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公開番号2025129687
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-05
出願番号2024026493
出願日2024-02-26
発明の名称予測システム、プログラム、及び予測方法
出願人旭化成株式会社
代理人弁理士法人RYUKA国際特許事務所
主分類B29C 44/44 20060101AFI20250829BHJP(プラスチックの加工;可塑状態の物質の加工一般)
要約【解決手段】金型で成形される発泡樹脂成形体の物性を予測する予測システムであって、成形に用いる金型の内部と外部との接続に関する金型条件、及び、少なくとも成形プロセスにおいて適用される条件に関する成形条件の少なくとも一方を入力して、金型で成形される発泡樹脂成形体の物性を予測する成形予測部を含む、予測システムを提供する。コンピュータにより実行され、コンピュータを予測システムとして機能させる、プログラムも提供する。予測システムを用いた予測方法も提供する。
【選択図】図1D
特許請求の範囲【請求項1】
金型で成形される発泡樹脂成形体の物性を予測する予測システムであって、
成形に用いる金型の内部と外部との接続に関する金型条件、及び、少なくとも成形プロセスにおいて適用される条件に関する成形条件の少なくとも一方を入力して、金型で成形される発泡樹脂成形体の物性を予測する成形予測部を含む、
予測システム。
続きを表示(約 970 文字)【請求項2】
前記成形予測部は、前記金型条件及び前記成形条件の両者を入力して前記発泡樹脂成形体の物性を予測する、
請求項1に記載の予測システム。
【請求項3】
前記金型条件は、金型の内部と外部とを連結して気体を通す通気孔及びコアベントの個数、位置、形状、及び、大きさの1つ以上の通気条件、並びに、金型に前記発泡樹脂成形体の原料を供給するフィーダ取付口の個数、位置、形状、及び、大きさの1つ以上のフィーダ取付口条件の少なくとも一方を含む、
請求項1に記載の予測システム。
【請求項4】
前記成形条件は、加熱温度、加熱時間、蒸気圧、冷却温度、冷却時間、原料充填時間、充填空気圧力、及び、クラッキング量の少なくとも1つ以上の情報を含む、
請求項1に記載の予測システム。
【請求項5】
前記成形予測部は、前記発泡樹脂成形体の原料に関する原料情報を更に入力して前記発泡樹脂成形体の物性を予測する、
請求項1に記載の予測システム。
【請求項6】
前記成形予測部は、前記発泡樹脂成形体の設計形状に関する設計情報を更に入力して前記発泡樹脂成形体の物性を予測する、
請求項1に記載の予測システム。
【請求項7】
前記成形予測部は、前記発泡樹脂成形体の物性として、前記発泡樹脂成形体の密度、圧縮強度、引張強度、曲げ強度、吸水率、曲げ弾性、燃焼性、加熱寸法変化率、熱伝導率、及び、誘電率の1つ以上を予測する
請求項1に記載の予測システム。
【請求項8】
前記成形予測部は、前記発泡樹脂成形体を複数に分割した領域を設定し、当該領域ごとに、前記発泡樹脂成形体の物性を予測する
請求項1に記載の予測システム。
【請求項9】
予測された前記発泡樹脂成形体の物性が、予め定められた基準を超えたか否かの判定を行う物性評価部を更に備える、
請求項1に記載の予測システム。
【請求項10】
前記成形予測部の予測結果を用いて、予め定められた基準を満たす金型条件及び/又は成形条件を探索する探索部を更に備える、
請求項1に記載の予測システム。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、予測システム、プログラム、及び予測方法に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、「射出成形品の設計パラメータ決定方法であって、(1)前記射出成形品を最適化する設計パラメータを選択する設計パラメータ設定工程と、(2)前記設計パラメータの設計条件を設定する設計条件設定工程と、(3)射出成形シミュレーションで得られる解析値を目的関数として設定する目的関数設定工程と、(4)前記圧力に関する目的関数が適正となる目的条件を設定する目的条件設定工程と、(5)前記成形品およびランナーの形状を複数の微小要素に分割した計算用モデルを作成する計算用モデル作成工程と、(6)前記設計パラメータおよび前記計算用モデルを用いて、前記目的関数の解析値を算出する射出成形シミュレーション工程と、(7)前記目的関数の解析値が前記目的条件を満たしているか否かを判定する判定工程と、(8)前記目的関数の解析値が前記目的条件を満たしていない場合に、前記設計パラメータを前記設計条件の範囲内で変更する設計パラメータ制御工程と、(9)初期に設定したゲート点数において、前記目的関数の解析値が前記目的条件を満たしておらず、且つ、所望する計算回数または計算時間を超えた場合に、この工程までに得られている前記設計パラメータの中で最も前記目的条件に近いものを選択する仮最適条件選択工程と、(10)前記選択した仮最適条件を用いた射出成形シミュレーションで得られる、成形時の金型内圧力分布において、圧力が低い領域の中心付近に新たにゲートを追加するゲート追加工程と、(11)前記ゲート追加工程で追加したゲートを前記設計パラメータに追加する設計パラメータ再設定工程と、(12)前記選択した仮最適条件を用いた射出成形シミュレーションで得られる成形時の金型内圧力分布の圧力が低い領域を、前記ゲート追加工程で追加したゲートの位置探索範囲として採用して、前記設計条件を再設定する設計条件再設定工程とを含み、前記判定工程において前記解析値が前記目的条件を満たしていると判定されるまで、少なくとも前記(6)~(12)の各工程を繰り返すことを特徴とする射出成形品の設計パラメータ決定方法。」を備えることが記載されている(請求項1)。
特許文献2には、「キャビティへの複数の樹脂流入路を有する金型を用いて射出成形を行なう場合に、好適な射出成形条件を得ることを目的として、前記樹脂流入路の配置、形状、及び/又は寸法に関する金型設計パラメータを、射出成形過程を計算する数値解析手法と計算機支援による最適化手法の組み合わせにより事前に求めることを特徴とする金型の設計方法。」を備えることが記載されている(請求項1)。
[先行技術文献]
[特許文献]
[特許文献1]特開2003-080575号公報
[特許文献2]特開2005-007859号公報
【発明の概要】
【0003】
本発明の第1の態様においては、金型で成形される発泡樹脂成形体の物性を予測する予測システムを提供する。予測システムは、成形予測部を含む。成形予測部は、成形に用いる金型の内部と外部との接続に関する金型条件、及び、少なくとも成形プロセスにおいて適用される条件に関する成形条件の少なくとも一方を入力して、金型で成形される発泡樹脂成形体の物性を予測する。
【0004】
上記において、成形予測部は、金型条件及び成形条件の両者を入力して発泡樹脂成形体の物性を予測してよい。
【0005】
上記において、金型条件は、金型の内部と外部とを連結して気体を通す通気孔及びコアベントの個数、位置、形状、及び、大きさの1つ以上の通気条件、並びに、金型に発泡樹脂成形体の原料を供給するフィーダ取付口の個数、位置、形状、及び、大きさの1つ以上のフィーダ取付口条件の少なくとも一方を含んでよい。
【0006】
上記において、成形条件は、加熱温度、加熱時間、蒸気圧、冷却温度、冷却時間、原料充填時間、充填空気圧力、及び、クラッキング量の少なくとも1つ以上の情報を含んでよい。
【0007】
上記において、成形予測部は、発泡樹脂成形体の原料に関する原料情報を更に入力して発泡樹脂成形体の物性を予測してよい。
【0008】
上記において、成形予測部は、発泡樹脂成形体の設計形状に関する設計情報を更に入力して発泡樹脂成形体の物性を予測してよい。
【0009】
上記において、成形予測部は、発泡樹脂成形体の物性として、発泡樹脂成形体の密度、圧縮強度、引張強度、曲げ強度、吸水率、曲げ弾性、燃焼性、加熱寸法変化率、熱伝導率、及び、誘電率の1つ以上を予測してよい。
【0010】
上記において、成形予測部は、発泡樹脂成形体を複数に分割した領域を設定し、当該領域ごとに、発泡樹脂成形体の物性を予測してよい。
(【0011】以降は省略されています)

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