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公開番号2025126661
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-29
出願番号2024023004
出願日2024-02-19
発明の名称画像形成装置及び画像濃度調整方法
出願人コニカミノルタ株式会社
代理人弁理士法人光陽国際特許事務所,弁理士法人信友国際特許事務所
主分類B41J 2/47 20060101AFI20250822BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約【課題】画像データの補正が対応できない濃度ムラが発生しても、濃度バランスを調整することができる。
【解決手段】画像形成装置1は、濃度調整チャートの読取画像に基づいて、主走査位置ごとの濃度を算出する濃度算出部51と、濃度に基づいて、画像データに対する主走査位置ごとの濃度補正値を算出する補正値算出部52と、濃度に基づいて、画像形成部の光源部の主走査位置ごとの光量変化量を算出する光量変化量算出部53と、濃度のレベルに応じて、光源部の出力光量の変更制御を行う制御部40と、を備える。
【選択図】 図3
特許請求の範囲【請求項1】
濃度調整チャートの読取画像に基づいて、主走査位置ごとの濃度を算出する濃度算出部と、
前記濃度に基づいて、画像データに対する前記主走査位置ごとの濃度補正値を算出する補正値算出部と、
前記濃度に基づいて、画像形成部の光源部の前記主走査位置ごとの光量変化量を算出する光量変化量算出部と、
前記濃度のレベルに応じて、前記光量変化量に基づき、前記光源部の出力光量の変更制御を行う制御部と、を備える
画像形成装置。
続きを表示(約 1,200 文字)【請求項2】
前記濃度調整チャートが複数の階調設定に対応する場合、
前記濃度算出部は、複数の前記階調ごとに、前記主走査位置ごとの前記濃度を算出し、
前記補正値算出部は、複数の前記階調ごとに、前記主走査位置ごとの前記濃度補正値を算出し、
前記光量変化量算出部は、複数の前記階調の前記濃度の平均値に基づいて、前記光量変化量を算出する
請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項3】
前記濃度の前記レベルは、各前記主走査位置の前記濃度が前記画像形成部の部品性能制限による補正可能領域を超えるものが存在する第1レベルと、各前記主走査位置の前記濃度が前記補正可能領域以内である第2レベルと、を含む
請求項2に記載の画像形成装置。
【請求項4】
前記制御部は、
複数の前記階調の前記濃度の前記レベルの中、前記第1レベルが存在する場合、前記光量変化量算出部により算出された前記光量変化量に基づいて、前記光源部の出力光量の変更制御を行い、
複数の前記階調の前記濃度の前記レベルが前記第2レベルである場合、前記補正値算出部により算出された前記濃度補正値に基づいて、前記画像データの変換制御を行う
請求項3に記載の画像形成装置。
【請求項5】
前記制御部は、所定範囲の前記主走査位置に対して前記光源部の出力光量の変更制御を行う
請求項4に記載の画像形成装置。
【請求項6】
前記所定範囲は、全ての前記主走査位置を含む範囲、または、前記補正可能領域を超える前記濃度に対応する前記主走査位置を含む範囲である
請求項5に記載の画像形成装置。
【請求項7】
前記制御部は、前記光源部の出力光量の変更制御を行った後、前記濃度算出部及び前記補正値算出部における処理が再度実施されるように制御する
請求項4に記載の画像形成装置。
【請求項8】
前記制御部は、前記光源部の出力光量の変更制御を行った後、再度算出された複数の前記階調の前記濃度の前記レベルの中、前記第1レベルが存在する場合、異常通知を行う
請求項7に記載の画像形成装置。
【請求項9】
前記光量変化量算出部は、前記補正値算出部により算出された前記主走査位置ごとの前記濃度補正値に基づいて、前記光量変化量を算出する
請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項10】
前記制御部は、前記濃度調整チャートの印刷に使用される記録材の種類ごとに、前記濃度算出部、前記補正値算出部、及び前記光量変化量算出部における処理、並びに、前記光源部の出力光量の変更制御を実施するように制御する
請求項1に記載の画像形成装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、画像形成装置及び画像濃度調整方法に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
複合機やプリンターなどの画像形成装置では、記録材に対する画像記録を高速に行うために、複数のレーザー光源(例えばレーザダイオード:LD)が用いられる。複数のレーザー光源からのレーザービームを用いて、複数ラインの画像を1回の走査で感光体に書込むことにより感光体に画像形成が行われる。この画像形成を副走査方向に繰り返し行うことで、1ページの画像形成が行われ実施される。また、画像形成装置では、様々な要因により、主走査位置ごとで濃度が変わってしまい、濃度ムラが発生する。そこで、主走査位置ごとの濃度を測定し、濃度補正値を算出して画像データを変換することで濃度を均一化する技術、例えば、特許文献1に記載の技術が提案されている。
【0003】
特許文献1には、入力した複数の濃度情報から最小の濃度を特定し、該特定した濃度を目標濃度として設定することが記載されている。また、入力した複数の濃度情報から特定されるそれぞれの濃度と設定した目標濃度との誤差を特定することが記載されている。また、該特定した誤差に基づいて、入力した濃度情報に対応するそれぞれの位置の階調補正量を設定することが記載されている。また、該設定した階調補正量に基づいて画像データにおける階調の補正を行うことが記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2011-191414号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上述のように、特許文献1に記載された、画像データの補正により画像濃度のバランス調整を行う技術が提案されている。しかし、画像データに対する濃度補正値が大きい場合、画像形成部の部品性能制限により、その補正値に対応できない問題の発生が可能である。また、画像形成装置における印刷部品の不良等により発生した濃度ムラが発生することもある。印刷部品の不良等により発生した濃度ムラも、画像データの補正により対応できない問題がある。それゆえ、特許文献1にされたような画像データの補正による画像濃度のバランス調整技術は、上述の問題を解決できない。
【0006】
本発明は、上記課題を解決するために成されたものであり、本発明の目的は、画像データの補正が対応できない濃度ムラが発生しても、濃度バランスを調整することができる。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するため、本発明の画像形成装置は、濃度調整チャートの読取画像に基づいて、主走査位置ごとの濃度を算出する濃度算出部と、濃度に基づいて、画像データに対する主走査位置ごとの濃度補正値を算出する補正値算出部と、濃度に基づいて、画像形成部の光源部の主走査位置ごとの光量変化量を算出する光量変化量算出部と、濃度のレベルに応じて、光量変化量に基づき、光源部の出力光量の変更制御を行う制御部と、を備える。
なお、上記の画像形成装置は本発明の一態様であり、本発明の一側面を反映した画像濃度調整方法についても、上記の画像形成装置と同様に構成される。
【発明の効果】
【0008】
上記構成の本発明によれば、画像データの補正が対応できない濃度ムラが発生しても、濃度バランスを調整することができる。
上記以外の課題、構成及び効果は、以下の実施の形態の説明により明らかにされる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本発明の一実施形態に係る画像形成装置の構成例を示す概略断面図である。
本発明の一実施形態に係る画像形成装置の露光装置とその周辺の構成例を示す図である。
本発明の一実施形態に係る画像形成装置の機能構成例を示すブロック図である。
本発明の一実施形態に係る画像形成装置において算出された複数の階調の濃度プロファイルの一例を示す図である。
本発明の一実施形態に係る画像形成装置において算出された光量変化量の一例を示す図である。
本発明の一実施形態に係る画像形成装置において、光量調整後の各階調の濃度プロファイルを示す図である。
本発明の一実施形態に係る画像形成装置における画像濃度調整処理の手順を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明を実施するための形態について、添付図面を参照して説明する。本明細書及び図面において、実質的に同一の機能又は構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複する説明を省略する。
(【0011】以降は省略されています)

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