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公開番号2025126322
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-28
出願番号2025109948,2021043730
出願日2025-06-30,2021-03-17
発明の名称動態画像解析装置及びプログラム
出願人コニカミノルタ株式会社
代理人弁理士法人光陽国際特許事務所
主分類A61B 6/46 20240101AFI20250821BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】胸膜の癒着に関する情報を少ない被ばく量で簡易かつ精度よく取得できるようにする。
【解決手段】診断用コンソールの制御部によれば、放射線による動態撮影により得られた胸部の動態画像を取得し、取得した動態画像における肺領域内の少なくとも胸郭に隣接した領域を含む領域の動き量に基づいて、胸膜の癒着に関する情報を生成し、生成された胸膜の癒着に関する情報を表示部により表示出力する。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
放射線による動態撮影により得られた胸部の動態画像を取得する取得部と、
前記動態画像における肺領域内の少なくとも胸郭に隣接した領域を含む領域の動き量に基づいて、胸膜の癒着に関する情報を生成する生成部と、
前記生成された前記胸膜の癒着に関する情報を出力する出力部と、
を備える動態画像解析装置。
続きを表示(約 1,400 文字)【請求項2】
前記胸郭に隣接した領域は、前記動態画像における肺領域の胸郭側の輪郭上の領域である請求項1に記載の動態画像解析装置。
【請求項3】
前記胸郭に隣接した領域は、臓側胸膜を表す領域である請求項1又は2に記載の動態画像解析装置。
【請求項4】
前記生成部は、前記臓側胸膜を表す領域の動き量と、前記肺領域内の前記臓側胸膜を表す領域とは異なる領域を比較し、前記臓側胸膜の動き量が低下しているか否かを示す情報を前記胸膜の癒着に関する情報として生成する請求項3に記載の動態画像解析装置。
【請求項5】
前記生成部は、前記動態画像における肺領域を一又は複数画素からなる小領域に分割し、前記肺領域の胸郭側の輪郭上に位置する小領域の動き量が所定の閾値以下であるか否かを判断し、判断結果に基づいて、前記小領域の動き量が前記所定の閾値以下であるか否かを示す情報、又は前記小領域の動き量が低下しているか否かを示す情報を前記胸膜の癒着に関する情報として生成する請求項1~3のいずれか一項に記載の動態画像解析装置。
【請求項6】
前記生成部は、前記動態画像における肺領域を一又は複数画素からなる小領域に分割し、前記肺領域の胸郭側の輪郭上に位置する小領域の動き量と、当該小領域からの距離が所定範囲内の他の小領域の動き量との差又は比率が所定の閾値以上であるか否かを判断し、判断結果に基づいて、前記差又は比率が前記所定の閾値以上であるか否かを示す情報、又は前記小領域の動き量が低下しているか否かを示す情報を前記胸膜の癒着に関する情報として生成する請求項1~5のいずれか一項に記載の動態画像解析装置。
【請求項7】
前記生成部は、前記動態画像における肺領域を一又は複数画素からなる小領域に分割し、前記肺領域の胸郭側の輪郭上に位置する小領域の動き量と、当該小領域と連続した陰影上にある他の小領域の動き量との差又は比率が所定の閾値以上であるか否かを判断し、判断結果に基づいて、前記差又は比率が前記所定の閾値以上であるか否かを示す情報、又は前記小領域の動き量が低下しているか否かを示す情報を前記胸膜の癒着に関する情報として生成する請求項1~6のいずれか一項に記載の動態画像解析装置。
【請求項8】
前記生成部は、前記動態画像における肺領域を一又は複数画素からなる小領域に分割し、前記肺領域の胸郭側の輪郭上に位置する小領域及び当該小領域と連続した陰影上にある他の小領域からなる領域内の動き量のばらつきが所定の閾値以上であるか否かを判断し、判断結果に基づいて、前記ばらつきが前記所定の閾値以上であるか否かを示す情報、又は前記小領域の動き量が低下しているか否かを示す情報を前記胸膜の癒着に関する情報として生成する請求項1~7のいずれか一項に記載の動態画像解析装置。
【請求項9】
前記動き量は、前記動態画像における基準フレーム画像からの位置の変化量である請求項1~8のいずれか一項に記載の動態画像解析装置。
【請求項10】
前記動き量は、前記動態画像における基準フレーム画像における胸郭上にある小領域との距離である請求項1~8のいずれか一項に記載の動態画像解析装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、動態画像解析装置及びプログラムに関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
手術前などに生体組織間の癒着の有無や癒着箇所を評価する技術として、例えば、特許文献1には、CT装置によって吸気時と呼気時の2時相の静止画像を収集し、収集した2時相の静止画像を用いて胸膜癒着を評価する技術が記載されている。また、例えば、特許文献2には、経時的に収集した3次元CT画像データ(4Dデータ)における物理的に密接する肺表面の内側と外側の各ボクセルのペアについて、3次元の動きベクトルを求めて滑り度を算出し、滑り度に基づいて肺領域の輪郭線上の領域において動いている部分と動いていない部分を抽出することが記載されている。また、例えば、特許文献3には、超音波画像における物理的にも画像位置的にも密接する2つの構造物の動きベクトルを求め、2つの構造物間の癒着度を算出することが記載されている。
【0003】
しかしながら、CT装置や4D-CTは、装置のコストの点から一般の医療施設には導入しづらく、また、撮影手続きの煩雑さや被ばく量の観点から、一般の術前患者には適用しにくいという問題がある。また、超音波診断装置は、局所撮影のため被写体の全体が概観できず、全体を撮影しようとすると撮影時間が膨大となる。また、撮影手技も難しい。そのため、同様に、一般の術前患者には適用しにくいという問題がある。
【0004】
これらの問題を解決する手段として、例えば、特許文献4に記載のように、動態画像における横隔膜の形状の変化に基づいて癒着を検出する技術や、特許文献5に記載のように、横隔膜変位に係る位相と呼吸位相との不整合から癒着を検出する技術が知られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2016-67832号公報
特開2019-180899号公報
特開2019-88565号公報
国際公開第2014/185197号
特開2015-136566号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、特許文献4、5に記載の技術の場合、横隔膜の形状変化や変位に現れない癒着を検出できなかった。
【0007】
本発明は、上記の問題に鑑みてなされたものであり、胸膜の癒着に関する情報を少ない被ばく量で簡易かつ精度よく取得できるようにすることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記課題を解決するため、本発明の第1の側面に係る動態画像解析装置は、
放射線による動態撮影により得られた胸部の動態画像を取得する取得部と、
前記動態画像における肺領域内の少なくとも胸郭に隣接した領域を含む領域の動き量に基づいて、胸膜の癒着に関する情報を生成する生成部と、
前記生成された前記胸膜の癒着に関する情報を出力する出力部と、
を備える。
【0009】
また、本発明の第2の側面に係る動態画像解析装置は、
放射線による動態撮影により得られた胸部の動態画像を取得する取得部と、
前記動態画像における肺領域内の第一の領域の動き量と、当該第一の領域とは異なる第二の領域の動き量との差又は比率に基づいて、胸膜の癒着に関する情報を生成する生成部と、
前記生成された前記胸膜の癒着に関する情報を出力する出力部と、
を備える。
【0010】
また、本発明の第3の側面に係る動態画像解析装置は、
放射線による動態撮影により得られた胸部の動態画像を取得する取得部と、
前記動態画像における肺領域内の胸郭に隣接した領域を含まない領域の動き量に基づいて、胸膜の癒着に関する情報を生成する生成部と、
前記生成された前記胸膜の癒着に関する情報を出力する出力部と、
を備える。
(【0011】以降は省略されています)

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