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公開番号
2025129566
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-09-05
出願番号
2024026281
出願日
2024-02-26
発明の名称
個人線量計
出願人
アロカ株式会社
代理人
弁理士法人YKI国際特許事務所
主分類
G01T
1/02 20060101AFI20250829BHJP(測定;試験)
要約
【課題】個人線量計において、基板を介して放射線センサへ到達する振動を低減する。また、測定結果の信頼性を高める。
【解決手段】検出部46は、前側シールドカバー48、後側シールドカバー50、組立体55及び第1エネルギーフィルタ54を有する。組立体55は、放射線センサ56及び第2エネルギーフィルタ62を有する。放射線センサ56は、センサ本体58及び導電脚部60を有する。第1エネルギーフィルタ54は、凹部52内に配置されている。別の検出部においては、組立体が第1エネルギーフィルタ及び第2エネルギーフィルタを有する。
【選択図】図6
特許請求の範囲
【請求項1】
ケースと、
前記ケース内に配置され、前面を有する基板と、
前記ケース内において前記基板の前面から前方へ離れた位置に配置されたセンサ本体と、
前記センサ本体の前側に設けられた第1エネルギーフィルタと、
前記センサ本体と前記基板の前面との間に設けられた第2エネルギーフィルタと、
を含むことを特徴とする個人線量計。
続きを表示(約 1,100 文字)
【請求項2】
請求項1記載の個人線量計において、
前記基板と前記第2エネルギーフィルタとの間に設けられた第1クッションシートと、
前記センサ本体と前記第2エネルギーフィルタとの間に設けられた第2クッションシートと、
を含むことを特徴とする個人線量計。
【請求項3】
請求項2記載の個人線量計において、
前記第1クッションシート及び前記第2クッションシートは、それぞれ、両面粘着テープである、
ことを特徴とする個人線量計。
【請求項4】
請求項1記載の個人線量計において、
前記基板と前記センサ本体とを電気的に接続する一対の導体脚を含み、
前記一対の導体脚における各導体脚は、
前記センサ本体に固定された端部を有し、前記基板に対して平行に伸長した第1部分と、
前記第1部分に対して屈曲部を介して連なる第2部分であって、前記基板に対して固定された端部を有し、前記基板に対して垂直に伸長した第2部分と、
を含む、
ことを特徴とする個人線量計。
【請求項5】
請求項4記載の個人線量計において、
前記ケースは長手方向を有し、
前記基板は、第1端を含む第1端部と、前記第1端に対して前記長手方向に離れた第2端を含む第2端部と、を含み、
前記第2エネルギーフィルタ及び前記センサ本体を含む組立体が前記第1端部に設けられ、
前記各導体脚は、前記長手方向において、前記センサ本体と前記第1端の間に設けられた、
ことを特徴とする個人線量計。
【請求項6】
請求項1記載の個人線量計において、
前記基板の前面に固定され、前記第2エネルギーフィルタ及び前記センサ本体を含む組立体を収容した前側シールドカバーを含み、
前記前側シールドカバーは、前記ケースから第1の隙間を介して隔てられており、且つ、前記組立体から第2の隙間を介して隔てられている、
ことを特徴とする個人線量計。
【請求項7】
請求項6記載の個人線量計において、
前記前側シールドカバーは、後方へ窪んだ凹部を有し、
前記第1エネルギーフィルタが前記凹部の中に配置された、
ことを特徴とする個人線量計。
【請求項8】
請求項6記載の個人線量計において、
前記組立体は、前記第1エネルギーフィルタを含み、
前記前側シールドカバーは、前記前方へ突出した凸部を有し、
前記第1エネルギーフィルタの一部又は全部が前記凸部の内部空間に非接触で入り込んでいる、
ことを特徴とする個人線量計。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は個人線量計に関し、特に、個人線量計における検出部の構造に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)
【背景技術】
【0002】
個人線量計は、原子力発電所、医療施設等の放射線取扱施設において個人被ばく管理を行うための放射線測定器である。個人線量計は、放射線センサやエネルギーフィルタを含む検出部を有する。エネルギーフィルタは、放射線センサで検出される放射線に対して作用して放射線センサのエネルギー特性を改善するための部材である。個人線量計で検出される放射線は、X線、γ線、β線、中性子等である。
【0003】
特許文献1、2及び3には、外部から飛来する電磁波を遮蔽するシールドケースが開示されている。より詳しくは、シールドケースは、基板上に設けられた放射線センサを包み込んでいる。シールドケースは、基板の前面に固定された第1のカバーと、基板の後面に固定された第2のカバーと、により構成される。
【0004】
特許文献4に開示された個人線量計では、基板の前面とβ線を検出する第1のセンサの間にスペーサが設けられている。スペーサは第1の放射線センサを入射窓に近付けるための部材である。つまり、スペーサは放射線に対して有意な作用を発揮するものではない。また、特許文献4に開示された個人線量計では、基板の後面とX線を検出する第2の放射線センサの間にフィルタが設けられている。そのフィルタはβ線を遮蔽するものである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2014-137255号公報
特開2017-138256号公報
特開2017-138204号公報
特開2004- 3882号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
個人線量計において、放射線センサの本体(有感部を含む部分)が基板上に直接的に固定されていると、基板を介して放射線センサに振動が伝わり易くなる。放射線センサに大きな振動(衝撃を含む)が伝わると、誤計数のおそれが生じる。
【0007】
個人線量計の測定結果の信頼性を高めるためには、前方から来る放射線に対するエネルギー特性を良好にするだけでなく、個人線量計を装着している人体において反射又は散乱した放射線に対するエネルギー特性や、個人線量計の内部で反射又は散乱した放射線に対するエネルギー特性を良好にすることが望まれる。
【0008】
本発明の目的は、個人線量計において、基板を介して放射線センサへ到達する振動を低減することにある。あるいは、本発明は、個人線量計において、測定結果の信頼性を高めることにある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明に係る個人線量計は、ケースと、前記ケース内に配置され、前面を有する基板と、前記ケース内において前記基板の前面から前方へ離れた位置に配置されたセンサ本体と、前記センサ本体の前側に設けられた第1エネルギーフィルタと、前記センサ本体と前記基板の前面との間に設けられた第2エネルギーフィルタと、を含むことを特徴とする。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、個人線量計において、基板を介して放射線センサへ到達する振動を低減できる。あるいは、本発明によれば、個人線量計において、測定結果の信頼性を高められる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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