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公開番号
2025128528
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-09-03
出願番号
2024025236
出願日
2024-02-22
発明の名称
車両の制御装置
出願人
トヨタ自動車株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
B60W
50/14 20200101AFI20250827BHJP(車両一般)
要約
【課題】トンネルで火災が発生した場合に、その火災を速やかに検出して運転者などのユーザに通知することが可能な車両の制御装置を提供する。
【解決手段】外部から取得した周辺情報に基づく通知を実行する車両の制御装置であって、車両から所定の範囲内のトンネルの出入口の外気温または煙濃度の少なくとも一方を取得するトンネル情報取得部と、外気温または煙濃度の少なくとも一方が、予め定められた所定の閾値以上であるか否かを判定するトンネル火災発生検出部と、外気温が所定の外温度以上であることおよび煙濃度が所定の濃度以上であることの少なくとも一方を満たす所定のトンネルが存在する場合に、ユーザに対して車両を所定のトンネルから退避させるための退避制御を行う退避制御部と、を備えている。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
車両の外部から道路情報を含む前記車両の周辺情報を取得し、前記車両のユーザに対して取得した前記周辺情報に基づく通知を実行することが可能な制御装置であって、
前記車両の進行方向で前方の所定の範囲に設けられているトンネルの入口および出口の外気温または煙濃度の少なくとも一方を取得するトンネル情報取得部と、
前記トンネル情報取得部によって取得した前記外気温が予め定められた所定の外気温以上であること、または、前記煙濃度が予め定められた所定の煙濃度以上であることの少なくとも一方を満たすことを判定するトンネル火災発生検出部と、
前記トンネル火災発生検出部によって前記外気温が前記所定の外気温以上であること、または、前記煙濃度が予め定められた前記所定の煙濃度以上であることの少なくとも一方を満たす所定のトンネルが存在する場合に、前記ユーザに対して前記車両を前記所定のトンネルから退避させるための退避制御を行う退避制御部と、を備えている
ことを特徴とする車両の制御装置。
続きを表示(約 970 文字)
【請求項2】
請求項1に記載の車両の制御装置であって、
前記退避制御部によって実行される前記退避制御には、前記車両から前記所定の範囲内に前記所定のトンネルが存在することを前記ユーザに通知することが含まれている
ことを特徴とする車両の制御装置。
【請求項3】
請求項1または2に記載の車両の制御装置であって、
前記車両の現在位置を取得する現在位置取得部と、
地図情報に基づいて前記ユーザが設定した目的地までの走行経路を案内するナビゲーションシステムとをさらに備え、
前記トンネル情報取得部は、前記所定のトンネルの位置情報を取得するように構成され、
前記退避制御部は、
前記現在位置取得部によって取得した前記車両の前記現在位置、前記トンネル情報取得部によって取得した前記所定のトンネルの前記位置情報、および、前記ナビゲーションシステムに設定されている前記走行経路に基づき、前記現在位置からの前記走行経路上に前記所定のトンネルが存在する場合には、前記地図情報に基づいて前記現在位置から前記所定のトンネルまでの経路上に設けられている前記所定のトンネルを回避して走行することが可能な退避地点を新たな目的地とする
ことを特徴とする車両の制御装置。
【請求項4】
請求項3に記載の車両の制御装置であって、
前記退避制御部は、前記車両が自動車専用道路を走行しているときに、前記現在位置と前記所定のトンネルとの間にインターチェンジまたはパーキングエリアの少なくとも一方がある場合には、前記退避地点として前記インターチェンジまたはパーキングエリアの少なくとも一方を前記新たな目的として設定する
ことを特徴とする車両の制御装置。
【請求項5】
請求項3に記載の車両の制御装置であって、
前記退避制御部は、前記車両が自動車専用道路を走行している場合に、前記現在位置と前記所定のトンネルとの間に前記車両を停車することが可能な退避施設がない場合には、前記外部情報および前記車両の周辺情報に基づき、前記車両を安全に停車させるための所定の運転操作を前記ユーザに案内するように構成されている
ことを特徴とする車両の制御装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
この発明は、通信技術を利用した車両の制御装置に関し、特に、道路で火災が発生した場合にユーザに通知することが可能な車両の制御装置に関するものである。
続きを表示(約 2,600 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、道路上に設置された監視カメラによって撮像された画像に基づいて車両火災による煙の発生を検知する車両火災検出装置が開示されている。特許文献1の装置では、所定の時間ごとに監視カメラによって道路上を撮像し、その撮像された画像に写っている車両を検出する。撮像された画像に画像処理を施し、その検出車両の位置および速度を検出する。検出した車両の速度が所定の閾値以下であった場合には、その車両を異常走行車両として登録する。登録された異常走行車両から所定の距離上方の位置および異常走行車両から所定の距離前方もしくは後方を、煙を観測する観測領域として設定する。そして、観測領域内で煙を観測した場合には、煙を観測した車両が火災の発生している車両であると判断する。特許文献1によれば、そのような構成により、火災が発生している可能性がある車両が出現した場合に、その火災車両候補の位置に応じて観測領域を設定して煙検出処理を行なうため、煙の検出処理を行った時の計算コストを抑制して煙の検出精度を向上させることができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2013-122624号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1の装置によれば、上述したように精度よく煙を検出して火災車両を発見して通知するので、通知を受けた車両の運転者が通知された情報に基づいて退避走行することができる。一方で、道路の形状や構造には種々の態様があるため、車両が退避走行を行おうとした場合に、その退避走行を実行することができない場合がある。例えば、車両が走行しているトンネルの進行方向前方に、火災が発生している火災車両が存在している場合に、その走行車両に火災車両が存在することの通知が届いたとしても、走行車両は直ちに退避走行を実行することができない可能性がある。すなわち、トンネル内では道路が分岐していないことが多く、また、一時的に停車することが可能なスペースがない場合がある。そのような場合には、火災車両の存在が走行車両に通知されたとしても、走行車両および他の走行車両の安全性を考慮した結果、走行車両が直ちに退避走行に移ることが困難になってしまう可能性がある。
【0005】
また、特許文献1の装置では、走行している車両の速度に基づいて異常を検出するように構成されているので、他の要因によって発生した火災については検出することができない。例えば、特許文献1の装置では、上述したトンネル内において、車両がトンネル内の設備に接触したことによってそのトンネル設備に火災が生じたとしても、接触した車両から火災が発生していない場合には、煙を検出することができないので、火災の発生が周辺を走行する他の車両に通知されないおそれがある。このように、車両が速やかに退避走行することが困難になる可能性のある道路で火災が発生している場合に、その道路の周辺を走行している車両に対してその火災の発生を通知する技術については、改良の余地があった。
【0006】
この発明は、上記の技術的課題に着目してなされたものであって、トンネルで火災が発生した場合に、その火災を速やかに検出して運転者などのユーザに通知することが可能な車両の制御装置を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0007】
この発明は、上記の目的を達成するために、車両の外部から道路情報を含む前記車両の周辺情報を取得し、前記車両のユーザに対して取得した前記周辺情報に基づく通知を実行することが可能な制御装置であって、前記車両の進行方向で前方の所定の範囲に設けられているトンネルの入口および出口の外気温または煙濃度の少なくとも一方を取得するトンネル情報取得部と、前記トンネル情報取得部によって取得した前記外気温が予め定められた所定の外気温以上であること、または、前記煙濃度が予め定められた所定の煙濃度以上であることの少なくとも一方を満たすことを判定するトンネル火災発生検出部と、前記トンネル火災発生検出部によって前記外気温が前記所定の外気温以上であること、または、前記煙濃度が予め定められた前記所定の煙濃度以上であることの少なくとも一方を満たす所定のトンネルが存在する場合に、前記ユーザに対して前記車両を前記所定のトンネルから退避させるための退避制御を行う退避制御部と、を備えていることを特徴とするものである。
【0008】
この発明における前記退避制御部によって実行される前記退避制御には、前記車両から前記所定の範囲内に前記所定のトンネルが存在することを前記ユーザに通知することが含まれていてよい。
【0009】
この発明においては、前記車両の現在位置を取得する現在位置取得部と、地図情報に基づいて前記ユーザが設定した目的地までの走行経路を案内するナビゲーションシステムとをさらに備え、前記トンネル情報取得部は、前記所定のトンネルの位置情報を取得するように構成され、前記退避制御部は、前記現在位置取得部によって取得した前記車両の前記現在位置、前記トンネル情報取得部によって取得した前記所定のトンネルの前記位置情報、および、前記ナビゲーションシステムに設定されている前記走行経路に基づき、前記現在位置からの前記走行経路上に前記所定のトンネルが存在する場合には、前記地図情報に基づいて前記現在位置から前記所定のトンネルまでの経路上に設けられている前記所定のトンネルを回避して走行することが可能な退避地点を新たな目的地とするように構成されていてよい。
【0010】
この発明においては、前記退避制御部は、前記車両が自動車専用道路を走行しているときに、前記現在位置と前記所定のトンネルとの間にインターチェンジまたはパーキングエリアの少なくとも一方がある場合には、前記退避地点として前記インターチェンジまたはパーキングエリアの少なくとも一方を前記新たな目的として設定するように構成されていてよい。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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