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公開番号
2025124534
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-26
出願番号
2024020654
出願日
2024-02-14
発明の名称
液晶配向剤、液晶配向膜、及び液晶表示素子
出願人
日産化学株式会社
代理人
主分類
G02F
1/1337 20060101AFI20250819BHJP(光学)
要約
【課題】液晶のプレチルト角をほぼ0度にできるため、高輝度、高精細かつ信頼度の高い画像が要求される車載用メーター、監視用カメラ、医療用カメラのモニター等の液晶表示素子用の液晶配向剤の製造方法の提供。
【解決手段】(A)式(1)で表されるモノマーを用いて得られる重合体及び(B)有機溶媒を含有する液晶配向剤。
【化1】
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【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
(A)式(1)で表されるモノマーを用いて得られる重合体及び(B)有機溶媒を含有する液晶配向剤。
JPEG
2025124534000025.jpg
33
72
(式中、Mは重合性不飽和基を表す。
Qは、単結合、フェニレン基又は炭素数5~8の2価の脂環式炭化水素基を表し、該フェニレン基の水素原子の一部又は全部が、シアノ基、ハロゲン原子、炭素数1~5のアルキル基、炭素数2~6のアルキルカルボニル基又は炭素数1~5のアルコキシ基に置換されていてもよい。
Lは単結合、-O-、-S-、-C(=O)-、-C(=O)-O-、-O-C(=O)-、-C(=O)-NR
D
-又は-NR
D
-C(=O)-を表す。R
D
は水素原子またはメチル基を表す。
R
1
~R
5
はそれぞれ独立に水素原子、炭素数1~4のアルキル基又はカルボキシ基を表す。ただし、nが0の場合はMの中に、nが1以上の場合はM又はLの中に、向きを問わず-C(=O)-NH-の構造が一つもない場合、R
1
~R
5
の少なくとも一つはカルボキシ基を表す。
nは0~2の整数である。
Q又はLの数が2以上のとき、各Q又はLは互いに同一でも異なっていてもよい。)
続きを表示(約 200 文字)
【請求項2】
式(1)において、nが0であり、R
1
~R
4
が水素原子であり、R
5
がカルボキシ基である請求項1に記載の液晶配向剤。
【請求項3】
請求項1又は2に記載の液晶配向剤を基板に塗布、焼成し、ラビング処理して得られる液晶配向膜。
【請求項4】
請求項3に記載の液晶配向膜を具備する液晶表示素子。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、高輝度、高精細かつ信頼度の高い画像を要求される液晶表示素子に好適な用いられる液晶配向膜を与える液晶配向剤、液晶配向膜、及び液晶表示素子に関する。
続きを表示(約 2,500 文字)
【背景技術】
【0002】
液晶表示素子は、薄型・軽量を実現する表示デバイスとして、現在、広く使用されている。通常、この液晶表示素子には、液晶の配向状態を決定づけるために液晶配向膜が使用されている。また、一部の垂直配向型の液晶表示素子などを除き、その液晶配向膜のほとんどは、電極基板上に形成された重合体被膜の表面を、なんらかの配向処理を行うことで作製されている。
【0003】
重合体被膜の配向処理方法として、現在、一般的に用いられている方法は、その重合体被膜表面を、レーヨンなどを素材とする布によって圧力をかけて擦る、いわゆるラビング処理を行う方法である。ラビング処理は、簡単な設備で行うことができ、かつ効果的な優れた結果をもたらし、また、処理に伴う重合体被膜の削れカスの発生の基づく難点も、近年、顕著に改善されてきたため、その後の光配向処理法とともに、広い分野で実施されている(特許文献1、2参照使用する方法(特許文献2参照)。
【0004】
一方、近年の液晶表示素子の高性能化に伴い、大画面で高精細の液晶テレビなどの用途に加えて、車載用、例えば、カーナビゲーションシステムやメーターパネル、監視用カメラや医療用カメラのモニターなどに液晶表示素子が用いられている。こうした用途では、高輝度を得るとともに、更なる高精細かつ信頼度の高い画像が要求されている。
そのための一方策として、液晶表示素子における液晶の配向方向をラビング方向に対して平行方向から直交方向にせしめ、かつ1~10度と高かった液晶のプレチルト角をほぼ0度にすることができる、アルキルフルオレンジアミンから得られる特定の重合体を使用する液晶配向剤及び液晶配向膜が提案されている(特許文献3、4参照)。
しかし、これらのアルキルフルオレンジアミンから得られる特定の重合体を使用する液晶配向膜の場合、液晶表示素子の駆動時における液晶配向の安定性になお課題を有している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開平9-185065号公報
特開平9-146100号公報
特開2002-20487号公報
特開2002-49039号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明は、高輝度、高精細かつ信頼度の高い画像を要求される液晶表示素子に好適な用いられる液晶配向膜、すなわち、液晶表示素子における液晶の配向方向をラビング方向に対して平行方向から直交方向にせしめ、かつ液晶のプレチルト角をほぼ0度にすることができる液晶配向膜と、それを与える液晶配向剤を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明者らは、上記課題を解決するために鋭意検討を行った結果、特定の構造を有するモノマーを用いて得られる重合体を含有する液晶配向剤を使用し、かつ該液晶配向剤からの液晶配向膜の製造過程においてラビング処理を含む特定処理を行うことにより、上記の課題を満たすことを見出した。本発明は、かかる知見に基づくものであり、下記を要旨とするものである。
【0008】
1. (A)式(1)で表されるモノマーを用いて得られる重合体及び(B)有機溶媒を含有する液晶配向剤。
JPEG
2025124534000001.jpg
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72
(式中、Mは重合性不飽和基を表す。
Qは、単結合、フェニレン基又は炭素数5~8の2価の脂環式炭化水素基を表し、該フェニレン基の水素原子の一部又は全部が、シアノ基、ハロゲン原子、炭素数1~5のアルキル基、炭素数2~6のアルキルカルボニル基又は炭素数1~5のアルコキシ基に置換されていてもよい。
Lは単結合、-O-、-S-、-C(=O)-、-C(=O)-O-、-O-C(=O)-、-C(=O)-NR
D
-又は-NR
D
-C(=O)-を表す。R
D
は水素原子またはメチル基を表す。
R
1
~R
5
はそれぞれ独立に水素原子、炭素数1~4のアルキル基又はカルボキシ基を表す。ただし、nが0の場合はMの中に、nが1以上の場合はM又はLの中に、向きを問わず-C(=O)-NH-の構造が一つもない場合、R
1
~R
5
の少なくとも一つはカルボキシ基を表す。
nは0~2の整数である。
Q又はLの数が2以上のとき、各Q又はLは互いに同一でも異なっていてもよい。)
2. 式(1)において、nが0であり、R
1
~R
4
が水素原子であり、R
5
がカルボキシ基である請求項1に記載の液晶配向剤。
3. 上記1又は2に記載の液晶配向剤を基板に塗布、焼成し、ラビング処理して得られる液晶配向膜。
4. 上記3に記載の液晶配向膜を具備する液晶表示素子。
【発明の効果】
【0009】
本発明の液晶配向剤により得られる液晶配向膜は、液晶の配向方向をラビング方向に対して平行方向から直交方向にせしめ、かつ液晶のプレチルト角をほぼ0度にすることができ、その結果、極めて、高輝度、高精細かつ信頼度の高い画像を有する液晶表示素子が得られる。この液晶表示素子は、車載用、例えば、カーナビゲーションシステムやメーターパネル、監視用カメラや医療用カメラのモニターなどに好適に使用される。
【発明を実施するための形態】
【0010】
本発明の液晶配向剤は、式(1)で表されるモノマーを用いて得られる重合体(以下、単に特定重合体ともいう。)を含有しており、上記重合体組成物を用いて得られる塗膜は、ラビング処理によっても、ネガ配向特性を示し、プレチルト角をほぼ0度にすることができる。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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