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公開番号2025121487
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-20
出願番号2024016899
出願日2024-02-07
発明の名称ツイストチューブ自動取付装置
出願人矢崎総業株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類H02G 1/06 20060101AFI20250813BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】ツイストチューブを電線に自動で取り付けられるようにする。
【解決手段】ツイストチューブ自動取付装置1は、互いの間に電線11を保持する第1治具7a及び第2治具7b、ツイストチューブ9を送り出して第1治具7a及び第2治具7bの外面に被せる送りベルト63、テープ巻き機構、を備えている。第1治具7a及び第2治具7bの外面に被せられたツイストチューブ9は、第1延設板部72と第2延設板部75との間の空間にツイストチューブ9の巻き方向一端9bが位置付けられ、第1延設板部72の外面に他端9aが位置付けられる。テープ巻き機構のリールから引き出されたテープ14は、ツイストチューブ9の一端9bと他端9aの間のスリットSを通され、ツイストチューブ9の外周に巻き付けられる。
【選択図】図19
特許請求の範囲【請求項1】
互いに接離可能に設けられ、接近状態で互いの間に電線を保持する第1治具及び第2治具と、
前記第1治具及び前記第2治具同士を接離させる接離手段と、
樹脂製シートが巻かれて癖付けされたツイストチューブを送り出して接近状態の前記第1治具及び前記第2治具の外面に被せる搬送手段と、を備え、
前記第1治具及び前記第2治具の外面に被せられた状態の前記ツイストチューブは、その巻き方向一端と他端が離隔している
ことを特徴とするツイストチューブ自動取付装置。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
前記第1治具は、前記電線に沿う第1対向板部と、該第1対向板部の一端から前記第2治具側に延びた第1延設板部と、を有し、
前記第2治具は、前記第1対向板部と対向し、前記電線に沿う第2対向板部と、該第2対向板部の一端から前記第1対向板部側に延び、前記電線に沿う第2延設板部と、を有し、
前記第1治具及び前記第2治具の接近状態で、前記第1延設板部と前記電線の間に前記第2延設板部が位置付けられており、前記第1延設板部と前記第2延設板部との間に存在する空間に前記ツイストチューブの巻き方向一端が位置付けられ、前記第1延設板部の外面に前記ツイストチューブの巻き方向他端が位置付けられる
ことを特徴とする請求項1に記載のツイストチューブ自動取付装置。
【請求項3】
前記電線及び前記ツイストチューブの外周にテープを巻き付けるテープ巻き機構を備え、
前記テープ巻き機構は、前記ツイストチューブの取付前状態の電線にテープ巻きを開始し、
テープ巻き途中の段階で、リールから引き出されて該リールと前記電線の間に位置付けられたテープが、前記第1治具及び前記第2治具の外面に被せられた状態の前記ツイストチューブの巻き方向一端と他端の間に位置付けられる
ことを特徴とする請求項1に記載のツイストチューブ自動取付装置。
【請求項4】
前記ツイストチューブをチューブ状に巻かれた自然状態から巻き方向一端と他端が周方向に間隔をあけた開き状態に拡げる拡径治具と、
自然状態で前記拡径治具の長手方向一端側に被せられた前記ツイストチューブを前記拡径治具に沿って長手方向他端側に搬送する搬送手段と、を備え、
前記拡径治具の長手方向他端側に前記第1治具及び前記第2治具が位置付けられる
ことを特徴とする請求項1に記載のツイストチューブ自動取付装置。
【請求項5】
前記拡径治具に被せられて前記開き状態とされた前記ツイストチューブを前記拡径治具の外周面に沿って回転させる回転手段と、
前記回転手段によって回転されている前記ツイストチューブの巻き方向一端及び他端の位置を検知するセンサと、を備え、
前記回転手段は、前記ツイストチューブの巻き方向一端及び他端が所定位置に位置すると回転を停止する
ことを特徴とする請求項4に記載のツイストチューブ自動取付装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、ツイストチューブを電線に取り付けるツイストチューブ自動取付装置に関するものである。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
車両に配索されるワイヤハーネスの一例として、電線にツイストチューブが被せられ、該ツイストチューブが電線にテープ巻き固定されたものがある。ツイストチューブは、樹脂製シートがチューブ状に巻かれて癖付けされた電線外装材である。ツイストチューブについては、例えば特許文献1に開示されている。
【0003】
ワイヤハーネスの電線の端末にはツイストチューブの内径よりも大きいコネクタが取り付けられており、このコネクタはツイストチューブの内側に通すことができない。よって、ツイストチューブを電線に取り付ける際は、ツイストチューブをその閉じ方向の弾性力に抗して開き、巻き方向一端と他端の間に電線を挿入するようにして被せ、このツイストチューブを電線にテープ巻き固定する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2009-254076号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上記ツイストチューブは、人の手により電線に取り付けられており、機械による自動取付は実施されていなかった。そのため、ツイストチューブの取付位置にずれが生じたり、テープ巻き時にしわが生じるなどして、完成品のワイヤハーネスにバラツキが生じることがあった。
【0006】
そこで、本発明は、ツイストチューブを電線に自動で取り付けられるようにすることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は、互いに接離可能に設けられ、接近状態で互いの間に電線を保持する第1治具及び第2治具と、前記第1治具及び前記第2治具同士を接離させる接離手段と、樹脂製シートが巻かれて癖付けされたツイストチューブを送り出して接近状態の前記第1治具及び前記第2治具の外面に被せる搬送手段と、を備え、前記第1治具及び前記第2治具の外面に被せられた状態の前記ツイストチューブは、その巻き方向一端と他端が離隔していることを特徴とするツイストチューブ自動取付装置である。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、ツイストチューブを電線に自動で取り付けることができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本発明の一実施形態にかかるツイストチューブ自動取付装置を示す図である。
図1の拡径治具及びツイストチューブ取付ガイドを示す図である。
図2の第1治具及び第2治具の断面図である。
図2の第1治具及び第2治具が接近して互いの間に電線を保持した状態を示す図である。
図4の第1治具及び第2治具の断面図である。
図4の拡径治具のみを示す図である。
図4の拡径治具の小径部にツイストチューブが被せられた状態を示す図である。
ツイストチューブを示す図である。
図1の回転ローラがツイストチューブを拡径治具の外周面に沿って回転させる様子を示す図である。
図9のツイストチューブが拡径治具の開き状態維持部に位置付けられた状態を示す図である。
図10のツイストチューブ及び拡径治具の断面図である。
図10のツイストチューブが第1治具及び第2治具の外面に被せられた状態を示す図である。
図12のツイストチューブ、第1治具及び第2治具の断面図である。
図1のツイストチューブ自動取付装置の動作を説明する図であり、第1治具及び第2治具の離隔状態を示す図である。
図14の第1治具及び第2治具が接近し、テープ巻き機構が電線にテープ巻きを開始した状態を示す図である。
図15の第1治具及び第2治具が電線に巻き付けられたテープの直下に位置付けられた状態を示す図である。
図16の第1治具及び第2治具の外面にツイストチューブが被せられた状態を示す図である。
図17のテープ巻き機構を斜め上から見た図である。
図17の電線及びツイストチューブを上から見た図である。
図17のテープ巻き機構が電線及びツイストチューブにテープ巻きを再開した状態を示す図である。
図20の第1治具及び第2治具がツイストチューブよりも下まで退避した状態を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
本発明の一実施形態にかかる「ツイストチューブ自動取付装置」について、図1~21を参照して説明する。
(【0011】以降は省略されています)

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