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公開番号
2025120229
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-15
出願番号
2025091771,2024027333
出願日
2025-06-02,2021-09-10
発明の名称
試合記載生成装置、試合記載生成方法、及びコンピュータプログラム
出願人
株式会社ミンカブ・ジ・インフォノイド
代理人
個人
主分類
G06F
40/56 20200101AFI20250807BHJP(計算;計数)
要約
【課題】対戦形式の試合に関する記事を試合データに基づき自動生成するにあたり、試合に負けた側の良かったところを表現できるようにする。
【解決手段】試合記載生成装置10は、対戦形式の試合の内容を表す試合データを試合データ配信システム2から受信すると、その受信した試合データに基づき、対戦する一方と他方の得点を比較し、一方が試合に勝ったか負けたかを判断する。一方が試合に負けた場合、試合記載生成装置10は、試合中に一方の得点が他方の得点を上回っていた時期の有無を試合データに基づき判断し、試合中に一方の得点が他方の得点を上回っていた時期があれば、対戦する一方は試合に負けたが、試合中は一方が試合をリードしていたことがあることに言及した記載を含む戦評記事を自動生成する。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
対戦同士のそれぞれから複数の選手が出場する得点形式の試合についての試合結果に係る内容を示す試合データを外部から取得して、その取得した試合データに基づき試合結果に係る複数種類の記載を生成する試合記載生成装置において、
外部から取得した試合データに基づき、対戦する一方が試合に勝った又は負けたことに係る内容の記載を生成する手段と、
外部から取得した試合データに基づき、プレー内容が閾値を超えることを規定した条件に該当する選手又は記録を達成した選手を検出する検出手段と、
前記検出手段が選手を検出した場合、検出した選手に係る内容の記載を生成する手段と
を備えることを特徴とする試合記載生成装置。
続きを表示(約 2,500 文字)
【請求項2】
対戦同士のそれぞれから複数の選手が出場する得点形式の試合についての試合途中に係る内容を示す試合データを外部から取得して、その取得した試合データに基づき試合途中に係る複数種類の記載を生成する試合記載生成装置において、
外部から取得した試合データに基づき、対戦する一方がリードしている又はリードされていることに係る内容の記載を生成する手段と、
外部から取得した試合データに基づき、プレー内容が閾値を超えることを規定した条件に該当する選手又は記録を達成した選手を検出する検出手段と、
前記検出手段が選手を検出した場合、検出した選手に係る内容の記載を生成する手段と
を備えることを特徴とする試合記載生成装置。
【請求項3】
プレー内容に応じたポイントの値を規定したポイントテーブルと、
外部から取得した試合データに基づき、試合に出場した選手のポイントを前記ポイントテーブルから算出する算出手段と
を備え、
前記検出手段は、前記算出手段が算出したポイントが閾値を超えるか否かを判断することで、前記プレー内容が閾値を超えることを規定した条件に該当する選手を検出するようにしてある請求項1又は請求項2に記載の試合記載生成装置。
【請求項4】
プレー内容に応じたポイントの値を規定したポイントテーブルと、
外部から取得した試合データに基づき、試合に出場した選手のポイントを前記ポイントテーブルから算出する算出手段と
を備え、
前記検出手段は、前記算出手段が算出したポイントが閾値を超えるか否かを判断することで、前記プレー内容が閾値を超えることを規定した条件に該当する選手を検出するようにしてあり、
前記閾値は、試合に負けた側の閾値が、試合に勝った側の閾値に比べて低くしてある請求項1に記載の試合記載生成装置。
【請求項5】
プレー内容に応じたポイントの値を規定したポイントテーブルと、
外部から取得した試合データに基づき、試合に出場した選手のポイントを前記ポイントテーブルから算出する算出手段と
を備え、
前記検出手段は、前記算出手段が算出したポイントが閾値を超えるか否かを判断することで、前記プレー内容が閾値を超えることを規定した条件に該当する選手を検出するようにしてあり、
前記閾値は、前記試合途中の時点でリードされている側の閾値が、リードしている側の閾値に比べて低くしてある請求項2に記載の試合記載生成装置。
【請求項6】
試合記載生成装置が、対戦同士のそれぞれから複数の選手が出場する得点形式の試合についての試合結果に係る内容を示す試合データを外部から取得し、その取得した試合データに基づき試合結果に係る複数種類の記載を生成する試合記載生成方法において、
前記試合記載生成装置は、
外部から取得した試合データに基づき、対戦する一方が試合に勝った又は負けたことに係る内容の記載を生成するステップと、
外部から取得した試合データに基づき、プレー内容が閾値を超えることを規定した条件に該当する選手又は記録を達成した選手を検出するステップと、
選手を検出した場合、検出した選手に係る内容の記載を生成するステップと
を実行することを特徴とする試合記載生成方法。
【請求項7】
試合記載生成装置が、対戦同士のそれぞれから複数の選手が出場する得点形式の試合についての試合途中に係る内容を示す試合データを外部から取得し、その取得した試合データに基づき試合途中に係る複数種類の記載を生成する試合記載生成方法において、
前記試合記載生成装置は、
外部から取得した試合データに基づき、対戦する一方がリードしている又はリードされていることに係る内容の記載を生成するステップと、
外部から取得した試合データに基づき、プレー内容が閾値を超えることを規定した条件に該当する選手又は記録を達成した選手を検出するステップと、
選手を検出した場合、検出した選手に係る内容の記載を生成するステップと
を実行することを特徴とする試合記載生成方法。
【請求項8】
コンピュータに、対戦同士のそれぞれから複数の選手が出場する得点形式の試合についての試合結果に係る内容を示す試合データを外部から取得させて、その取得した試合データに基づき試合結果に係る複数種類の記載を生成する処理を実行させるためのコンピュータプログラムにおいて、
前記コンピュータに、
外部から取得した試合データに基づき、対戦する一方が試合に勝った又は負けたことに係る内容の記載を生成するステップと、
外部から取得した試合データに基づき、プレー内容が閾値を超えることを規定した条件に該当する選手又は記録を達成した選手を検出するステップと、
選手を検出した場合、検出した選手に係る内容の記載を生成するステップと
を実行させることを特徴とするコンピュータプログラム。
【請求項9】
コンピュータに、対戦同士のそれぞれから複数の選手が出場する得点形式の試合についての試合途中に係る内容を示す試合データを外部から取得させて、その取得した試合データに基づき試合途中に係る複数種類の記載を生成する処理を実行させるためのコンピュータプログラムにおいて、
前記コンピュータに、
外部から取得した試合データに基づき、対戦する一方がリードしている又はリードされていることに係る内容の記載を生成するステップと、
外部から取得した試合データに基づき、プレー内容が閾値を超えることを規定した条件に該当する選手又は記録を達成した選手を検出するステップと、
選手を検出した場合、検出した選手に係る内容の記載を生成するステップと
を実行させることを特徴とするコンピュータプログラム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、対戦形式の試合に関する記載を自動で生成するものであり、特に、対戦する一方が負けた場合又は試合途中で負けている場合でも、そのような一方の側に注目した視点で試合に関する記載を自動生成するようにした試合記載生成装置、試合記載生成方法、及びコンピュータプログラムに関する。
続きを表示(約 3,100 文字)
【背景技術】
【0002】
従来から、対戦形式の試合に関する記事を自動生成する技術は複数存在している。具体例として下記の特許文献1では、野球のような得点を競うスポーツの試合結果や途中の状態などを人が分かり易いように説明する文を生成することに関する技術が開示される。また、下記の特許文献2では、スポーツ(例えば、テニス)に関する映像コンテンツから試合中の選手の動作等のイベント情報を取得し、その取得したイベント情報に基づきコンテンツを要約した文章の生成を行う技術が開示される。このような映像から試合(例えば、野球)に関する内容の記載を生成する技術は、下記の特許文献3、4でも開示される。
【0003】
さらに、下記の特許文献5では、リアルタイムで提供されるスポーツ(例えば、サッカー)の試合内容を示すリザルトデータに基づき、スポーツコメントを自動で作成する技術が開示される。さらにまた、下記の非特許文献1では、高校野球の一打席速報をもとに自動で経過戦評を作成する技術が開示される。高校野球の戦評の自動生成については、下記の非特許文献2でも開示される。なお、野球については、イニング速報を生成する技術が下記の特許文献6で開示される。
【0004】
また、プロ野球において特定の選手の打撃等の活躍を指標値で評価して、打撃に関する記述について客観性の高い戦評を出力するようにしたものが下記の非特許文献3で開示される。同様に、野球の試合で打席ごとにスコアリングして、スコアの高い打席に関する要約文を作成する技術が下記の非特許文献4で開示される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2001-92815号公報
国際公開第2004/012100号(特願2004-524084)
特開2000-261754号公報
特開2001-275058号公報
特開2005-173651号公報
特開2017-151864号公報
神戸新聞NEXT、”経過戦評ロボットくん、AI活用、高校野球戦評を自動作成”、[online]、[令和3年(2021年)3月4日検索]、インターネット<URL:https://www.kobe-np.co.jp/info/nextguide/koya2018summer/robot/>
朝日新聞DIGITAL、”高校野球、おーとりぃのAI戦評”、[online]、[令和3年(2021年)3月4日検索]、インターネット<URL:https://www.asahi.com/sports/baseball/ai-news/>
J-STAGE、”情報知識学会誌、WPAを用いた野球の戦評の自動生成”、工藤健太郎、大川恭平、金澤慧、村井源、2019年29巻2号P181-186、[online]、[令和3年(2021年)3月4日検索]、インターネット<URL:https://www.jstage.jst.go.jp/article/jsik/29/2/29_2019_033/_article/-char/ja/>
J-STAGE、”自然言語処理、スポーツ要約生成におけるテンプレート型手法とニューラル型手法の提案と比較”、田川裕輝、嶋田和孝、2018年25巻4号P357-391、[online]、[令和3年(2021年)3月4日検索]、インターネット<URL:https://www.jstage.jst.go.jp/article/jnlp/25/4/25_357/_article/-char/ja/>
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
上述したように、対戦形式の試合に関する内容の記載を生成する技術は従来、複数存在するが、いずれも試合に勝った側や、勝っている側をメインに扱った記載ぶりになり、試合に負けた側又は試合中に負けている側に注目した視点で試合に関する内容の記載を生成できるようにした技術については言及されていない。
【0007】
例えば、上述した特許文献1には、段落0052の『抽出条件の設定には、(A)条件を逐次指定する方法と、(B)すでに準備してあるものを使う方法の二通りがある。また、抽出条件には、(a)生成文の長さ、ユーザの好みのチーム、選手を指定する部分と、(b)抽出したい状況を指定する部分の二種類ある。』という記載、及び段落0084の『以上の文生成処理により、試合の面白い部分や、好みのプレー、好みの選手に焦点を当てた説明文が、読み手や聞き手に理解し易いように提供される。』という記載があり、これらの記載より、好みのチームや選手を指定すれば、好みのチームや選手に焦点を当てた説明文が提供される旨は開示されるが、負け側(負けている側)に焦点を当てた説明文が提供されることまでは記載されていない。
【0008】
同様に、上述した特許文献2に係る再公表公報の第6頁下から3行目から第7頁2行目には『表層文情報生成部105は、前記要約用テキスト要素と利用者情報とに基づいて、コンテンツを要約した文章で表現する表層文情報を生成するものである。また、表層文情報生成の際には、前記利用者入力情報に基づき、前記着目選手を中心とした表現を用いるようにしている。これにより、前記表層文情報は指定された選手やチームの観点から表現されて形成されることになる。』という記載があり、この記載より、指定された選手やチームの観点から表現された文が形成される旨は開示されるが、負けた側(負けている側)の試合中における特筆すべき事項を確実に表現できるようにした文が形成されることまでは記載されていない。
【0009】
上述した特許文献1、2は、チームや選手を指定すれば、その指定したチームや選手に焦点を当てた説明文や、その指定したチームや選手の観点から表現された文は形成されるものの、そのようなチームや選手の指定が無ければ、通常の観点からの文の生成に留まるという問題がある。そのため、例えば、対戦形式の試合に関する記載を読んで楽しむユーザの中には、心情的に負け側(負けている側)を応援するユーザが一定数おり、このようなユーザは、負け側(負けている側)に関する内容に興味を持つが、上述した各特許文献や非特許文献に開示される技術では、このようなユーザのニーズに対応できないという問題が生じる。
【0010】
本発明は、斯かる事情に鑑みてなされたものであり、ユーザ等の指定が無くても、試合に負けた側、又は試合途中で負けている側に着目し、試合に負けた側、又は試合途中で負けている側が、試合中にリードしていた時期があれば、負けた側又は負けている側の特筆すべき事項として、リードしていたことに関する内容を含む記載を自動で生成できるようにした試合記載生成装置、試合記載生成方法、及びコンピュータプログラムを提供することを目的とする。
また、本発明は、試合に負けた側、又は試合途中で負けている側が、試合の大半をリードしていたようなことがあれば、負けた側又は負けている側の特筆すべき事項として、試合の大半を優勢に進めていたことに関する内容を含む記載を自動で生成できるようにした試合記載生成装置、試合記載生成方法、及びコンピュータプログラムを提供することを目的とする。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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