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公開番号
2025128535
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-09-03
出願番号
2024025249
出願日
2024-02-22
発明の名称
硬化性組成物、硬化膜、有機EL装置、及び硬化樹脂層の形成方法
出願人
JSR株式会社
代理人
弁理士法人ユニアス国際特許事務所
主分類
G03F
7/027 20060101AFI20250827BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約
【課題】本発明が解決しようとする課題は、低温(例えば、100℃以下)の硬化や、光照射のみでも硬化が可能であり、解像性と現像密着性とを両立させることができる硬化膜を形成することができる硬化性組成物を提供することである。
【解決手段】本発明は、基板と、前記基板上に発光素子と、前記発光素子上に封止層と、前記封止層上に、少なくとも1層の硬化樹脂層を有する硬化樹脂部と、を有する発光装置の前記硬化樹脂層の形成に使用される硬化性組成物であり、アルカリ可溶性樹脂(A)と、多官能ラジカル重合性化合物(B)と、光ラジカル重合開始剤(C)と、紫外線吸収剤(D)と、シランカップリング剤(E)と、を含み、上記紫外線吸収剤(D)は、0.006質量%溶液での波長360nmにおける透過率が10%未満であり、かつ、波長410nmにおける透過率が80%以上である、硬化性組成物に関する。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
基板と、前記基板上に発光素子と、前記発光素子上に封止層と、前記封止層上に、少なくとも1層の硬化樹脂層を有する硬化樹脂部と、を有する発光装置の前記硬化樹脂層の形成に使用される硬化性組成物であり、
アルカリ可溶性樹脂(A)と、
多官能ラジカル重合性化合物(B)と、
光ラジカル重合開始剤(C)と、
紫外線吸収剤(D)と、
シランカップリング剤(E)と、を含み、
前記紫外線吸収剤(D)は、0.006質量%溶液での波長360nmにおける透過率が10%未満であり、かつ、波長410nmにおける透過率が80%以上である、
硬化性組成物。
続きを表示(約 690 文字)
【請求項2】
さらに、(メタ)アクリロイルオキシ基を有するリン酸化合物(F)を含む、請求項1に記載の硬化性組成物。
【請求項3】
前記多官能ラジカル重合性化合物(B)が、分子内に2つ以上の(メタ)アクリロイル基を有する重合性化合物である、請求項1に記載の硬化性組成物。
【請求項4】
前記アルカリ可溶性樹脂(A)の重量平均分子量が、1000以上40000以下である、請求項1に記載の硬化性組成物。
【請求項5】
前記アルカリ可溶性樹脂(A)が、アクリル樹脂、ポリシロキサン樹脂、及びノボラック樹脂よりなる群から選択される少なくとも1つである、請求項1に記載の硬化性組成物。
【請求項6】
前記シランカップリング剤(E)が、(メタ)アクリロイルオキシ基、グリシジル基、アミノ基、チオール基及びイソシアネート基よりなる群から選択される少なくとも1つの官能基を有する、請求項1に記載の硬化性組成物。
【請求項7】
さらに、1分子中に1個以上のチオール基を有する化合物(G)を含む、請求項1に記載の硬化性組成物。
【請求項8】
前記硬化樹脂層が、タッチパネル配線の層間絶縁膜又は保護膜である、請求項1に記載の硬化性組成物。
【請求項9】
前記硬化樹脂層がTiAlTi配線に接する、請求項1に記載の硬化性組成物。
【請求項10】
ポストベーク温度100℃以下で硬化可能である、請求項1に記載の硬化性組成物。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、硬化性組成物、硬化膜、有機EL装置、及び硬化樹脂層の形成方法に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
発光素子の一つとして、陽極層、有機発光層及び陰極層を含む積層構造を有する有機エレクトロルミネッセンス(EL)素子が知られている。有機EL素子を有する表示装置として、装置前面にタッチパネルが設けられたタッチパネル付き有機EL装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
前記タッチパネル付き有機EL装置は、例えば、タッチパネルを、接着剤層を介して、有機EL素子が形成された基板に貼り合わせて製造されている。前記タッチパネルは、通常、タッチパネル用支持基板上に、センサ電極等のタッチパネル部材を設けることにより製造される。
【0004】
タッチパネル用支持基板を、粘着層又は接着層を介して、有機EL素子が形成された基板に貼り合わせる場合、有機EL装置全体の厚さが大きくなり、有機EL装置を屈曲させた場合に当該装置の破損又は機能低下が発生する場合があった。このような問題を解消する方法として、近年、有機EL素子上に直接リソグラフィ及びエッチング等の手法によりタッチパネルを作製する方法が知られている。しかしながら、タッチパネル内のパターニング樹脂絶縁膜等の硬化樹脂層の形成には100℃超の温度でのベークする必要であるため、従来の方法で硬化樹脂層を有機EL素子上に直接形成した際には有機EL発光層の劣化を招くという問題があった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2015-161806号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
硬化樹脂層を有機EL素子上に直接形成する際に、有機EL発光層の劣化を防ぐためには、低温での硬化、好ましくは光照射のみで硬化させる必要がある。そのためには感度が高く、硬化性に優れた組成物が必要となるが、感度が高すぎると、例えば、ネガ型の硬化性組成物を用いてホールパターンを形成する場合、マスクから漏れた光によりホールにすべき部分まで硬化してしまい、ホールパターンが埋まる等の解像性不良が生じることがあった。一方でホールパターンの形成を優先して感度を低下させた硬化性組成物を用いた場合には、硬化させるべきパターンの硬化が不十分となり、現像時の密着性(現像密着性)が保てなくなることがあった。つまり、従来の技術では、硬化樹脂層を有機EL素子上に直接形成する場合に、解像性と現像密着性とを両立させることは困難であった。
【0007】
従って、本発明が解決しようとする課題は、低温(例えば100℃以下)の硬化や、光照射のみでも硬化が可能であり、解像性と現像密着性とを両立させることができる硬化膜を形成することができる硬化性組成物を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明によれば、以下の硬化性組成物、硬化膜、有機EL装置及び硬化樹脂層の形成方法が提供される。
【0009】
本発明は、一実施形態において、
基板と、前記基板上に発光素子と、前記発光素子上に封止層と、前記封止層上に、少なくとも1層の硬化樹脂層を有する硬化樹脂部と、を有する発光装置の前記硬化樹脂層の形成に使用される硬化性組成物であり、
アルカリ可溶性樹脂(A)と、
多官能ラジカル重合性化合物(B)と、
光ラジカル重合開始剤(C)と、
紫外線吸収剤(D)と、
シランカップリング剤(E)と、を含み、
上記紫外線吸収剤(D)は、0.006質量%溶液での波長360nmにおける透過率が10%未満であり、かつ、波長410nmにおける透過率が80%以上である、
硬化性組成物に関する。
【0010】
本発明は、別の実施形態において、
前記硬化性組成物を硬化させた硬化膜、及び
当該硬化膜を備える有機EL装置に関する。
(【0011】以降は省略されています)
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