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公開番号2025127099
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-01
出願番号2024023619
出願日2024-02-20
発明の名称インクジェットプリンター、清掃方法およびプログラム
出願人コニカミノルタ株式会社
代理人弁理士法人深見特許事務所
主分類B41J 2/165 20060101AFI20250825BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約【課題】大型化およびインクの消費量の増大を抑制しつつ、ヘッドのノズル面のクリーニング性を向上させる技術を提供する。
【解決手段】インクジェットプリンターは、インクを吐出するノズル面322を有する複数のヘッドと、インクを吸収可能な払拭部材81を有し、ノズル面322に払拭部材81を押圧することによりノズル面322を清掃するクリーニング装置80と、クリーニング装置80を制御するコントローラーとを備える。コントローラーは、複数のヘッドから清掃対象のヘッド320_1を選択する。コントローラーは、払拭部材81のうち清掃対象のヘッド320_1の前に選択されたヘッドのノズル面の清掃に使用した使用済領域811を、清掃対象のヘッド320_1のノズル面322の清掃にも使用するように、クリーニング装置80を制御する。
【選択図】図7
特許請求の範囲【請求項1】
インクを吐出するノズル面を有する複数のヘッドと、
前記インクを吸収可能な払拭部材を有し、前記ノズル面に前記払拭部材を押圧することにより前記ノズル面を清掃するクリーニング装置と、
前記クリーニング装置を制御するコントローラーとを備え、
前記コントローラーは、
前記複数のヘッドから清掃対象のヘッドを選択し、
前記払拭部材のうち前記清掃対象のヘッドの前に選択されたヘッドの前記ノズル面の清掃に使用した第1の領域を、前記清掃対象のヘッドの前記ノズル面の清掃にも使用するように、前記クリーニング装置を制御する、インクジェットプリンター。
続きを表示(約 1,300 文字)【請求項2】
前記払拭部材はウェブである、請求項1に記載のインクジェットプリンター。
【請求項3】
前記コントローラーは、
所定条件が満たされる場合に、前記第1の領域を前記清掃対象のヘッドの前記ノズル面の清掃にも使用するように前記クリーニング装置を制御し、
前記所定条件が満たされない場合、前記払拭部材のうち前記ノズル面の清掃に使用されていない第2の領域を、前記清掃対象のヘッドの前記ノズル面の清掃に使用するように前記クリーニング装置を制御する、請求項1または2に記載のインクジェットプリンター。
【請求項4】
前記所定条件は、前記清掃対象のヘッドと、前記清掃対象のヘッドの前に選択されたヘッドとが同一の色のインクを吐出するという第1の条件を含む、請求項3に記載のインクジェットプリンター。
【請求項5】
前記複数のヘッドの各々は、複数のヘッドユニットのうちのいずれかに搭載され、前記複数のヘッドユニットの各々は、前記複数のヘッドのうち、互いに同じ色のインクを吐出する2以上のヘッドを搭載し、
前記コントローラーは、
前記複数のヘッドユニットから対象ヘッドユニットを順に選択し、
前記対象ヘッドユニットに搭載された前記2以上のヘッドの全てを前記清掃対象のヘッドとして選択した後、前記複数のヘッドユニットのうちの未選択のヘッドユニットを前記対象ヘッドユニットとして選択する、請求項4に記載のインクジェットプリンター。
【請求項6】
前記所定条件は、前記第1の領域を使用した最新の清掃からの経過時間が第1の閾値未満であるという第2の条件を含む、請求項3に記載のインクジェットプリンター。
【請求項7】
前記所定条件は、前記第1の領域を使用して清掃されたヘッドの個数が第2の閾値以下であるという第3の条件を含む、請求項3に記載のインクジェットプリンター。
【請求項8】
前記所定条件は、前記第1の領域によって吸収されたインクの推定量が第3の閾値未満であるという第4の条件を含み、前記推定量は、前記第1の領域を使用して清掃された1以上のヘッドの各々のカバレッジと、前記1以上のヘッドの各々の前回の清掃からの印刷量とに基づいて推定される、請求項3に記載のインクジェットプリンター。
【請求項9】
前記複数のヘッドは、繰り返し清掃され、
前記所定条件が満たされない場合、前記コントローラーは、前記複数のヘッドのうち、過去の清掃において前記第2の領域を使用して清掃された回数が最も少ないヘッドを前記清掃対象のヘッドとして選択する、請求項3に記載のインクジェットプリンター。
【請求項10】
前記複数のヘッドは、繰り返し清掃され、
前記所定条件が満たされない場合、前記コントローラーは、前記複数のヘッドのうち、前回の清掃以降の平均カバレッジが最も低いヘッドを前記清掃対象のヘッドとして選択する、請求項3に記載のインクジェットプリンター。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、インクジェットプリンター、清掃方法およびプログラムに関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
インクジェットプリンターは、インクを吐出するインクヘッド(以下、「ヘッド」と称する)を有する。ヘッドのノズル面には、インク吐出(印刷)、パージ等によりインクミストまたは液滴が付着する。特開2021-192967号公報(特許文献1)は、インクを吸収する払拭部材を用いて、ノズル面に付着したインクを払拭するインクジェット記録装置を開示している。ノズル面に付着したインクが払拭されることにより、ノズル面が清掃される。
【0003】
ノズル面に付着したインクは、経時によって乾燥し、増粘する。インクの増粘が進行すると、払拭部材によるクリーニング性が低下し得る。そのため、ノズル周辺に払拭部材によって払拭できなかったインクが残る。このようなインクがノズル面に蓄積されると、インクが意図しない方向に射出される。その結果、画質が低下し得る。
【0004】
ノズル面に対する払拭部材の押圧力が増大すると、払拭部材によるクリーニング性が向上する。しかしながら、ノズル面に対する払拭部材の押圧力が増大すると、ノズル面の摩耗が増加する。その結果、ヘッドの耐久性が低下する。また、ノズル面に対して払拭部材を相対移動させることによりノズル面を払拭する場合、相対速度が遅くなると、ノズル面と払拭部材との接触時間が長くなり、クリーニング性が向上する。しかしながら、ノズル面と払拭部材との接触時間が長くなると、メンテナンスに要する時間(すなわち、インクジェットプリンターのダウンタイム)が増大する。そのため、ヘッドの耐久性を維持し、かつ、ダウンタイムの増大を抑制しつつクリーニング性を向上させる技術が望まれる。
【0005】
特開2005-161129号公報(特許文献2)は、払拭部材に洗浄液を散布する装置を開示している。払拭部材への洗浄液の供給(ウェット化)は、払拭部材の吸液性の向上、インクの低粘度化、付着インクとノズル面との界面への洗浄液の侵入、払拭部材とノズル面との接触面積の増加を引き起こす。これにより、クリーニング性が向上する。
【0006】
特開2006-297651号公報(特許文献3)は、ノズル面に払拭部材が接触しているときにノズルからインクを吐出させるインクジェットプリンターを開示している。インクによって払拭部材がウェット化されることによっても、払拭部材の吸液性の向上、インクの低粘度化、付着インクとノズル面との界面への低粘度のインクの侵入、払拭部材とノズル面との接触面積の増加を引き起こす。これにより、クリーニング性が向上する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
特開2021-192967号公報
特開2005-161129号公報
特開2006-297651号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
特許文献2に開示の装置は、洗浄液を散布する部材を必要とする。そのため、装置が大型化する。また、払拭部材に対して均一に洗浄液を散布することは、技術的に難しい。
【0009】
特許文献3に開示のインクジェットプリンターは、払拭部材のウェット化のために、インクを意図的に払拭部材に吐出する。そのため、インクの消費量が増加する。
【0010】
本開示は、これらの問題を解決するために、大型化およびインクの消費量の増大を抑制しつつ、ヘッドのノズル面のクリーニング性を向上させることを一つの目的とする。
【課題を解決するための手段】
(【0011】以降は省略されています)

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