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公開番号2025126662
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-29
出願番号2024023005
出願日2024-02-19
発明の名称インクジェット記録装置及びインクジェット記録装置の制御方法
出願人コニカミノルタ株式会社
代理人弁理士法人光陽国際特許事務所,弁理士法人信友国際特許事務所
主分類B41J 2/01 20060101AFI20250822BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約【課題】ヘッドの各ノズルの射出特性を均一に制御する。
【解決手段】インクジェット記録装置1は、記録媒体に対してインクを吐出する複数のノズルを有するヘッドと、ノズルを駆動するための駆動波形を生成する駆動波形生成部52と、駆動波形に応じて測定対象であるノズルに発生する残響波形を取得する残響波形受信部95と、取得された残響波形の特性分布を生成し、特性分布に基づいて、複数のノズルの射出特性が均一になるように制御する射出特性制御処理を行うヘッド制御部50と、を備える。
【選択図】 図3
特許請求の範囲【請求項1】
記録媒体に対してインクを吐出する複数のノズルを有するヘッドと、
前記ノズルを駆動するための駆動波形を生成する駆動波形生成部と、
前記駆動波形に応じて測定対象である前記ノズルに発生する残響波形を取得する残響波形受信部と、
取得された前記残響波形の特性分布を生成し、前記特性分布に基づいて、複数の前記ノズルの射出特性が均一になるように制御する射出特性制御処理を行うヘッド制御部と、を備える
インクジェット記録装置。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
前記特性分布は、前記残響波形の振幅分布である
請求項1に記載のインクジェット記録装置。
【請求項3】
前記射出特性は、前記ノズルの射出速度、及び吐出液滴量の少なくとも1つを含む
請求項2に記載のインクジェット記録装置。
【請求項4】
前記ヘッド制御部は、前記射出特性制御処理において、前記振幅分布が所定範囲以内になるように制御することで、複数の前記ノズルの前記射出特性が均一になるように制御する
請求項3に記載のインクジェット記録装置。
【請求項5】
前記ヘッド制御部は、前記残響波形の振幅が前記所定範囲以外となる前記ノズルを対象ノズルとし、前記対象ノズルに対して、揺らし波形を印加する処理、所定の画像補正処理、及び駆動電圧の補正処理の少なくとも1つを行うことで、複数の前記ノズルの前記射出特性が均一になるように制御する
請求項4に記載のインクジェット記録装置。
【請求項6】
前記揺らし波形は、前記残響波形と同じ波形及び所定の振幅を有し、
前記ヘッド制御部は、前記対象ノズルの前記残響波形の振幅が前記所定範囲の下限値より小さい場合、前記対象ノズルに前記揺らし波形を印加することで、前記対象ノズルの前記残響波形の振幅が前記所定範囲以内になるように制御する
請求項5に記載のインクジェット記録装置。
【請求項7】
前記ヘッド制御部は、前記対象ノズルの前記残響波形の振幅が前記所定範囲の上限値より大きい場合、前記対象ノズルに対して前記所定の画像補正処理を行う
請求項6に記載のインクジェット記録装置。
【請求項8】
前記所定の画像補正処理は、前記対象ノズルの吐出回数を間引きする処理、前記対象ノズルの吐出液滴の大きさを小さくする処理の少なくとも1つを含む
請求項7に記載のインクジェット記録装置。
【請求項9】
前記ノズルの前記残響波形の振幅補正値に対応する、前記ノズルに印加する駆動電圧の補正値が定義される駆動電圧補正テーブルが予め登録され、
前記ヘッド制御部は、前記駆動電圧補正テーブルに基づいて、前記対象ノズルに印加する前記駆動電圧を補正することで、前記振幅分布が前記所定範囲以内になるように制御する
請求項5に記載のインクジェット記録装置。
【請求項10】
前記ヘッド内の異なる位置に複数のヒーターが設置される場合、
前記ヘッド制御部は、前記振幅分布が前記所定範囲以内になるように、複数の前記ヒーターの加温温度を制御する
請求項4に記載のインクジェット記録装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、インクジェット記録装置及びインクジェット記録装置の制御方法に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
インクジェット記録装置では、インクジェットヘッドは、複数ノズルからインク液滴を吐出させることで画像を形成する。高画質を得るには、ノズルの射出速度、吐出液滴量等の射出特性を適宜に制御することが重要である。ノズルの射出特性は、ノズル近傍のインク温度によって変化する。このため、インク温度を安定的に保つことで、インク射出特性を安定に保つことができる。ノズル近傍の温度を一定に保つため、インクジェットヘッド内に設けられた温度センサ及びヒーターを用いてインク温度を調整することが一般的に行わる。インクジェットヘッド内のインク温度を調整する技術は、例えば、特許文献1に記載の技術が開示されている。
【0003】
特許文献1には、振動板の残留振動を検出することが記載されている。また、検出された振動板の残留振動の振動パターンに基づいて、液滴吐出ヘッドのキャビティ内の液体の温度を検出する温度検出手段が記載されている。また、温度センサーにより検出された液滴吐出ヘッドの周辺温度、及び温度検出手段の検出値に基づいて、キャビティ内の液体の温度を調整することが記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2004-306529号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上述のように、従来、温度センサーにより検出されたヘッドの周辺温度、及び振動板の残留振動に基づいて検出されたキャビティ内の液体温度に基づいて、キャビティ内の液体温度を調整する技術(特許文献1)が開示されている。しかしながら、インクジェットヘッド内のインク温度は、温度差分布があるので、各ノズルの近傍のインク温度が異なる。特許文献1に記載の技術は、インクジェットヘッド内のインク温度の温度差分布を考慮していない。しかし、より高画質化を得るため、ノズル毎の近傍のインク温度を調整して、各ノズルの射出特性を均一に制御することが必要である。
【0006】
本発明は、上記状況を鑑みて成されたものであり、本発明の目的は、ヘッドの各ノズルの射出特性を均一に制御することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するため、本発明のインクジェット記録装置は、記録媒体に対してインクを吐出する複数のノズルを有するヘッドと、ノズルを駆動するための駆動波形を生成する駆動波形生成部と、駆動波形に応じて測定対象であるノズルに発生する残響波形を取得する残響波形受信部と、取得された残響波形の特性分布を生成し、特性分布に基づいて、複数のノズルの射出特性が均一になるように制御する射出特性制御処理を行うヘッド制御部と、を備える。
【発明の効果】
【0008】
上記構成の本発明によれば、ヘッドの各ノズルの射出特性を均一に制御することができる。
上記以外の課題、構成及び効果は、以下の実施の形態の説明により明らかにされる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本発明の第1実施形態に係るインクジェット記録装置の全体構成図である。
本発明の第1実施形態に係るインクジェット記録装置の制御系の機能構成例を示すブロック図である。
本発明の第1実施形態に係るインクジェット記録装置における制御回路の構成例を示すブロック図である。
本発明の第1実施形態に係るインクジェット記録装置における残響波形計測回路の構成例を示すブロック図である。
ノズルから取得される残響波形の一例を示す図である。
残響波形の振幅分布の一例を示す図である。
本発明の第1実施形態に係るインクジェット記録装置における初期化処理の手順を示す図である。
本発明の第1実施形態に係るインクジェット記録装置における印字中制御処理の手順を示す図である。
本発明の第1実施形態に係るインクジェット記録装置における射出特性制御処理の手順を示す図である。
本発明の第2実施形態に係るインクジェット記録装置における駆動電圧補正テーブルのデータ例を示す図である。
本発明の第2実施形態に係るインクジェット記録装置における、駆動電圧調整による射出特性制御処理の手順を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明を実施するための形態について、添付図面を参照して説明する。本明細書及び図面において、実質的に同一の機能又は構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複する説明を省略する。
(【0011】以降は省略されています)

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