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公開番号
2025117324
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-12
出願番号
2024012102
出願日
2024-01-30
発明の名称
導電モジュール
出願人
矢崎総業株式会社
代理人
弁理士法人虎ノ門知的財産事務所
主分類
H01M
50/569 20210101AFI20250804BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】好適な形で電池監視機能を持たせること。
【解決手段】一方の電池セル501の第1電極端子510と他方の電池セル601の第2電極端子610を重ね合わせた状態に保つ端子接続構造と、電池セル501,601の電池状態を監視する電池監視ユニットに対して電気的に接続させる導電部材30と、を備え、第1電極端子510と第2電極端子610は、加圧面の裏側の接合面を互いに押し付け合うことで相互間を接合させる平板状の接合部512,612を各々有し、端子接続構造は、第1電極端子510の接合部512の加圧面に圧を加える第1加圧部材10と、第2電極端子610の接合部612の加圧面に圧を加える第2加圧部材20と、を備え、第2加圧部材20は、導電部材30に対して物理的且つ電気的に接続させることで、導電部材30を第1電極端子510と第2電極端子610に対して電気的に接続させること。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
一方の電池セルの第1電極端子と他方の電池セルの第2電極端子を重ね合わせた状態に保つ端子接続構造と、
前記電池セルの電池状態を監視する電池監視ユニットに対して電気的に接続させる導電部材と、
を備え、
前記第1電極端子と前記第2電極端子は、加圧面の裏側の接合面を互いに押し付け合うことで相互間を接合させる平板状の接合部を各々有し、
前記端子接続構造は、前記第1電極端子の前記接合部の前記加圧面に圧を加える第1加圧部材と、前記第2電極端子の前記接合部の前記加圧面に圧を加える第2加圧部材と、を備え、
前記第2加圧部材は、前記導電部材に対して物理的且つ電気的に接続させることで、前記導電部材を前記第1電極端子と前記第2電極端子に対して電気的に接続させることを特徴とした導電モジュール。
続きを表示(約 1,100 文字)
【請求項2】
前記第1加圧部材は、前記第1電極端子の前記接合部の前記加圧面に対向配置させる受け部を有する受け部材であり、
前記第2加圧部材は、弾性変形に伴う反力を前記第2電極端子の前記接合部の前記加圧面に作用させて、前記第2電極端子の前記接合部の前記接合面を前記第1電極端子の前記接合部の前記接合面に押し付ける弾性変形部を有し、
前記受け部は、前記弾性変形部が弾性変形に伴う反力を前記第2電極端子の前記接合部の前記加圧面に作用させているときに、前記第1電極端子の前記接合部の前記加圧面を当接させ、かつ、前記反力を受けることを特徴とした請求項1に記載の導電モジュール。
【請求項3】
前記第1加圧部材は、矩形の第1底部と、互いに間隔を空けて対向配置させ、かつ、前記第1底部の2つの辺部から各々立設させた矩形の前記受け部と、を有し、前記第1底部と一対の前記受け部とで囲まれた溝形状の第1溝部に前記第1電極端子を挿入させ、
前記第1電極端子は、前記第1溝部の中で前記第1加圧部材の前記第1底部に対向配置させる矩形の平板状の第2底部と、互いに間隔を空けて対向配置させ、かつ、前記第2底部の2つの辺部から各々立設させ、かつ、前記第1溝部の中で自身の前記加圧面を前記受け部に対向配置させる矩形の平板状の前記接合部と、を有し、前記第2底部と自身の一対の前記接合部とで囲まれた溝形状の第2溝部に前記第2電極端子を挿入させ、
前記第2電極端子は、前記第2溝部の中で前記第1電極端子の前記第2底部に対向配置させる矩形の平板状の第3底部と、互いに間隔を空けて対向配置させ、かつ、前記第3底部の2つの辺部から各々立設させ、かつ、前記第2溝部の中で自身の前記接合面を前記第1電極端子の前記接合部の前記接合面に対向配置させる矩形の平板状の前記接合部と、を有し、前記第3底部と自身の一対の前記接合部とで囲まれた溝形状の第3溝部に前記第2加圧部材を挿入させ、
前記第2加圧部材は、前記第3溝部の中で前記第2電極端子の前記第3底部に対向配置させる矩形の平板状の第4底部と、互いに間隔を空けて対向配置させ、かつ、前記第4底部の2つの辺部から各々立設させ、かつ、前記第3溝部の中で前記第2電極端子の前記接合部の前記加圧面に対向配置させる矩形の平板状の側壁部と、を有し、
前記側壁部は、前記弾性変形部を有することを特徴とした請求項2に記載の導電モジュール。
【請求項4】
前記第2加圧部材は、平板状に形成され、かつ、雄螺子部又は雌螺子部を有し、
前記第1加圧部材は、前記雄螺子部に螺合させる雌螺子部材又は前記雌螺子部に螺合させる雄螺子部材であることを特徴とした請求項1に記載の導電モジュール。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、導電モジュールに関する。
続きを表示(約 2,100 文字)
【背景技術】
【0002】
導電モジュールは、複数の電池セルが配列された電池モジュールにおいて隣り合う電池セルの電極端子同士を物理的且つ電気的に接続させる。例えば、下記の特許文献1には、隣り合う電池セルの電極端子の平板部同士を重ね合わせ、この平板部同士が当該平板部の切り欠きに挿通させた雄螺子部材を用いて螺子止め固定される端子接続構造が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2014-086360号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、電池モジュールにおいては、それぞれの電池セルの電池状態を電池監視ユニットで監視する。導電モジュールは、その電池監視ユニットに対して電池セルを電気的に接続させるための機能を兼務することがある。従って、従来の導電モジュールにおいては、この点で改善の余地がある。
【0005】
そこで、本発明は、好適な形で電池監視機能を持たせた導電モジュールを提供することを、その目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、一方の電池セルの第1電極端子と他方の電池セルの第2電極端子を重ね合わせた状態に保つ端子接続構造と、前記電池セルの電池状態を監視する電池監視ユニットに対して電気的に接続させる導電部材と、を備え、前記第1電極端子と前記第2電極端子は、加圧面の裏側の接合面を互いに押し付け合うことで相互間を接合させる平板状の接合部を各々有し、前記端子接続構造は、前記第1電極端子の前記接合部の前記加圧面に圧を加える第1加圧部材と、前記第2電極端子の前記接合部の前記加圧面に圧を加える第2加圧部材と、を備え、前記第2加圧部材は、前記導電部材に対して物理的且つ電気的に接続させることで、前記導電部材を前記第1電極端子と前記第2電極端子に対して電気的に接続させることを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本発明に係る導電モジュールは、第1加圧部材と第2加圧部材によって第1電極端子と第2電極端子を挟み込むだけの簡便な構造で第1電極端子と第2電極端子の電気的な接続を確立することができる。換言するならば、本発明に係る導電モジュールは、第1加圧部材と第2加圧部材の取外しが容易なものでもあり、第1電極端子と第2電極端子の着脱作業性を向上させることができる。更に、本発明に係る導電モジュールは、端子接続構造の一部(第2加圧部材)を電圧検出端子として利用することができるので、第1加圧部材と第2加圧部材によって第1電極端子と第2電極端子を挟み込む作業だけで、その第1電極端子と第2電極端子の電気的な接続を確立するのみならず、第1電極端子と第2電極端子を導電部材や電池監視ユニットに対しても電気的に接続させることができる。よって、本発明に係る導電モジュールは、第1電極端子と第2電極端子を物理的且つ電気的に接続させる接続作業と、第1電極端子と第2電極端子を電池監視ユニットに対して電気的に接続させる接続作業と、を効率良く行うことができる。そして、本発明に係る導電モジュールは、端子接続構造の一部(第2加圧部材)に電圧検出端子としての機能を兼務させており、部品点数を削減することができる。従って、本発明に係る導電モジュールは、好適な形で電池監視機能を持つことができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、実施形態の導電モジュールを示す斜視図である。
図2は、実施形態の導電モジュールの部分拡大図である。
図3は、実施形態の第1加圧部材を示す斜視図である。
図4は、実施形態の第2加圧部材を示す斜視図である。
図5は、実施形態の導電モジュールについて説明する断面図である。
図6は、酸化皮膜除去について説明する断面図である。
図7は、変形例の導電モジュールを示す分解斜視図である。
図8は、変形例の第2加圧部材について説明する斜視図である。
図9は、変形例の第2加圧部材と雄螺子部材の固定形態について説明する断面図である。
図10は、変形例の第2加圧部材の収容部材について説明する斜視図である。
図11は、収容部材による変形例の第2加圧部材と雄螺子部材の保持形態について説明する断面図である。
図12は、変形例の導電モジュールの別の適用例について説明する説明図である。
図13は、変形例の導電モジュールの別の適用例について説明する説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下に、本発明に係る導電モジュールの実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。尚、この実施形態によりこの発明が限定されるものではない。
【0010】
[実施形態]
本発明に係る導電モジュールの実施形態の1つを図1から図6に基づいて説明する。
(【0011】以降は省略されています)
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