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公開番号2025127701
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-02
出願番号2024024556
出願日2024-02-21
発明の名称打楽器および取付部材の取付方法
出願人ローランド株式会社
代理人弁理士法人真明センチュリー
主分類G10D 13/02 20200101AFI20250826BHJP(楽器;音響)
要約【課題】フットペダルと打楽器との相対位置を容易に調整できる打楽器および取付部材の取付方法を提供すること。
【解決手段】フットペダル100が取り付けられる取付部22aの左右方向両側に締結部22bが設けられ、この締結部22bがボルト24によって固定部材21(屈曲部21c)に締結される。これにより、打楽器1が設置面Gに設置された状態であっても、取付部22aの左右両側(リフター20の側方側)に形成された比較的広いスペースSを利用して、ボルト24の締結作業を行うことができる。即ち、打楽器1の上下を反転させることなく、打楽器1とフットペダル100との相対位置を容易に調整できる。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
筐体と、前記筐体の外周側に設けられるリフターと、を備え、
前記リフターは、前記筐体側に固定される固定部材と、前記固定部材に対する取付位置が前後方向で可変に構成される取付部材と、前記取付部材を前記固定部材に固定するボルトと、を備え、
前記取付部材は、フットペダルが取り付けられる取付部と、前記取付部の左右方向両側に設けられ、左右一対の前記ボルトによって前記固定部材に締結される締結部と、を備え、
一対の前記ボルトは、互いの軸心が一致しない位置で前記締結部を締結することを特徴とする打楽器。
続きを表示(約 790 文字)【請求項2】
前記締結部は、前記取付部から左右方向外側に上昇傾斜していることを特徴とする請求項1記載の打楽器。
【請求項3】
前記ボルトは、前記固定部材と前記締結部との締結面の上下方向中央よりも上方側に設けられることを特徴とする請求項2記載の打楽器。
【請求項4】
前記締結部の左右方向内側に前記固定部材が締結されることを特徴とする請求項2記載の打楽器。
【請求項5】
前記取付部および前記締結部が金属板を曲げ加工することによって形成されることを特徴とする請求項2記載の打楽器。
【請求項6】
前記固定部材は、前記筐体側に固定される固定部と、前記固定部から下方に垂下する垂下部と、前記垂下部の左右の両端側から前方側に屈曲して前記締結部が締結される屈曲部と、を備えることを特徴とする請求項2記載の打楽器。
【請求項7】
前記固定部、前記垂下部および前記屈曲部が金属板を曲げ加工することによって形成されることを特徴とする請求項6記載の打楽器。
【請求項8】
筐体と、前記筐体の外周側に設けられるリフターと、を備え、
前記リフターが、前記筐体側に固定される固定部材と、前記固定部材に対する取付位置が前後方向で可変に構成される取付部材と、前記取付部材を前記固定部材に固定するボルトと、を備え、
前記取付部材が、フットペダルが取り付けられる取付部と、前記取付部の左右方向両側に設けられ、左右一対の前記ボルトによって前記固定部材に締結される締結部と、を備える打楽器における前記取付部材の取付方法であって、
互いの軸心が一致しない一対の前記ボルトによって前記締結部を締結することにより、前記固定部材に前記取付部材を取り付けることを特徴とする取付部材の取付方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、打楽器および取付部材の取付方法に関し、特に、フットペダルと打楽器との相対位置を容易に調整できる打楽器および取付部材の取付方法に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
フットペダルのビーターによって打面が打撃される打楽器において、筐体の外周側に設けられたリフターによって打面の高さを嵩上げすることにより、打面に対するビーターの打撃位置を調整する技術が知られている。例えば特許文献1には、ペダル装置P(フットペダル)が取り付けられペダル接続部材22(取付部材)と、バスドラム10(打楽器)に固定されるドラム接続部材23(固定部材)と、を備えるバスドラム用リフター20が記載される。
【0003】
ドラム接続部材23のリテーナ30には、前後方向に延びる長孔30aが形成され、ベース33には、長孔30aと対応する位置に挿通孔36aが形成される。これらの長孔30a及び挿通孔36aに下方から挿入されるボルト40は、ベース33の上に重ねられたナットプレート35に締結される。
【0004】
ボルト40を緩めた状態においては、ボルト40に対して長孔30aをスライドさせることにより、ベース33に対するリテーナ30(ペダル接続部材22)の取付位置を前後方向で調整できる。即ち、前後方向におけるバスドラム10とペダル装置Pとの相対位置を調整できるので、ペダル装置Pが打面ヘッド15に干渉することを防止したり、ビーターによる打撃位置を微調整したりすることができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2014-071196号公報(例えば、段落0032~0040、図1~3)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、上述した従来の技術では、リテーナ30の下面側からボルト40が締結されるため、ボルト40の締結作業を行うためには、バスドラム10が設置される設置面とバスドラム用リフター20との間に手を挿入したり、或いはバスドラム10の上下を反転させたりする必要がある。よって、ペダル装置P(フットペダル)とバスドラム10(打楽器)との相対位置を調整する作業に手間を要するという問題点があった。
【0007】
本発明は、上述した問題点を解決するためになされたものであり、フットペダルと打楽器との相対位置を容易に調整できる打楽器および取付部材の取付方法を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0008】
この目的を達成するために本発明の打楽器は、筐体と、前記筐体の外周側に設けられるリフターと、を備え、前記リフターは、前記筐体側に固定される固定部材と、前記固定部材に対する取付位置が前後方向で可変に構成される取付部材と、前記取付部材を前記固定部材に固定するボルトと、を備え、前記取付部材は、フットペダルが取り付けられる取付部と、前記取付部の左右方向両側に設けられ、左右一対の前記ボルトによって前記固定部材に締結される締結部と、を備え、一対の前記ボルトは、互いの軸心が一致しない位置で前記締結部を締結する。
【0009】
本発明の取付部材の取付方法は、筐体と、前記筐体の外周側に設けられるリフターと、を備え、前記リフターが、前記筐体側に固定される固定部材と、前記固定部材に対する取付位置が前後方向で可変に構成される取付部材と、前記取付部材を前記固定部材に固定するボルトと、を備え、前記取付部材が、フットペダルが取り付けられる取付部と、前記取付部の左右方向両側に設けられ、左右一対の前記ボルトによって前記固定部材に締結される締結部と、を備える打楽器における前記取付部材の取付方法であって、互いの軸心が一致しない一対の前記ボルトによって前記締結部を締結することにより、前記固定部材に前記取付部材を取り付ける。
【図面の簡単な説明】
【0010】
第1実施形態の打楽器の斜視図である。
リフターを分解した状態を示す打楽器の斜視図である。
図1の矢印III方向視における打楽器の部分拡大正面図である。
図3のIV-IV線における打楽器の部分拡大断面図である。
アタッチメントの分解斜視図である。
打楽器の分解斜視図である。
打楽器の部分拡大断面図である。
図4の状態からアタッチメントの打面がビーターによって打撃された状態を示す打楽器の部分拡大断面図である。
(a)は、第2実施形態の打楽器の部分拡大正面図であり、(b)は、第3実施形態の打楽器の部分拡大正面図である。
第4実施形態の打楽器の分解斜視図である。
打楽器の部分拡大断面図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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