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公開番号
2025125740
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-28
出願番号
2024021865
出願日
2024-02-16
発明の名称
評価方法、プログラム、評価装置、及び液状物吐出装置
出願人
コニカミノルタ株式会社
代理人
弁理士法人光陽国際特許事務所
主分類
G01N
11/04 20060101AFI20250821BHJP(測定;試験)
要約
【課題】液状物吐出装置から吐出する液状物についてのより適切な情報を容易に取得可能な評価方法、プログラム、評価装置及び液状物吐出装置を提供する。
【解決手段】駆動部(23)と、圧電素子(213)を有し、駆動部(23)から駆動信号を出力して圧電素子(213)を変位させることにより液状物を吐出し、媒体上に液状物を塗布させて印刷を行う記録素子(21)と、を備える液状物吐出装置により吐出される液状物に係る評価方法である。圧電素子(213)への駆動信号の入力側で検出される電気信号の波形情報に基づいて、液状物の特性、吐出特性及び印刷品質の少なくともいずれかが推定される。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
駆動部と、電気機械変換素子を有し、前記駆動部から駆動信号を出力して前記電気機械変換素子を変位させることにより液状物を吐出し、媒体上に前記液状物を塗布させて印刷を行う記録素子と、を備える液状物吐出装置により吐出される液状物に係る評価方法であって、
前記電気機械変換素子への前記駆動信号の入力側で検出される電気信号の波形情報に基づいて、前記液状物の特性、吐出特性及び印刷品質の少なくともいずれかを推定する評価方法。
続きを表示(約 1,300 文字)
【請求項2】
既知の液状物を吐出して前記印刷を行ったときの前記波形情報と、前記既知の液状物の特性、吐出特性及び前記印刷品質のうち少なくともいずれかとの対応に係るデータベースを生成し、前記データベースを用いて前記推定を行う、請求項1記載の評価方法。
【請求項3】
前記液状物吐出装置は、前記記録素子を複数有し、
前記複数の記録素子から異なる特性を有する少なくとも2種類の既知の液状物のいずれかをそれぞれ吐出して前記少なくとも2種類の既知の液状物による前記印刷を行ったときの前記複数の記録素子にそれぞれ応じた前記既知の液状物の特性、吐出特性及び前記印刷品質のうち少なくともいずれかと前記波形情報との対応に係るデータベースを生成し、前記データベースを用いて前記推定を行う、請求項1記載の評価方法。
【請求項4】
評価対象の液状物を吐出して前記印刷を行ったときの前記波形情報を取得し、
前記波形情報に基づいて、前記データベースを用いて前記評価対象の液状物の特性、吐出特性及び印刷品質のうち少なくともいずれかを推定する、
請求項2又は3記載の評価方法。
【請求項5】
前記波形情報は、前記駆動部が前記記録素子に前記液状物を吐出させる駆動信号の出力動作をしているときの前記電気信号から取得される、請求項1記載の評価方法。
【請求項6】
前記波形情報は、前記駆動部が前記記録素子に前記液状物を吐出させる駆動信号の出力動作をした後の前記電気信号から得られる、請求項1記載の評価方法。
【請求項7】
前記推定は、前記波形情報の入力に対して前記液状物の特性、吐出特性及び印刷品質のうち少なくともいずれかを出力する機械学習モデルを用いて行われる、請求項1記載の評価方法。
【請求項8】
前記電気信号は、前記駆動部と前記電気機械変換素子とを電気的に接続する経路から検出される、請求項1記載の評価方法。
【請求項9】
前記液状物吐出装置は、前記記録素子を複数有し、
前記駆動部は、前記複数の記録素子が有する複数の前記電気機械変換素子に対して各々前記駆動信号の出力動作の可否を選択可能であり、
前記電気信号は、第1の記録素子が有する第1の電気機械変換素子の変位に応じて吐出した前記液状物を前記第1の記録素子とは異なる第2の記録素子に導いたときに、前記駆動部と前記第2の記録素子が有する第2の電気機械変換素子とを電気的に接続する経路から検出される、請求項1記載の評価方法。
【請求項10】
前記液状物吐出装置は、前記記録素子を複数有し、
前記駆動部は、前記複数の記録素子が有する複数の前記電気機械変換素子に対して各々前記駆動信号の出力動作の可否を選択可能であり、
前記波形情報は、前記駆動部と第3の記録素子が有する第3の電気機械変換素子とを電気的に接続する経路から検出される前記電気信号と、前記駆動部と第4の記録素子が有する第4の電気機械変換素子とを電気的に接続する経路から検出される電気信号との差を含む、
請求項5記載の評価方法。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
この発明は、評価方法、プログラム、評価装置、及び液状物吐出装置に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)
【背景技術】
【0002】
液状物を微細な液滴として吐出して媒体上に画像、被膜や構造物などを形成する液状物吐出装置では、用いられる液状物及び媒体を多様に選択可能である。例えば、液状物吐出装置の代表例の一つであるインクジェットプリンターにおいては、良好な印刷物を得るために、液状物であるインクが適正に吐出される必要がある。
【0003】
従来、液状物の適正な吐出に対して特に重要と考えられるパラメーターに応じて液状物の吐出動作を制御する技術がある。このようなパラメーターとして、粘度が知られている。粘度は、電気的に求められ得る(例えば、特許文献1、2)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2005-61871号公報
特開2009-174930号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、液状物の吐出に影響を及ぼし得るパラメーターは数多く存在する。例えば、上記の粘度以外に、弾性、密度、比重、表面張力などがある。このため、従来のように代表的な少数のパラメーターのみを取り上げて液状物を調整したのでは、必ずしも適正な吐出動作を実現できず、結果として、十分に良質な印刷物が得られない。一方で、手作業で多数のパラメーターの影響を解析的かつ定量的に探って適切な条件を求める手間は、膨大となり得る。また、パラメーター自体が印刷時のインク、用いられるデバイス及び装置の実体を反映していないと精度の良い結果が得られづらい。
【0006】
この発明の目的は、液状物吐出装置から吐出する液状物についてのより適切な情報を容易に取得可能な評価方法、プログラム、評価装置及び液状物吐出装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を達成するため、本発明の一の態様は、
駆動部と、電気機械変換素子を有し、前記駆動部から駆動信号を出力して前記電気機械変換素子を変位させることにより液状物を吐出し、媒体上に前記液状物を塗布させて印刷を行う記録素子と、を備える液状物吐出装置により吐出される液状物に係る評価方法であって、
前記電気機械変換素子への前記駆動信号の入力側で検出される電気信号の波形情報に基づいて、前記液状物の特性、吐出特性及び印刷品質の少なくともいずれかを推定する。
【0008】
また、本発明の他の一の態様は、
駆動部と、電気機械変換素子を有し、前記駆動部から駆動信号を出力して前記電気機械変換素子を変位させることにより液状物を吐出し、媒体上に前記液状物を塗布させて印刷を行う記録素子と、を備える液状物吐出装置から、前記電気機械変換素子への前記駆動信号の入力側で検出される電気信号の波形情報を取得する取得手段、
前記波形情報に基づいて、前記液状物の特性、吐出特性及び印刷品質の少なくともいずれかを推定する推定手段、
として機能させるプログラムである。
【0009】
また、本発明の他の一の態様は、
駆動部と、電気機械変換素子を有し、前記駆動部から駆動信号を出力して前記電気機械変換素子を変位させることにより液状物を吐出し、媒体上に前記液状物を塗布させて印刷を行う記録素子と、を備える液状物吐出装置から、前記電気機械変換素子への前記駆動信号の入力側で検出される電気信号の波形情報を取得する情報取得部と、
前記波形情報に基づいて、前記液状物の特性、吐出特性及び印刷品質の少なくともいずれかを推定する推定部と、
を備える評価装置である。
【0010】
また、本発明の他の一の態様は、
第1の駆動信号を出力する駆動部と、
既知の液状物を供給する液状物供給部と、
電気機械変換素子を有し、前記駆動部から出力された前記第1の駆動信号に応じて前記電気機械変換素子を変位させることにより前記既知の液状物を吐出し、媒体上に前記既知の液状物を塗布させて印刷を行う記録素子と、
前記電気機械変換素子への前記駆動信号の入力側で検出される第1の電気信号の第1の波形情報を取得する情報取得部と、
前記第1の波形情報と、前記既知の液状物の特性、吐出特性及び印刷品質のうち少なくともいずれかとを対応させ、前記既知の液状物と異なる評価対象の液状物に係る推定を行うためのデータベースを生成するデータベース生成部と、
を備える液状物吐出装置である。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)
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