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公開番号2025120409
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-15
出願番号2025098147,2022052791
出願日2025-06-12,2022-03-29
発明の名称開閉弁装置
出願人能美防災株式会社
代理人個人
主分類B05B 15/00 20180101AFI20250807BHJP(霧化または噴霧一般;液体または他の流動性材料の表面への適用一般)
要約【課題】粉末を含有する液体を噴射する噴射装置に用いられる手動式の開閉弁装置において、中途開放状態で使用されることを防ぎ、液体の成分の分離や液体中の粉末による詰まりを防止する開閉弁装置を提供する。
【解決手段】本発明に係る開閉弁装置7は、粉末を含有する液体を所定圧力でノズル3に供給してノズル3から噴射する噴射装置1におけるノズル3の上流側に設けられ、ノズル3に至る流路を開閉するものであって、操作部を有する弁体13と、弁座15と、弁体13を閉止方向に付勢する付勢手段と、前記操作部を操作して弁体13を開放方向に押し下げる操作レバー19と、を備え、弁体13は、弁体13が開放したときに前記液体の圧力が作用する圧力作用面を有し、該圧力作用面は前記液体の圧力が作用したときに該圧力が前記弁体を開放する方向に作用するように構成されていることを特徴とするものである。
【選択図】 図1
特許請求の範囲【請求項1】
粉末を含有する液体を所定圧力でノズルに供給して前記ノズルから噴射する噴射装置における前記ノズルの上流側に設けられ、前記ノズルに至る流路を開閉する開閉弁装置であって、
操作部を有する弁体と、弁座と、前記弁体を閉止方向に付勢する付勢手段と、前記操作部を操作して前記弁体を開放方向に押し下げる操作レバーと、を備え、
前記弁体は、該弁体が開放したときに前記液体の圧力が作用する圧力作用面を有し、該圧力作用面は前記液体の圧力が作用したときに該圧力が前記弁体を開放する方向に作用するように構成されていることを特徴とする開閉弁装置。
続きを表示(約 280 文字)【請求項2】
前記弁座は円環状部を有し、前記弁体は該円環状部に挿入可能な挿入部を有し、前記弁体の挿入部が前記弁座における前記円環状部に挿入されて該円環状部の内周面と当接することで弁閉止状態となり、前記挿入部と前記円環状部とが当接しないことで弁開放状態となることを特徴とする請求項1記載の開閉弁装置。
【請求項3】
前記弁体の一部を進退可能にガイドするシリンダー部材を有し、
該シリンダー部材内に前記付勢手段が収容されると共に、該シリンダー部材内に前記液体が入らないようにシールされていることを特徴とする請求項1又は2に記載の開閉弁装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、粉末を含有する液体を噴射する噴射装置における前記液体の流路を開閉する開閉弁装置に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
消火活動においては、粉末状の添加物を添加した液体を目標物に噴射する場合がある。そのような液体の例として、例えば、特許文献1に開示される「遮光剤」がある。
太陽光パネルが設置された住宅で火災が発生した場合、消火のための放水を行うと、太陽光パネルが発電した電気によって、漏電や、消火活動者の感電等の危険がある。
そこで、特許文献1のような遮光剤を太陽光パネルの表面に塗布することで、太陽光パネルに入射する光を遮断することができる。このような遮光剤は、例えば、膨潤性層状粘土鉱物及び遮光性顔料等の粉末状の添加物を水に分散させて構成されている。
【0003】
また、粉末を含有する液体の他の例として、特許文献2に開示される「延焼防止薬剤」がある。
茅葺き屋根等の植物屋根を備えた古民家等は、周辺の火災からの飛び火による着火延焼のリスクが高い。そのため、延焼防止措置として、このような家屋に消火水を散布する場合があるが、植物屋根は散布した消火水が流出しやすく、連続的に消火水を散布しなければならなかった。そこで、特許文献2のような延焼防止薬剤を用いることで、高粘度の延焼防止薬剤が植物屋根に保持されるので、大量の消火水を必要とせず、散布量を低減することができる。このような延焼防止薬剤も屋根面に保持される粘度を確保するため、無機物の粉末を水に分散させて構成されている。
【0004】
上述したような粉末を含有する液体は、噴射装置を用いて目標物に噴射される。噴射装置としては、例えば、上記液体を背負いタンクのようなものに収容して作業者が持ち運び、該タンクから液体を所定圧力でノズルに供給し、噴射するものなどがある。
上記のような噴射装置には、ノズルの上流側に、液体の流路を開閉するための開閉弁装置が設けられている。開閉弁装置には、例えば、操作者が手動でレバーを動かすことによって流路を開閉するような手動式の開閉弁装置が知られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2017-93288号公報
特開2018-68672号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかし、粉末を含有する液体を噴射する噴射装置において、上述したような手動式の開閉弁装置を用いる場合には下記のような問題があった。
【0007】
手動式の開閉弁装置は、通常時、弁体がバネによって弁座に押し付けられて閉弁状態になっている。これに対して操作者がレバーを倒すなどして操作することでばねを縮ませ、ばねが縮むことで弁体が弁座から離れて弁が開放する。レバーを倒す角度に応じて弁の開度が大きくなるが、弁の開度が大きくなるほどばねが縮んでばねの反発力も大きくなるため、操作者はレバーに加える操作力を徐々に大きくしながらレバーを操作する必要がある。レバーを最大まで倒すと弁全開状態となるが、操作者がレバーに加える力を途中で止めた場合には中途開放状態で使用される場合もある。
【0008】
しかし、弁体と弁座の隙間が小さい状態で使用を続けた場合、液中の粉末が弁体と弁座の隙間に滞留して成分が分離するという問題がある。また、滞留した粉末によって徐々に弁体と弁座の間が詰まって、開閉弁装置が動作不良を起こすという問題もある。
【0009】
本発明は、係る課題を解決するためになされたものであり、粉末を含有する液体を噴射する噴射装置に用いられる手動式の開閉弁装置において、中途開放状態で使用されることを防ぎ、液体の成分の分離や液体中の粉末による詰まりを防止する開閉弁装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
(1)本発明に係る開閉弁装置は、粉末を含有する液体を所定圧力でノズルに供給して前記ノズルから噴射する噴射装置における前記ノズルの上流側に設けられ、前記ノズルに至る流路を開閉するものであって、操作部を有する弁体と、弁座と、前記弁体を閉止方向に付勢する付勢手段と、前記操作部を操作して前記弁体を開放方向に押し下げる操作レバーと、を備え、前記弁体は、該弁体が開放したときに前記液体の圧力が作用する圧力作用面を有し、該圧力作用面は前記液体の圧力が作用したときに該圧力が前記弁体を開放する方向に作用するように構成されていることを特徴とするものである。
(【0011】以降は省略されています)

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