TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
公開番号
2025128803
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-09-03
出願番号
2024025731
出願日
2024-02-22
発明の名称
制御装置
出願人
トヨタ自動車株式会社
代理人
弁理士法人アイテック国際特許事務所
主分類
B60L
3/00 20190101AFI20250827BHJP(車両一般)
要約
【課題】外気温に拘わらず、システムメインリレーが氷結しているか否かを判定する。
【解決手段】システムメインリレーをオフすると共にコンデンサの電圧が第1バッテリの電圧になるようにDC/DCコンバータを制御し、前記コンデンサの電圧が前記第1バッテリの電圧になった後にシステムメインリレーがオンになるようにシステムメインリレーを制御し、その後、第1電力ラインの電圧が第1バッテリの電圧より高い電圧となるようにDC/DCコンバータを制御する判定用充電制御を実行したときの第1バッテリの電圧とコンデンサの電圧とに基づいてシステムメインリレーが氷結している否かを判定する。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
モータと、前記モータを駆動するインバータと、第1バッテリと、前記第1バッテリより定格電圧が低い第2バッテリと、前記第1バッテリからの第1電力ラインと前記インバータの電力ラインとしての第2電力ラインとに接続され、前記第1電力ラインと前記第2電力ラインとの間で電圧の変換を伴って電力をやりとりする昇降圧コンバータと、
前記第1電力ラインに取り付けられるシステムメインリレーと、前記第1電力ラインの前記システムメインリレーより前記インバータ側と、前記第2バッテリからの第3電力ラインとに接続され、前記第1電力ラインと前記第3電力ラインとの間で電圧の変換を伴って電力をやりとりするDC/DCコンバータと、前記第1電力ラインの前記DC/DCコンバータの接続点より前記昇降圧コンバータ側において前記第1電力ラインの正極母線と負極母線とに取り付けられるコンデンサと、を備えるモータ装置に用いられ、少なくとも前記システムメインリレーと前記DC/DCコンバータとを制御する制御装置であって、
前記システムメインリレーをオフすると共に前記コンデンサの電圧が前記第1バッテリの電圧になるように前記DC/DCコンバータを制御し、前記コンデンサの電圧が前記第1バッテリの電圧になった後に前記システムメインリレーがオンになるように前記システムメインリレーを制御し、その後、前記第1電力ラインの電圧が前記第1バッテリの電圧より高い電圧となるように前記DC/DCコンバータを制御する判定用充電制御を実行したときの前記第1バッテリの電圧と前記コンデンサの電圧とに基づいて前記システムメインリレーが氷結している否かを判定する
制御装置。
続きを表示(約 490 文字)
【請求項2】
請求項1記載の制御装置であって、
前記判定用充電制御の実行中における前記第1バッテリの電圧と前記コンデンサの電圧との偏差に基づいて前記システムメインリレーが氷結している否かを判定する
制御装置。
【請求項3】
請求項2記載の制御装置であって、
前記判定用充電制御の実行中において、前記偏差が閾値以上のときには、前記システムメインリレーが氷結していると判定する
制御装置。
【請求項4】
請求項1記載の制御装置であって、
前記判定用充電制御の実行中における、前記第1バッテリの電圧の変化と、前記コンデンサの電圧の変化と、に基づいて、前記システムメインリレーが氷結している否かを判定する
制御装置。
【請求項5】
請求項4記載の制御装置であって、
前記判定用充電制御の実行中において、前記第1バッテリの電圧の上昇量が第1閾値未満であり、且つ、前記コンデンサの電圧の上昇量が第2閾値以上のときには、前記システムメインリレーが氷結していると判定する
制御装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、制御装置に関する。
続きを表示(約 3,900 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、この種の制御装置としては、モータと、インバータと、第1、第2バッテリと、昇圧コンバータと、システムメインリレーと、DC/DCコンバータと、コンデンサと、を備えるモータ装置に用いられ、少なくともシステムメインリレーとDC/DCコンバータとを制御するものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。インバータは、モータを駆動する。第2バッテリは、第1バッテリより定格電圧が低い。昇圧コンバータは、第1バッテリからの第1電力ラインとインバータの電力ラインとしての第2電力ラインとに接続され、第1電力ラインからの電力を昇圧して第2電力ラインに供給する。システムメインリレーは、第1電力ラインに取り付けられている。システムメインリレーは、第1電力ラインの正極母線に取り付けられる第1リレーと、第1電力ラインの負極母線に取り付けられる第2リレーと、第1電力ラインの負極母線に第2リレーと並列に接続される第3リレーとを備える。DC/DCコンバータは、第1電力ラインのシステムメインリレーよりインバータ側と、第2バッテリからの第3電力ラインとに接続され、第1電力ラインと第3電力ラインとの間で電圧の変換を伴って電力をやりとりする。コンデンサは、第1電力ラインのDC/DCコンバータの接続点より昇降圧コンバータ側において第1電力ラインの正極母線と負極母線とに取り付けられている。この装置では、第1リレー、第2リレーをオンし、第3リレーをオフして、コンデンサをプリチャージする。そして、プリチャージ後、第1リレー、第3リレーをオンし、第2リレーをオフして、所定時間待機する。そして、所定時間の待機の前後におけるコンデンサの電圧に基づいて、第3リレーが氷結しているか否かを判定している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2023-160626号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
近年、システムメインリレーを第1、第3リレーのみを備えるものとし、第2バッテリからの電力をDC/DCコンバータを介して第1電力ラインに供給してコンデンサをプリチャージするモータ装置が提案されている。この装置で、システムメインリレーの氷結を判定する手法としては、プリチャージ後に、オンするようにシステムメインリレー(第1、第3リレー)を制御すると共に第1電力ラインの電圧が第1バッテリの電圧よりわずかに高くなるようにDC/DCコンバータを制御する所定制御を実行し、所定制御後にコンデンサの電圧がほぼ一定であるときにはシステムメインリレーが氷結していないと判定し、所定制御後にコンデンサの電圧が閾値を超えて上昇したときにはシステムメインリレーが氷結していると判定する手法が考えられる。しかし、外気温が極低温のときには、第1バッテリの内部抵抗が高く第1バッテリの電圧が上昇することから、システムメインリレーが氷結していないときでも、第1バッテリの電圧が上昇することでコンデンサの電圧が上昇して閾値を超え、システムメインリレーが氷結していると誤判定することがある。
【0005】
本開示の制御装置は、外気温に拘わらず、システムメインリレーが氷結しているか否かを判定することを主目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の制御装置は、上述の主目的を達成するために以下の手段を採った。
【0007】
本開示の制御装置は、
モータと、前記モータを駆動するインバータと、第1バッテリと、前記第1バッテリより定格電圧が低い第2バッテリと、前記第1バッテリからの第1電力ラインと前記インバータの電力ラインとしての第2電力ラインとに接続され、前記第1電力ラインと前記第2電力ラインとの間で電圧の変換を伴って電力をやりとりする昇降圧コンバータと、前記第1電力ラインに取り付けられるシステムメインリレーと、前記第1電力ラインの前記システムメインリレーより前記インバータ側と、前記第2バッテリからの第3電力ラインとに接続され、前記第1電力ラインと前記第3電力ラインとの間で電圧の変換を伴って電力をやりとりするDC/DCコンバータと、前記第1電力ラインの前記DC/DCコンバータの接続点より前記昇降圧コンバータ側において前記第1電力ラインの正極母線と負極母線とに取り付けられるコンデンサと、を備えるモータ装置に用いられ、少なくとも前記システムメインリレーと前記DC/DCコンバータとを制御する制御装置であって、
前記システムメインリレーをオフすると共に前記コンデンサの電圧が前記第1バッテリの電圧になるように前記DC/DCコンバータを制御し、前記コンデンサの電圧が前記第1バッテリの電圧になった後に前記システムメインリレーがオンになるように前記システムメインリレーを制御し、その後、前記第1電力ラインの電圧が前記第1バッテリの電圧より高い電圧となるように前記DC/DCコンバータを制御する判定用充電制御を実行したときの前記第1バッテリの電圧と前記コンデンサの電圧とに基づいて前記システムメインリレーが氷結している否かを判定する
ことを要旨とする。
【0008】
この本開示の制御装置では、システムメインリレーをオフすると共にコンデンサの電圧が第1バッテリの定格電圧になるようにDC/DCコンバータを制御する。そして、コンデンサの電圧が第1バッテリの電圧になった後に、システムメインリレーがオンになるようにシステムメインリレーを制御し、その後、第1電力ラインの電圧が第1バッテリの電圧より高い電圧となるようにDC/DCコンバータを制御する判定用充電制御を実行したときの第1バッテリの電圧とコンデンサの電圧とに基づいてシステムメインリレーが氷結している否かを判定する。システムメインリレーがオンになるようにシステムメインリレーを制御したときに、システムメインリレーが氷結していないときには、システムメインリレーがオンする。システムメインリレーがオンの状態で、判定用充電制御を実行すると、外気温に拘わらず、即ち、第1バッテリの内部抵抗に拘わらず、第1バッテリの電圧とコンデンサの電圧とは同一の電圧となる。システムメインリレーが氷結しているときには、システムメインリレーがオンとならずにオフで維持される。システムメインリレーがオフの状態で、判定用充電制御を実行すると、外気温に拘わらず、即ち、第1バッテリの内部抵抗に拘わらず第1バッテリの電圧とコンデンサの電圧とが異なる電圧となる。したがって、システムメインリレーがオンになるようにシステムメインリレーを制御し、その後、判定用充電制御を実行したときの第1バッテリの電圧とコンデンサの電圧とに基づいてシステムメインリレーが氷結している否かを判定することにより、外気温に拘わらず、システムメインリレーが氷結しているか否かを判定できる。
【0009】
こうした本開示の制御装置において、判定用充電制御の実行中における第1バッテリの電圧とコンデンサの電圧との偏差に基づいてシステムメインリレーが氷結している否かを判定してもよい。システムメインリレーが氷結していないときには、オンになるようにシステムメインリレーを制御するとシステムメインリレーがオンとなるから、判定用充電制御を実行したときに、外気温に拘わらず、第1バッテリの電圧とコンデンサの電圧とが同一の電圧となる。システムメインリレーが氷結しているときには、オンになるようにシステムメインリレーを制御してもシステムメインリレーがオンとならないから、判定用充電制御を実行したときに、外気温に拘わらず、第1バッテリの電圧とコンデンサの電圧とが異なる電圧となる。したがって、判定用充電制御の実行中における第1バッテリの電圧とコンデンサの電圧との偏差に基づいてシステムメインリレーが氷結している否かを判定することにより、外気温に拘わらず、システムメインリレーが氷結しているか否かを判定できる。
【0010】
また、本開示の制御装置において、判定用充電制御の実行中における、第1バッテリの電圧の変化と、コンデンサの電圧の変化と、に基づいて、システムメインリレーが氷結している否かを判定してもよい。システムメインリレーがオンになるようにシステムメインリレーを制御したときに、システムメインリレーが氷結していないときには、システムメインリレーがオンとなるから、第1バッテリの電圧の変化と、コンデンサの電圧の変化とが、外気温に拘わらず、同一になる。システムメインリレーが氷結しているときには、システムメインリレーがオンとならずにオフで維持されるから、判定用充電制御を実行したときに、外気温に拘わらず、第1バッテリの電圧の変化と、コンデンサの電圧の変化とが異なるものなる。したがって、判定用充電制御の実行中における、第1バッテリの電圧の変化と、コンデンサの電圧の変化と、に基づいて、システムメインリレーが氷結している否かを判定することにより、外気温に拘わらず、システムメインリレーが氷結しているか否かを判定できる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
関連特許
トヨタ自動車株式会社
電池
12日前
トヨタ自動車株式会社
車両
16日前
トヨタ自動車株式会社
車両
8日前
トヨタ自動車株式会社
電池
16日前
トヨタ自動車株式会社
電池
15日前
トヨタ自動車株式会社
電池
8日前
トヨタ自動車株式会社
車両
9日前
トヨタ自動車株式会社
電池
6日前
トヨタ自動車株式会社
電池
22日前
トヨタ自動車株式会社
車両
8日前
トヨタ自動車株式会社
電池
6日前
トヨタ自動車株式会社
車両
今日
トヨタ自動車株式会社
車両
12日前
トヨタ自動車株式会社
車両
1日前
トヨタ自動車株式会社
電池
12日前
トヨタ自動車株式会社
方法
5日前
トヨタ自動車株式会社
車両
8日前
トヨタ自動車株式会社
モータ
16日前
トヨタ自動車株式会社
電動車
16日前
トヨタ自動車株式会社
電動車
9日前
トヨタ自動車株式会社
電動車
12日前
トヨタ自動車株式会社
モータ
12日前
トヨタ自動車株式会社
ロータ
16日前
トヨタ自動車株式会社
負極層
12日前
トヨタ自動車株式会社
モータ
16日前
トヨタ自動車株式会社
ロータ
21日前
トヨタ自動車株式会社
モータ
21日前
トヨタ自動車株式会社
モータ
22日前
トヨタ自動車株式会社
駆動装置
12日前
トヨタ自動車株式会社
路側装置
5日前
トヨタ自動車株式会社
路側装置
5日前
トヨタ自動車株式会社
蓄電装置
5日前
トヨタ自動車株式会社
更新装置
5日前
トヨタ自動車株式会社
路側装置
12日前
トヨタ自動車株式会社
蓄電装置
12日前
トヨタ自動車株式会社
制御装置
12日前
続きを見る
他の特許を見る