TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2025123922
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-25
出願番号2024019708
出願日2024-02-13
発明の名称電極材料および電池
出願人パナソニックホールディングス株式会社,旭化成株式会社
代理人弁理士法人青藍国際特許事務所
主分類H01M 4/62 20060101AFI20250818BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】電池の放電レートを高めたときの放電容量維持率を向上させる。
【解決手段】本開示の電極材料1000は、活物質110と、固体電解質100と、導電助剤120と、バインダーとを含む。前記バインダーは、水素化スチレンブタジエンゴム130を含む。水素化スチレンブタジエンゴム130の水素添加率は、70モル%以上である。ここで、水素化スチレンブタジエンゴム130の水素添加率とは、水素化スチレンブタジエンゴム130におけるブタジエン単量体単位中の二重結合に対する水素添加率である。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
活物質と、
固体電解質と、
導電助剤と、
バインダーと、
を含み、
前記バインダーは、水素化スチレンブタジエンゴムを含み、
前記水素化スチレンブタジエンゴムの水素添加率は、70モル%以上である、
電極材料。
ここで、前記水素化スチレンブタジエンゴムの水素添加率とは、前記水素化スチレンブタジエンゴムにおけるブタジエン単量体単位中の二重結合に対する水素添加率である。
続きを表示(約 510 文字)【請求項2】
前記導電助剤は、炭素系材料を含む、
請求項1に記載の電極材料。
【請求項3】
前記固体電解質は、ハロゲン化物固体電解質を含む、
請求項1に記載の電極材料。
【請求項4】
前記固体電解質は、硫化物固体電解質を含む、
請求項1に記載の電極材料。
【請求項5】
前記活物質は、遷移元素を含む複合酸化物を含む、
請求項1に記載の電極材料。
【請求項6】
前記電極材料における前記水素化スチレンブタジエンゴムの含有率は、0質量%を超え、かつ15質量%以下である、
請求項1に記載の電極材料。
【請求項7】
前記電極材料における前記水素化スチレンブタジエンゴムの含有率は、0.01質量%以上かつ15質量%以下である、
請求項6に記載の電極材料。
【請求項8】
請求項1から7のいずれか一項に記載の電極材料を含む電極を備えた、
電池。
【請求項9】
前記電極材料が正極材料であり、
前記電極が正極である、
請求項8に記載の電池。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、電極材料および電池に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、リチウムイオン二次電池用負極において、活物質層が活物質および導電助剤の凝集物を含み、その凝集物が扁平な形状を有することで負極の入出力特性が向上することが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2021-044195号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従来技術においては、電池の放電レートを高めたときの放電容量維持率の向上が望まれる。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本開示の電極材料は、
活物質と、
固体電解質と、
導電助剤と、
バインダーと、
を含み、
前記バインダーは、水素化スチレンブタジエンゴムを含み、
前記水素化スチレンブタジエンゴムの水素添加率が、70モル%以上である。
ここで、前記水素化スチレンブタジエンゴムの水素添加率とは、前記水素化スチレンブタジエンゴムにおけるブタジエン単量体単位中の二重結合に対する水素添加率である。
【発明の効果】
【0006】
本開示の電極材料によれば、電池の放電レートを高めたときの放電容量維持率を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1は、実施の形態1における電極材料1000の概略構成を示す断面図である。
図2は、実施の形態2における電池2000の概略構成を示す断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
(本開示の基礎となった知見)
[背景技術]の欄に記載された特許文献1には、リチウムイオン二次電池用負極における活物質層中の活物質の一部、又は、導電助剤の一部が凝集した凝集物を有し、この凝集物が一定の扁平率になった際に入出力特性が向上することが言及されている。なお、特許文献1に開示されているリチウムイオン二次電池は、非水電解液を含む液電池である。
【0009】
一方、例えば全固体電池の電極においては、電極内部における良好なイオン伝導パスおよび電子伝導パスを確保するために、電極を構成する活物質、固体電解質、および導電助剤などの各種材料の良好な分散性が求められる。本発明者らは、鋭意研究により、電極を構成する活物質、固体電解質、および導電助剤などの各種材料の良好な分散性のためには、電極材料に含まれるバインダーの役割が非常に重要であるという知見を得た。具体的には、例えば全固体電池においては、電極材料に含まれるバインダーは、形成される電極の機械的強度を向上させるだけでなく、電極材料中に含まれる各成分の分散構造の形成に大きく関与するという知見を得た。
【0010】
本発明者は、上記知見により、電極を構成する活物質、固体電解質、および導電助剤の分散性を向上させて、良好なイオン伝導パスおよび電子伝導パスを形成することができるバインダーについて検討を進めた。その結果、本発明者らは、以下に説明する本開示の電極材料および電池に到達した。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する

関連特許

個人
雄端子
21日前
個人
後付地震遮断機
25日前
個人
超精密位置決め機構
26日前
東レ株式会社
積層多孔質膜
29日前
愛知電機株式会社
電力機器
18日前
日機装株式会社
加圧装置
13日前
CKD株式会社
巻回装置
28日前
ヒロセ電機株式会社
端子
18日前
個人
フリー型プラグ安全カバー
4日前
ローム株式会社
半導体装置
13日前
住友電装株式会社
端子
20日前
株式会社GSユアサ
蓄電装置
1か月前
沖電気工業株式会社
アンテナ
4日前
三菱電機株式会社
回路遮断器
14日前
オムロン株式会社
電磁継電器
1日前
株式会社GSユアサ
蓄電装置
8日前
株式会社GSユアサ
蓄電装置
8日前
日本特殊陶業株式会社
保持装置
28日前
トヨタ自動車株式会社
蓄電装置
11日前
株式会社カネカ
二次電池
7日前
日本化薬株式会社
電流遮断装置
26日前
株式会社東芝
回路素子
27日前
ローム株式会社
半導体装置
8日前
愛知電機株式会社
負荷時タップ切換装置
8日前
株式会社村田製作所
アンテナ装置
27日前
住友電装株式会社
コネクタ
20日前
三菱自動車工業株式会社
放熱構造
13日前
日新イオン機器株式会社
イオン注入装置
13日前
ローム株式会社
半導体装置
1日前
株式会社タカトリ
ウエハの研削装置
6日前
富士電機株式会社
半導体装置
20日前
三菱電機株式会社
半導体装置
28日前
トヨタ自動車株式会社
電池管理装置
1日前
大阪瓦斯株式会社
燃料電池システム
7日前
三菱マテリアル株式会社
充電プラグ
5日前
岩崎電気株式会社
発光素子、及び光照射装置
5日前
続きを見る