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公開番号2025122938
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-22
出願番号2024018697
出願日2024-02-09
発明の名称コネクタ
出願人株式会社オートネットワーク技術研究所,住友電装株式会社,住友電気工業株式会社
代理人個人,個人
主分類H01R 13/52 20060101AFI20250815BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】締結部およびリテーナの少なくとも一方の未組立てを認識することができるコネクタを提供する。
【解決手段】コネクタ1は、相手コネクタ2に嵌合されるコネクタハウジング3と、締結部18によって相手コネクタ端子25に固定される電線4と、締結部18を通すためにコネクタハウジング3に形成された開口部24に取付けられるシール部材30を保持するリテーナ29と、開口部24を閉塞するカバー34と、を備える。コネクタ1は、締結部18およびリテーナ29の少なくとも一方が組立途中位置に位置する場合に、カバー34でコネクタハウジング3の開口部24を閉塞することを不可とする未組立確認機構74を備える。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項1】
相手コネクタに嵌合されるコネクタハウジングと、前記コネクタハウジングの開口部から挿入される締結部によって前記相手コネクタの相手コネクタ端子に先端の電線端子が固定される電線と、前記開口部の縁を防水するシール部材を保持するリテーナと、前記リテーナを覆うように前記開口部を閉塞するカバーと、を備えたコネクタであって、
前記リテーナおよび前記締結部の少なくとも一方が組立途中位置に位置する場合に、前記カバーで前記開口部を閉塞することを不可とする未組立確認機構を備えた、コネクタ。
続きを表示(約 700 文字)【請求項2】
前記未組立確認機構は、前記リテーナが前記組立途中位置に位置する場合に、前記カバーを前記コネクタハウジングに組付けることができないようにする、請求項1に記載のコネクタ。
【請求項3】
前記未組立確認機構は、前記締結部が前記組立途中位置に位置する場合に、前記コネクタハウジングに組付けられて初期位置に位置する前記カバーを、前記開口部の閉塞位置に操作できないようにする、請求項1に記載のコネクタ。
【請求項4】
前記カバーは、前記コネクタハウジングに組付けられた際には初期位置に位置するとともに、前記コネクタハウジングに対して前記初期位置から直線方向に操作されることにより、前記開口部の閉塞位置に位置する、請求項1に記載のコネクタ。
【請求項5】
前記カバーは、前記コネクタハウジングに設けられたレール部に直線移動可能に取付けられた脚部を有し、
前記脚部は、前記レール部から脱落しないように前記レール部に摺動可能に係合する突起を有し、
前記突起は、前記レール部の底面に接触する部分が曲面状に形成されている、請求項4に記載のコネクタ。
【請求項6】
前記カバーが前記開口部の閉塞位置において嵌合の操作が行われた場合に、前記カバーを操作後の位置で保持するカバーロック機構を備えた、請求項1に記載のコネクタ。
【請求項7】
前記コネクタハウジングにおいて前記カバーの開方向への移動経路の終端に設けられるとともに前記カバーの前記開方向への脱落を防止する脱落防止部を備えた、請求項1に記載のコネクタ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、コネクタに関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
従来、特許文献1に開示されるように、相手コネクタに嵌合されるコネクタハウジング内の電線をボルトの締め付けによって相手コネクタの端子に電気的に接続するボルト締めコネクタが周知である。この種のボルト締めコネクタは、ボルトに手が触れないように、ボルトを通すためにコネクタハウジングに形成された開口部がカバーによって閉塞される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2022-81173号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、この種のコネクタは、種々の部品から構成されているが、部品が完全に組み立てられていない状態で出荷することは好ましくない。よって、部品が完全に組み立てられていないことを認識できる仕組みが必要であった。
【0005】
本開示の目的は、締結部およびリテーナの少なくとも一方の未組立てを認識することができるコネクタを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
前記課題を解決するコネクタは、相手コネクタに嵌合されるコネクタハウジングと、前記コネクタハウジングの開口部から挿入される締結部によって前記相手コネクタの相手コネクタ端子に先端の電線端子が固定される電線と、前記開口部の縁を防水するシール部材を保持するリテーナと、前記リテーナを覆うように前記開口部を閉塞するカバーと、を備えた構成であって、前記リテーナおよび前記締結部の少なくとも一方が組立途中位置に位置する場合に、前記カバーで前記開口部を閉塞することを不可とする未組立確認機構を備えた。
【発明の効果】
【0007】
本開示は、締結部およびリテーナの少なくとも一方の未組立てを認識することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、一実施形態に係るコネクタの斜視図である。
図2は、コネクタを背面から見た際の斜視図である。
図3は、図1に示すIII-III線断面図である。
図4(a)は電線の斜視図であり、図4(b)は電線の分解斜視図である。
図5は、コネクタの分解斜視図である。
図6は、コネクタの背面図である。
図7は、図1に示すVII-VII線断面図である。
図8(a)から図8(c)は、カバーの嵌合手順を示す説明図である。
図9は、一部破断したコネクタの平面図である。
図10は、図8(a)に示すX-X線断面図である。
図11(a)、図11(b)は、検知部材の第1係合片および第2係合片の係合の仕方を示す説明図である。
図12(a)は、コネクタが半嵌合の際の検知部材の状態を示す断面図であり、図12(b)は、検知前位置から検知位置に移動する検知部材を示す断面図である。
図13は、図1に示すXIII-XIII線断面図である。
図14(a)、図14(b)は、カバーロック機構の動きを示す説明図である。
図15は、未組立確認機構の構造を示す側面図である。
図16は、未組立確認機構の構造を示す側面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
最初に本開示の実施態様を列記して説明する。
[1]本開示のコネクタは、相手コネクタに嵌合されるコネクタハウジングと、前記コネクタハウジングの開口部から挿入される締結部によって前記相手コネクタの相手コネクタ端子に先端の電線端子が固定される電線と、前記開口部の縁を防水するシール部材を保持するリテーナと、前記リテーナを覆うように前記開口部を閉塞するカバーと、を備えた構成であって、前記リテーナおよび前記締結部の少なくとも一方が組立途中位置に位置する場合に、前記カバーで前記開口部を閉塞することを不可とする未組立確認機構を備えた。
【0010】
本構成によれば、締結部およびリテーナの少なくとも一方が組立途中位置に位置する場合、カバーで開口部を閉塞することが未組立確認機構によって不可とされる。よって、作業者がカバーをコネクタハウジングに取付ける作業の過程で、締結部およびリテーナの少なくとも一方が未組立てであることが直ちに分かる。このようにして、締結部およびリテーナの少なくとも一方の未組立てを認識することが可能となる。
(【0011】以降は省略されています)

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