子電極(91)を陰極とし、第2端子電極(94)を陽極として、第1端子電極(91)と第2端子電極(94)との間に直流電圧を印加する。
【選択図】図6
特許請求の範囲
【請求項1】
金属製の対象部品(TP)と、
直流電圧を出力する直流電源(88)と、
前記対象部品(TP)と前記直流電源(88)とを電気的に接続する通電部品(90)と、を備え、
前記対象部品(TP)の外面には、絶縁膜(46)と、該絶縁膜(46)に積層された導電膜(47)とが設けられ、
前記通電部品(90)は、前記対象部品(TP)に接続される第1端子電極(91)と、前記導電膜(47)に接続される第2端子電極(94)と、を備え、
前記直流電源(88)は、前記第1端子電極(91)を陰極とし、前記第2端子電極(94)を陽極として、前記第1端子電極(91)と前記第2端子電極(94)との間に前記直流電圧を印加する、
冷凍サイクル装置。
続きを表示(約 1,600 文字)
【請求項2】
請求項1に記載の冷凍サイクル装置において、
電装部品(EP)を収容する電装品箱(70)を備え、
前記直流電源(88)は、前記電装品箱(70)に配置される、
冷凍サイクル装置。
【請求項3】
請求項2に記載の冷凍サイクル装置において、
冷媒を循環させて冷凍サイクルを行う冷媒回路(60)を備え、
前記冷媒回路(60)は、圧縮機(40)を含んで構成され、
前記電装品箱(70)には、前記圧縮機(40)のモータ(40M)を駆動するためのインバータ基板(80)が収容され、
前記直流電源(88)は、前記インバータ基板(80)上に設けられる、
冷凍サイクル装置。
【請求項4】
請求項1に記載の冷凍サイクル装置において、
直流電流により動作する負荷装置(PD)を備え、
前記通電部品(90)は、前記第1端子電極(91)および前記第2端子電極(94)を前記直流電源(88)に接続する第1電源線(110)を備え、
前記直流電源(88)は、各々直流電圧を出力する第1給電ポート(89a)および第2給電ポート(89b)を有し、
前記第1給電ポート(89a)には、前記第1電源線(110)が接続され、
前記第2給電ポート(89b)には、前記負荷装置(PD)を動作させるための第2電源線(130)が接続される
冷凍サイクル装置。
【請求項5】
請求項1に記載の冷凍サイクル装置において、
前記第1端子電極(91)と前記第2端子電極(94)とは、互いの間に絶縁体(97)を介して一体化された複合電極部品(CP)を構成し、
前記絶縁体(97)は、両端が開口した中空棒状物であり、長手方向において前記導電膜(47)を貫通し、
前記第1端子電極(91)は、前記絶縁体(97)の内部に配置され、
前記第2端子電極(94)は、前記絶縁体(97)の外周に位置する、
冷凍サイクル装置。
【請求項6】
請求項1に記載の冷凍サイクル装置において、
前記対象部品(TP)は、締結部材(50)を用いて他の部品(26)に締結され、
前記締結部材(50)は、前記対象部品(TP)の導電膜(47)がない領域に挿通される、
冷凍サイクル装置。
【請求項7】
請求項1~6のいずれか1項に記載の冷凍サイクル装置において、
冷媒を循環させて冷凍サイクルを行う冷媒回路(60)を備え、
前記冷媒回路(60)は、圧縮機(40)を含んで構成され、
前記対象部品(TP)は、前記圧縮機(40)のケーシング(41)である、
冷凍サイクル装置。
【請求項8】
請求項1に記載の冷凍サイクル装置において、
冷凍サイクルの実行を制御する制御部(140)を備え、
前記制御部(140)は、前記対象部品(TP)および前記導電膜(47)に前記直流電圧に応じた電流が流れることを監視する、
冷凍サイクル装置。
【請求項9】
請求項8に記載の冷凍サイクル装置において、
データを記憶する記憶装置(74)を備え、
前記制御部(140)は、前記対象部品(TP)および導電膜(47)に流れる前記電流を示すデータを前記記憶装置(74)に記憶させる、
冷凍サイクル装置。
【請求項10】
請求項8に記載の冷凍サイクル装置において、
他の機器と通信を行うための通信装置(75)を備え、
前記制御部(140)は、前記対象部品(TP)および前記導電膜(47)に流れる前記電流を示すデータを、前記通信装置(75)を介してネットワーク(N)上のサーバ装置(300)に保存する
冷凍サイクル装置。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、冷凍サイクル装置および監視システム、ならびにコンテナに関する。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
従来から、海上輸送に用いられるコンテナが知られている。このコンテナには、コンテナ本体の庫内空間を冷却するための冷凍サイクル装置が設けられる。冷凍サイクル装置は、冷媒回路を備える。冷媒回路は、圧縮機、庫外熱交換器、膨張弁、および庫内熱交換器を含んで構成され、冷媒を循環させることで蒸気圧縮式の冷凍サイクルを行う。
【0003】
冷凍サイクル装置において、庫外熱交換器は、コンテナ外の空気との熱交換により内部の冷媒を放熱させる放熱器として機能する。また、庫内熱交換器は、コンテナ内の空気との熱交換により内部の冷媒を蒸発させると共に、庫内空間の空気を冷却する蒸発器として機能する。そのような冷凍サイクル装置の一例は、特許文献1に開示される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2011-257087号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
冷凍サイクル装置に含まれる圧縮機のケーシングなどの、外気に晒される金属製の部品には外装塗膜が施される。しかし、外装塗膜が劣化により剥がれるなどして欠陥を生じた場合、その欠陥箇所を通じて雨水や海水、結露水などの水が金属製の部品に付着すると、その部品が腐食を起こす。輸送用コンテナは、船舶などに積載されて海上を移動する。このため、上記の場合において、金属製の部品が海水の影響により特に腐食し易い。
【0006】
本開示の目的は、冷凍サイクル装置に含まれる金属製の対象部品が腐食するのを抑制することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示の第1の態様は、冷凍サイクル装置(20)を対象とする。第1の態様の冷凍サイクル装置(20)は、金属製の対象部品(TP)と、直流電圧を出力する直流電源(88)と、前記対象部品(TP)と前記直流電源(88)とを電気的に接続する通電部品(90)とを備える。前記対象部品(TP)の外面には、絶縁膜(46)と、該絶縁膜(46)に積層された導電膜(47)とが設けられる。前記通電部品(90)は、前記対象部品(TP)に接続される第1端子電極(91)と、前記導電膜(47)に接続される第2端子電極(94)とを備える。前記直流電源(88)は、前記第1端子電極(91)を陰極とし、前記第2端子電極(94)を陽極として、前記第1端子電極(91)と前記第2端子電極(94)との間に前記直流電圧を印加する。
【0008】
この第1の態様では、通電部品(90)が直流電源(88)から出力される直流電圧を第1端子電極(91)と第2端子電極(94)との間に印加する。このとき、直流電圧は、第1端子電極(91)を陰極とし、第2端子電極(94)を陽極として印加される。よって、水が絶縁膜(46)に生じた欠陥箇所に付くなどして対象部品(TP)と導電膜(47)とが導通すると、直流電圧に応じた電流が対象部品(TP)および導電膜(47)に流れて、電気防食が対象部品(TP)に作用する。それにより、対象部品(TP)の腐食を抑制できる。
【0009】
本開示の第2の態様は、第1の態様の冷凍サイクル装置(20)において、電装部品(EP)を収容する電装品箱(70)を備える、冷凍サイクル装置(20)である。前記直流電源(88)は、前記電装品箱(70)に配置される。
【0010】
この第2の態様では、直流電源(88)が電装品箱(70)に配置される。これによれば、直流電源(88)を備えるために余分なスペースを確保せずに済む。
(【0011】以降は省略されています)
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