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公開番号2025122855
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-22
出願番号2024018560
出願日2024-02-09
発明の名称インクジェットインク、顔料分散体の製造方法およびインクジェットインクの製造方法、硬化物の形成方法、ならびに硬化物
出願人コニカミノルタ株式会社
代理人弁理士法人鷲田国際特許事務所
主分類C09D 11/322 20140101AFI20250815BHJP(染料;ペイント;つや出し剤;天然樹脂;接着剤;他に分類されない組成物;他に分類されない材料の応用)
要約【課題】蓄光顔料を含むインクジェットインクであって、十分に輝度が高い硬化物を作製することができ、ノズル欠を生じにくいインクジェットインクを提供すること。
【解決手段】重合性化合物と、蓄光顔料とを含み、さらに酸性官能基を有する分散剤を含む、活性線の照射により硬化する、インクジェットインク。インクジェットインク用の顔料分散体の製造は、重合性化合物、蓄光顔料および分散剤を含む組成物を、擂潰機により混練して行うとよい。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
重合性化合物と、蓄光顔料と、酸性官能基を有する分散剤と、を含み、
活性線の照射により硬化する、インクジェットインク。
続きを表示(約 830 文字)【請求項2】
前記蓄光顔料は、アルミン酸塩を含む蛍光体である、
請求項1に記載のインクジェットインク。
【請求項3】
前記蓄光顔料は、アルミン酸カルシウム、アルミン酸ストロンチウム、およびアルミン酸バリウムからなる群から選択される少なくとも1種の、アルミン酸塩を含む蛍光体である、
請求項1に記載のインクジェットインク。
【請求項4】
前記蓄光顔料は、賦活剤としてユウロピウム(Eu)およびジスプロシウム(Dy)を含むSrAl



、または賦活剤としてユウロピウム(Eu)およびジスプロシウム(Dy)を含むSr

Al
14

25
である、
請求項1に記載のインクジェットインク。
【請求項5】
前記蓄光顔料の含有量は、5質量%以上40質量%以下である、
請求項1に記載のインクジェットインク。
【請求項6】
前記蓄光顔料は、メディアン径が2.0μm以上5.0μm以下の粒子である、
請求項1に記載のインクジェットインク。
【請求項7】
前記分散剤は、酸価が30mgKOH/g以上200mgKOH/g以下の分散剤である、
請求項1に記載のインクジェットインク。
【請求項8】
前記分散剤は、リン酸基またはカルボキシル基を有する分散剤である、
請求項1に記載のインクジェットインク。
【請求項9】
前記分散剤は、カルボキシル基を有する分散剤である、
請求項1に記載のインクジェットインク。
【請求項10】
重合性化合物、蓄光顔料、および分散剤を含む組成物を、擂潰機により混練する、
インクジェットインク用の顔料分散体の製造方法。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、インクジェットインク、顔料分散体の製造方法およびインクジェットインクの製造方法、硬化物の形成方法、ならびに硬化物に関する。
続きを表示(約 2,200 文字)【背景技術】
【0002】
所定の波長の光を吸収して光のエネルギーを蓄積し、光の吸収が停止された後にも吸収した光とは異なる波長の光を長時間放出する、蓄光顔料が知られている(たとえば特許文献1)。この蓄光顔料を配合したインクジェットヘッドを基材に付与して、蓄光性の硬化物を作製する方法も知られている(たとえば特許文献2)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2019-210337号公報
特開2014-28484号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
蓄光性の顔料を含むインクジェットインクを使用すれば、高精細にパターン化された硬化物を作製できると期待される。ところで、蓄光性の硬化物は、輝度を十分に高めるため、厚みを厚くする必要がある。しかし、本発明者らの知見によると、蓄光性の硬化物は、ある程度の膜厚になると輝度が飽和してしまってそれ以上高まらない。そのため、蓄光性の硬化物の輝度を向上させる方法の開発が求められている。
【0005】
また、蓄光性の顔料を含むインクは、インクジェットヘッドからの吐出時に蓄光性の顔料がノズルに詰まりやすく、ノズル欠を生じやすい。
【0006】
本発明は、蓄光顔料を含むインクジェットインクに関する。本発明は、十分に輝度が高い硬化物を作製することができ、ノズル欠を生じにくいインクジェットインクを提供する。本発明はさらに、顔料分散体の製造方法および当該インクジェットインクの製造方法を提供することを、その目的とする。本発明はさらに、当該インクジェットインクを用いる硬化物の形成方法、および当該方法で形成された硬化物を提供することを、その目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するための本発明の一態様は、下記[1]~[9]のインクジェットインクに関する。
[1]重合性化合物と、蓄光顔料と、酸性官能基を有する分散剤と、を含み、
活性線の照射により硬化する、インクジェットインク。
[2]前記蓄光顔料は、アルミン酸塩蛍光体である、
[1]に記載のインクジェットインク。
[3]前記蓄光顔料は、アルミン酸カルシウム、アルミン酸ストロンチウム、およびアルミン酸バリウムからなる群から選択される少なくとも1種のアルミン酸塩蛍光体である、
[1]または[2]に記載のインクジェットインク。
[4]前記蓄光顔料は、賦活剤としてユウロピウム(Eu)およびジスプロシウム(Dy)を含むSrAl



、または賦活剤としてユウロピウム(Eu)およびジスプロシウム(Dy)を含むSr

Al
14

25
である、
[1]~[3]のいずれかに記載のインクジェットインク。
[5]前記蓄光顔料の濃度は、5質量%以上40質量%以下である、
[1]~[4]のいずれかに記載のインクジェットインク。
[6]前記蓄光顔料は、メディアン径が2.0μm以上5.0μm以下の粒子である、
[1]~[5]のいずれかに記載のインクジェットインク。
[7]前記分散剤は、酸価が30mgKOH/g以上200mgKOH/g以下の分散剤である、
[1]~[6]のいずれかに記載のインクジェットインク。
[8]前記分散剤は、リン酸基またはカルボキシル基を有する分散剤である、
[1]~[7]のいずれかに記載のインクジェットインク。
[9]前記分散剤は、カルボキシル基を有する分散剤である、
[1]~[8]のいずれかに記載のインクジェットインク。
【0008】
上記課題を解決するための本発明の他の態様は、下記[10]~[11]の顔料分散体の製造方法に関する。
[10]重合性化合物、蓄光顔料、および分散剤を含む組成物を、擂潰機により混練する、
インクジェットインク用の顔料分散体の製造方法。
[11]前記蓄光顔料を乾式粉砕する工程を有し、
前記混練する工程では、重合性化合物、前記乾式粉砕された蓄光顔料、および分散剤を含む組成物を混練する、
[10]に記載の顔料分散体の製造方法。
【0009】
上記課題を解決するための本発明の他の態様は、下記[12]のインクジェットインクの製造方法に関する。
[12][10]または[11]に記載の顔料分散体の製造方法で製造された顔料分散体を用意する工程と、
前記用意された顔料分散体と、重合性化合物とを混合する工程と、を有する、
インクジェットインクの製造方法。
【0010】
上記課題を解決するための本発明の他の態様は、下記[13]の硬化物の形成方法に関する。
[13][1]~[9]のいずれかに記載のインクジェットインクをインクジェットヘッドから吐出して基材に付与させる工程と、
活性線の照射により前記基材に付与した前記インクジェットインクを硬化させる工程と、を有する、
硬化物の形成方法。
(【0011】以降は省略されています)

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