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公開番号2025123553
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-22
出願番号2025107186,2022034289
出願日2025-06-25,2022-03-07
発明の名称レンズ駆動ユニットおよびこれを備えたレンズ鏡筒
出願人パナソニックIPマネジメント株式会社
代理人弁理士法人新樹グローバル・アイピー
主分類G02B 7/04 20210101AFI20250815BHJP(光学)
要約【課題】より重いレンズをスムーズに駆動するために従来よりも推力を向上させることが可能なレンズ駆動ユニットおよびこれを備えたレンズ鏡筒を提供する。
【解決手段】レンズ駆動ユニット10は、2組以上の2相のコイル212と、界磁ユニット205とを備えている。2組以上の2相のコイル212は、光軸方向において前後に移動可能であってレンズを保持するフォーカスレンズ枠210に固定され、光軸方向に沿って並べて配置されている。界磁ユニット205は、光軸方向に沿って交互に配置されたN極およびS極を有する。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
光軸方向において前後に移動可能であってレンズを保持する第1移動枠に固定され、前記光軸方向に沿って並べて配置された2組以上のn相のコイルと、
前記光軸方向に沿って交互に配置されたN極およびS極を有する第1界磁部と、
を備える、
レンズ駆動ユニット。
(nは、2以上の整数である。)
続きを表示(約 820 文字)【請求項2】
前記n相のコイルは、前記レンズの光軸と略直交する方向に巻線軸を有する、
請求項1記載のレンズ駆動ユニット。
【請求項3】
前記第1界磁部は、前記光軸を中心とする径方向において前記n相のコイルを挟むように、前記n相のコイルの前記径方向における両側に対向する位置に配置されている、
請求項1記載のレンズ駆動ユニット。
【請求項4】
前記n相のコイルは、2相のコイルである、
請求項1記載のレンズ駆動ユニット。
【請求項5】
前記第1界磁部とともに前記光軸の周囲を囲む様に配置された第2界磁部を、さらに備えている、
請求項1から4のいずれか1項に記載のレンズ駆動ユニット。
【請求項6】
前記第1移動枠を前記光軸方向において前後に移動可能な状態で支持する主軸を、さらに備え、
前記第1界磁部および前記第2界磁部は、前記レンズを保持した前記第1移動枠の重心と前記主軸を通る平面を挟んで両側に配置されている、
請求項5記載のレンズ駆動ユニット。
【請求項7】
前記第1界磁部および前記第2界磁部とともに、前記光軸の周囲を囲む様に配置された第3界磁部を、さらに備えている、
請求項5または6に記載のレンズ駆動ユニット。
【請求項8】
前記2組以上のn相のコイルは、各n相のコイル同士の対応する前記コイルが電気的に接続されている、
請求項1から7いずれか1項に記載のレンズ駆動ユニット。
【請求項9】
請求項1から8のいずれか1項に記載のレンズ駆動ユニットと、
前記レンズを保持しており、前記2組以上のn相のコイルが固定されるとともに、前記レンズ駆動ユニットによって前記光軸方向において前後に駆動される前記第1移動枠と、
を備えたレンズ鏡筒。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、例えば、レンズを光軸方向に沿って前後に駆動するレンズ駆動ユニットおよびこれを備えたレンズ鏡筒に関する。
続きを表示(約 2,300 文字)【背景技術】
【0002】
従来、レンズ鏡筒のレンズ枠体を光軸方向に移動させるために、高速に応答が可能なリニアモータが使用されている。
近年、撮像装置に用いられる撮像素子は、高画素化、ダイナミックレンジの向上等を目的としてサイズの大型化が進んでいる。
撮像素子が大型化すると、必然的に、レンズ鏡筒に使用されるレンズも大型化し、レンズの質量も大きくなる。よって、大型化したレンズを駆動するアクチュエータには、従来よりも推力が高いものが要求される。
【0003】
そこで、本出願人は、より高い推力を発生可能なリニアモータを提案している(特許文献1)。
特許文献1には、リニアモータの界磁部を多極化し2相駆動を行うことにより、リニアモータの推力密度を向上させることができ、さらに、磁気飽和の課題を解決することにより、長ストローク化が容易なリニアモータについて開示されている。
【0004】
また、コイルを挟み込むように、コイルの両側に対向する位置に、光軸方向に沿って配置された磁石を設けることにより、更に推力向上を図ることが出来る構成について開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2019-213433号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかし、上記従来の構成では、以下のような課題を有している。
すなわち、上記特許文献1に開示されたリニアモータによって、従来よりも重いレンズを駆動することが可能になるものの、上記構成のみでは、推力向上には限界があり、より重いレンズを駆動できる様にするためには、更なる改良が必要であった。
本開示は、より重いレンズをスムーズに駆動するために従来よりも推力を向上させることが可能なレンズ駆動ユニットおよびこれを備えたレンズ鏡筒を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示に係るレンズ駆動ユニットは、2組以上のn相のコイルと、第1界磁部と、を備えている。2組以上のn相のコイルは、光軸方向において前後に移動可能であってレンズを保持する移動枠に固定され、光軸方向に沿って並べて配置されている。第1界磁部は、光軸方向に沿って交互に配置されたN極およびS極を有する(nは、2以上の整数である。)。
【発明の効果】
【0008】
本開示に係るレンズ駆動ユニットによれば、従来よりも推力を向上することが可能になり、より質量が大きいレンズを光軸方向において前後に駆動することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1は、本開示のレンズ駆動ユニットを備えたレンズ鏡筒を示す全体斜視図である。
図2は、図1のレンズ鏡筒の分解斜視図である。
図3は、図2のレンズ鏡筒に含まれる2群ユニットの分解斜視図である。
図4Aは、実施形態1のレンズ駆動ユニットの磁気回路構成を示す光軸方向から見た正面図である。
図4Bは、実施形態1のレンズ駆動ユニットの磁気回路構成を示す平面図である。
図4Cは、実施形態1のレンズ駆動ユニットの磁気回路構成を示す側面図である。
図5は、図4CのX部分の拡大図である。
図6Aは、比較例1のボイスコイルモータの磁気回路構成を示す光軸方向から見た正面図である。
図6Bは、比較例1のボイスコイルモータの磁気回路構成を示す平面図である。
図6Cは、比較例1のボイスコイルモータの磁気回路構成を示す側面図である。
図7Aは、比較例2(先行文献1)のレンズ駆動ユニットの磁気回路構成を示す光軸方向から見た正面図である。
図7Bは、比較例2(先行文献1)のレンズ駆動ユニットの磁気回路構成を示す平面である。
図7Cは、比較例2(先行文献1)のレンズ駆動ユニットの磁気回路構成を示す側面図である。
図8は、レンズ駆動ユニットの特性を比較した図である。
図9は、レンズ駆動ユニットの特性を比較した図である。
図10は、図3の2群レンズユニットの光軸方向から見た、力学的バランスを示す説面図である。
図11は、実施形態2に係るレンズ駆動ユニットの構成を示す斜視図である。
図12は、図11のレンズ駆動ユニットの分解斜視図である。
図13は、図11のレンズ駆動ユニットの断面図である。
図14は、従来のボイスコイルモータに複数のコイルを使用した場合を説明する斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、適宜図面を参照しながら、実施の形態を詳細に説明する。但し、必要以上に詳細な説明は省略する場合がある。例えば、既によく知られた事項の詳細説明や実質的に同一の構成に対する重複説明を省略する場合がある。これは、以下の説明が不必要に冗長になるのを避け、当業者の理解を容易にするためである。また、以下の実施の形態の説明において、平行、垂直、直交などの、相対的な方向または姿勢を示す表現が用いられるが、これらの表現は、厳密には、その方向または姿勢ではない場合も含む。例えば、平行とは、完全に平行であることを意味するだけでなく、実質的に平行である、すなわち、例えば、数%程度の差異を含むことも意味する。
(【0011】以降は省略されています)

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