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公開番号2025132127
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-10
出願番号2024029489
出願日2024-02-29
発明の名称電気自動車
出願人トヨタ自動車株式会社,ダイハツ工業株式会社,スズキ株式会社,いすゞ自動車株式会社,日野自動車株式会社
代理人弁理士法人YKI国際特許事務所
主分類B60L 50/64 20190101AFI20250903BHJP(車両一般)
要約【課題】電気自動車において、バッテリ搭載スペースの有効利用を図る。
【解決手段】電気自動車20は、複数のバッテリ収容部70A、70B、電気回路95、及びスイッチ制御部100A(第一プロセッサ)を備える。複数のバッテリ収容部70A、70Bは、それぞれバッテリパック80を着脱可能に搭載する。電気回路95は、複数のバッテリパック80を並列接続させる。また電気回路95は、複数のスイッチ92A、92Bを備える。スイッチ制御部100Aは、複数のスイッチ92A、92Bのオンオフ制御を行う。電力供給用バッテリに指定されたバッテリパック80に対してスイッチ制御部100Aは、スイッチ92A、92Bをオン状態に設定する。また、運送品に指定されたバッテリパック80に対してスイッチ制御部100Aは、スイッチ92A、92Bをオフ状態に設定する。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
駆動源である回転電機と、
バッテリパックをそれぞれ着脱可能に搭載する、複数のバッテリ収容部と、
複数の前記バッテリパックと前記回転電機を接続可能な電気回路と、
を備える電気自動車であって、
前記電気回路は、複数の前記バッテリパックを並列接続させるとともに、それぞれの前記バッテリパックの導通及び遮断を切替可能な複数のスイッチを備え、
さらに、複数の前記スイッチのオンオフ制御を行う第一プロセッサを備え、
前記第一プロセッサは、電力供給用バッテリに指定された前記バッテリパックに対して前記スイッチをオン状態に設定し、運送品に指定された前記バッテリパックに対して前記スイッチをオフ状態に設定する、
電気自動車。
続きを表示(約 620 文字)【請求項2】
請求項1に記載の電気自動車であって、
前記バッテリパックに対して電力供給用バッテリ及び運送品の何れかを指定可能な入力部を備え、
前記バッテリ収容部は、前記回転電機までの配線長が相対的に短い第一バッテリ収容部と、前記回転電機までの配線長が相対的に長い第二バッテリ収容部を備え、
前記第二バッテリ収容部に収容された前記バッテリパックが運送品に指定されていないときに、前記第一バッテリ収容部に収容された前記バッテリパックを運送品に指定する操作を前記入力部からされると、前記第一プロセッサは、前記第二バッテリ収容部に収容された前記バッテリパックを運送品に指定する、
電気自動車。
【請求項3】
請求項1に記載の電気自動車であって、
車体に固定された固定バッテリと、
車載電気機器の電力消費を制御する第二プロセッサと、
を備え、
前記第二プロセッサは、前記固定バッテリの定格出力と、電力供給用バッテリに指定された前記バッテリパックの定格出力の和を、総消費電力の最大値に設定する、
電気自動車。
【請求項4】
請求項1に記載の電気自動車であって、
前記バッテリ収容部は、前記バッテリパックを収容するハウジングを備え、
前記ハウジングの内底面に、フォークリフトのフォークが差し込まれるガイド溝が形成された、電気自動車。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本明細書は、電気自動車を開示する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、電気自動車が開示される。この電気自動車は、モータを駆動源とする。バッテリパックは、モータの電源である。このバッテリパックは、車両に着脱可能となっている。例えば複数のバッテリパックが、車両に接続される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2017-93258号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
例えば出発地点から目的地点までの距離が短い場合は、消費電力が少ない。このような場合に、接続可能な全てのバッテリパックを電気自動車に搭載しなくても、目的地点まで電気自動車は走行できる。このような場合に、全てのバッテリパックを電気自動車に搭載すると、本来不要な重量物を搭載して電気自動車を走行させることになる。その結果、電力量消費率[wh/km]が悪化するおそれがある。
【0005】
そこで必要最低限のバッテリパックを電気自動車に搭載して、残りのバッテリスペースを空荷状態にすることが考えられる。しかしながら、電気自動車が例えば貨物車両である場合、空荷状態での走行は、輸送効率の観点から改善の余地がある。
【0006】
そこで、本明細書では、バッテリ搭載スペースの有効利用を図ることの可能な、電気自動車が開示される。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本明細書で開示する電気自動車は、回転電機、複数のバッテリ収容部、及び電気回路を備える。回転電機は駆動源である。複数のバッテリ収容部は、それぞれバッテリパックを着脱可能に搭載する。電気回路は、複数のバッテリパックと回転電機を接続可能である。さらに電気回路は、複数のバッテリパックを並列接続させる。また電気回路は、複数のスイッチを備える。複数のスイッチは、それぞれのバッテリパックの導通及び遮断を切替可能である。さらに電気自動車は、第一プロセッサを備える。第一プロセッサは、複数のスイッチのオンオフ制御を行う。電力供給用バッテリに指定されたバッテリパックに対して第一プロセッサは、スイッチをオン状態に設定する。また、運送品に指定されたバッテリパックに対して第一プロセッサは、スイッチをオフ状態に設定する。
【0008】
上記構成によれば、バッテリ収容部の一部が運送品スペースとして利用できる。
【0009】
また上記構成において、電気自動車は入力部を備えてもよい。入力部は、バッテリパックに対して電力供給用バッテリ及び運送品の何れかを指定可能である。バッテリ収容部は、第一バッテリ収容部と、第二バッテリ収容部を備える。第一バッテリ収容部は、回転電機までの配線長が相対的に短い。第二バッテリ収容部は、回転電機までの配線長が相対的に長い。第二バッテリ収容部に収容されたバッテリパックが運送品に指定されていないときに、第一バッテリ収容部に収容されたバッテリパックを運送品に指定する操作を入力部からされる場合がある。この場合、第一プロセッサは、第二バッテリ収容部に収容されたバッテリパックを運送品に指定する。
【0010】
上記構成によれば、回転電機までの配線抵抗が相対的に高いバッテリ収容部が、優先的に運送品スペースに指定される。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する

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