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公開番号
2025121092
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-19
出願番号
2024016308
出願日
2024-02-06
発明の名称
船陸間通信回線シミュレータおよび船陸間通信評価システム
出願人
日本無線株式会社
代理人
個人
主分類
H04L
43/55 20220101AFI20250812BHJP(電気通信技術)
要約
【課題】複数の船陸間通信回線のシミュレーションを行うことが可能な船陸間通信回線シミュレータと、船陸間通信を評価する船陸間通信評価システムとを提供する。
【解決手段】船陸間通信回線シミュレータ8は、通信速度と、通信遅延時間と、パケットロスとのうちの少なくとも1つを含む通信条件が設定されると、設定された通信条件にしたがって通信を行う疑似通信回線部81と、疑似通信回線部81にシミュレーションの対象となる船陸間通信回線に応じた通信条件を設定する通信制御部82とを備えており、テスト用コンピュータ7とテスト用サーバ8との間の通信を行なうことで、船陸間通信回線の評価を机上で行なうことができる。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
船舶内に設けられた船内ネットワークと、陸上施設に設置されたサーバとの間を接続する複数の船陸間通信回線のシミュレーションに用いられる船陸間通信回線シミュレータであって、
通信速度と、通信遅延時間と、パケットロスとのうちの少なくとも1つを含む通信条件が設定されると、設定された前記通信条件にしたがって通信を行う疑似通信回線手段と、
前記疑似通信回線手段にシミュレーションの対象となる前記船陸間通信回線に応じた前記通信条件を設定する通信制御手段と、
を備えることを特徴とする船陸間通信回線シミュレータ。
続きを表示(約 760 文字)
【請求項2】
前記疑似通信回線手段は、第1の通信インターフェースと、第2の通信インターフェースとを備え、前記第1の通信インターフェースと前記第2の通信インターフェースとの間がブリッジ接続されたコンピュータからなり、
前記通信制御手段は、前記第1の通信インターフェースと前記第2の通信インターフェースとの間の前記通信条件をシミュレーションの対象となる前記船陸間通信回線に応じて設定する、
ことを特徴とする請求項1に記載の船陸間通信回線シミュレータ。
【請求項3】
前記通信制御手段は、前記船舶の運航状況に応じて複数の前記船陸間通信回線が切り替わる状態を示すテストシナリオにしたがって前記通信条件を切り替える、
ことを特徴とする請求項1または2に記載の船陸間通信回線シミュレータ。
【請求項4】
請求項1または2に記載の船陸間通信回線シミュレータと、前記船陸間通信回線シミュレータに接続され、前記疑似通信回線手段によって行われた通信の評価を行う評価装置と、を備えることを特徴とする船陸間通信評価システム。
【請求項5】
請求項1または2に記載の複数の船陸間通信回線シミュレータと、前記複数の船陸間通信回線シミュレータに接続された通信切替装置と、前記通信切替装置に接続された評価装置と、を備え、
前記複数の船陸間通信回線シミュレータは、それぞれ異なる船陸間通信回線をシミュレーションし、
前記通信切替装置は、所定の条件に応じて通信を行う前記船陸間通信回線シミュレータを切り替え、
前記評価装置は、前記通信切替装置による前記船陸間通信回線シミュレータの切り替えを評価する、
ことを特徴とする船陸間通信評価システム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、船内ネットワークと陸上施設のサーバとの間を接続する複数の船陸間通信回線のシミュレーションに用いられる船陸間通信回線シミュレータと、船陸間通信を評価する船陸間通信評価システムとに関する。
続きを表示(約 1,900 文字)
【背景技術】
【0002】
船舶と陸上施設との間の通信には、船舶の運航状況や通信の目的などに応じて複数の船陸間通信回線が適宜切り換えて利用されている(例えば、特許文献1参照)。例えば、船舶が外洋を航行している場合には、安定した通信が可能な衛星回線が利用され、船舶が沿岸部を航行している場合には、通信コストが安価で高速な携帯電話通信回線(例えば、LTE:Long Term Evolutionなど)が利用される。
【0003】
また、衛星回線では、静止高軌道衛星(GEO:Geostationary High Earth Orbit)や、中軌道衛星(MEO:Medium Earth Orbit)、低軌道衛星(LEO:Low Earth Orbit)などが適宜切り換えて利用される。静止高軌道衛星は、遅延は大きいが、常に同じ方向に存在する衛星を追尾するだけで通信を行うことができるため、比較的容易に安定した通信システムを構築できる。これに対し、低軌道衛星は、遅延は小さいが、通信遮蔽を解消するために複数の衛星を切り替えながら通信する必要があるため、安定した通信を構築する難易度は高くなるが、近年は衛星数の増加と追尾技術の向上により、それらの問題はほぼ解決しつつある。しかし、サービスが未許可で通信できないエリアが存在するなど許認可の問題が残っているため、切替システムが必要となる。中軌道衛星は、低軌道衛星と静止高軌道衛星との中間程度の遅延である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2014-075627号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
従来、上述した複数の船陸間通信回線を利用する船陸間通信システムを評価するには、実際に船舶を運航してフィールドテストを行う必要があった。そのため、評価には時間やコストがかかるという問題があった。また、船陸間通信回線の切り替えは航路条件などにも依存するため、評価できない条件(例えば、瀬戸内海などの沿岸航路における沿岸と外洋の衛星切り替え試験など)があり、繰り返し評価や全ての通信回線間で切り替えを行う全パターン評価、通信回線が切り替わる限界値付近での評価などを行うことは難しかった。
【0006】
そこで本発明は、複数の船陸間通信回線のシミュレーションを行うことが可能な船陸間通信回線シミュレータと、船陸間通信を評価する船陸間通信評価システムとを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、船舶内に設けられた船内ネットワークと、陸上施設に設置されたサーバとの間を接続する複数の船陸間通信回線のシミュレーションに用いられる船陸間通信回線シミュレータであって、通信速度と、通信遅延時間と、パケットロスとのうちの少なくとも1つを含む通信条件が設定されると、設定された前記通信条件にしたがって通信を行う疑似通信回線手段と、前記疑似通信回線手段にシミュレーションの対象となる前記船陸間通信回線に応じた前記通信条件を設定する通信制御手段と、を備えることを特徴とする船陸間通信回線シミュレータである。
【0008】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の船陸間通信回線シミュレータであって、前記疑似通信回線手段は、第1の通信インターフェースと、第2の通信インターフェースとを備え、前記第1の通信インターフェースと前記第2の通信インターフェースとの間がブリッジ接続されたコンピュータからなり、前記通信制御手段は、前記第1の通信インターフェースと前記第2の通信インターフェースとの間の前記通信条件をシミュレーションの対象となる前記船陸間通信回線に応じて設定する、ことを特徴とする。
【0009】
請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載の船陸間通信回線シミュレータであって、前記通信制御手段は、前記船舶の運航状況に応じて複数の前記船陸間通信回線が切り替わる状態を示すテストシナリオにしたがって前記通信条件を切り替える、ことを特徴とする。
【0010】
請求項4に記載の発明は、請求項1または2に記載の船陸間通信回線シミュレータと、前記船陸間通信回線シミュレータに接続され、前記疑似通信回線手段によって行われた通信の評価を行う評価装置と、を備えることを特徴とする船陸間通信評価システムである。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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