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公開番号
2025129756
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-09-05
出願番号
2024026627
出願日
2024-02-26
発明の名称
シャッター機構及び乾燥装置
出願人
矢崎総業株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
F26B
25/12 20060101AFI20250829BHJP(乾燥)
要約
【課題】遮断状態への切替えを十分に行うことができるシャッター機構と、そのようなシャッター機構を備えた乾燥装置を提供する。
【解決手段】シャッター機構50が、第1筒状空間50a及び第2筒状空間50bが内部形成され、流入側板部511(第1外壁)に流入開口511aが貫通形成され、流出側板部512(第2外壁)に流出開口512aが貫通形成され、更に、仕切り板部513(仕切り壁)に通過開口513aが貫通形成されたシャッターフレーム51と、第1筒状空間50aに挿入配置されて流入側遮蔽位置P11及び流入側連通位置の間でスライド可能な流入側シャッター52と、第2筒状空間50bに挿入配置されて流出側遮蔽位置P13及び流出側連通位置の間でスライド可能な流出側シャッター53と、を備えたことを特徴とする。
【選択図】図4
特許請求の範囲
【請求項1】
第1筒状空間及び第2筒状空間が互いに平行に内部形成されたフレーム部材であって、前記第1筒状空間を区画する第1外壁に粒状物群の流入開口が貫通形成され、前記第2筒状空間を区画するとともに前記第1外壁に対して対面配置の位置関係にある第2外壁に前記粒状物群の流出開口が前記流入開口と同軸となるように貫通形成され、更に、前記第1筒状空間及び前記第2筒状空間の相互間を仕切る仕切り壁に前記粒状物群の通過開口が前記流入開口及び前記流出開口と同軸となるように貫通形成されたシャッターフレームと、
前記第1筒状空間に挿入配置された部材であって、前記第1筒状空間の中心軸に沿って、前記流入開口及び前記通過開口の相互間を遮蔽する流入側遮蔽位置、及び、両者を連通させる流入側連通位置の間でスライド可能に設けられた流入側シャッターと、
前記第2筒状空間に挿入配置された部材であって、前記第2筒状空間の中心軸に沿って、前記通過開口及び前記流出開口の相互間を遮蔽する流出側遮蔽位置、及び、両者を連通させる流出側連通位置の間でスライド可能に設けられた流出側シャッターと、
を備えたことを特徴とするシャッター機構。
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【請求項2】
前記流入側シャッターには、前記流入側遮蔽位置に位置付けられたときに前記流入開口及び前記通過開口から外れ、前記流入側連通位置に位置付けられたときに前記流入開口及び前記通過開口に連通する流入側連通口が貫通形成され、
前記流出側シャッターには、前記流出側遮蔽位置に位置付けられたときに前記通過開口及び前記流出開口から外れ、前記流出側連通位置に位置付けられたときに前記通過開口及び前記流出開口に連通する流出側連通口が貫通形成されていることを特徴とする請求項1に記載のシャッター機構。
【請求項3】
前記シャッターフレームが、
板状に形成されて前記第1外壁をなし、前記流入開口が貫通形成された流入側板部と、
板状に形成されて前記第2外壁をなし、前記流出開口が貫通形成された流出側板部と、
板状に形成されて前記仕切り壁をなし、前記通過開口が貫通形成された仕切り板部と、
を備えたものであり、
前記流入側シャッターが、前記流入側板部及び前記仕切り板部の相互間にスライド可能に挿入配置された板状の部材であり、
前記流出側シャッターが、前記仕切り板部及び前記流出側板部の相互間にスライド可能に挿入配置された板状の部材であることを特徴とする請求項1に記載のシャッター機構。
【請求項4】
前記流入側シャッター及び前記流出側シャッターに対する駆動制御を行うことで前記流入開口から前記流出開口への前記粒状物群の流路について遮断状態及び開放状態の間で切り替える制御部位であって、前記流路を前記開放状態から前記遮断状態に切り替える際には、まず前記流入側シャッターを前記流入側遮蔽位置に向かってスライドさせ、その後に前記流出側シャッターを前記流出側遮蔽位置に向かってスライドさせるように制御する駆動制御部を更に備えたことを特徴とする請求項1に記載のシャッター機構。
【請求項5】
前記駆動制御部が、
前記流入側シャッターを前記流入側遮蔽位置及び前記流入側連通位置の相互間でスライド駆動する流入側駆動部と、
前記流出側シャッターを前記流出側遮蔽位置及び前記流出側連通位置の相互間でスライド駆動する流出側駆動部と、
前記流出側駆動部及び前記流出側駆動部の動作制御を行う制御部と、
を備えた部位であることを特徴とする請求項4に記載のシャッター機構。
【請求項6】
乾燥対象の粒状物群を受入れ口から受入れて貯留するタンクであって、加熱乾燥処理を受けた乾燥気体が導入されてタンク内部で当該乾燥気体による前記粒状物群の乾燥を行うとともに、タンク底部に設けられた排出口から乾燥済みの前記粒状物群を排出する乾燥タンクと、
前記乾燥タンクにおける前記排出口に連結され、当該排出口について前記粒状物群の流れを遮断状態及び開放状態の間で切り替える請求項1~5のうち何れか一項に記載のシャッター機構と、
を備えたことを特徴とする乾燥装置。
【請求項7】
前記シャッターフレームと前記流入側シャッター及び前記流出側シャッターそれぞれとの間のクリアランスが、前記シャッターフレーム、前記流入側シャッター、及び前記流出側シャッターそれぞれの材質と、乾燥済みの前記粒状物群の温度と、に応じ、前記乾燥タンクの前記排出口からの前記乾燥気体の漏れが所定程度に抑えられる気密性が確保されるとともに、前記粒状物群に触れて前記シャッターフレーム、前記流入側シャッター、及び前記流出側シャッターそれぞれに熱膨張が生じたときにも前記流入側シャッター及び前記流出側シャッターそれぞれがスライド可能となるように設定されていることを特徴とする請求項6に記載の乾燥装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、粒状物群の流れを遮断状態及び開放状態の相互間で切り替えるシャッター機構、及び、そのようなシャッター機構を備えた乾燥装置に関するものとなっている。
続きを表示(約 2,500 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、樹脂の射出成型等を行う樹脂成型機には、成形用の樹脂材料として加熱乾燥された樹脂ペレット群が供給される。この樹脂ペレット群の供給は、樹脂ペレット群等といった粒状物群に対して加熱乾燥処理を行う乾燥装置から行われることとなる。このような粒状物群の乾燥装置は、乾燥対象の粒状物群を受入れて加熱乾燥処理を施した後に乾燥済みの粒状物群を樹脂成型機等の供給先へと排出する。このとき、多くの場合、乾燥装置における粒状物群の排出側には、粒状物群の流れを遮断状態及び開放状態の相互間で切り替えるシャッター機構が設置されている(例えば、特許文献1参照。)。
【0003】
特許文献1に記載のシャッター機構は、筒状のシャッターフレームの外壁に互いに同軸となるように粒状物群の流入開口と流出開口が貫通形成され、フレーム内部の筒状空間にシャッターがスライド可能に挿入配置された構成を有している。シャッターがスライドすることで、流入開口及び流出開口の相互間が遮蔽又は連通されて、粒状物群の流れが遮断状態及び開放状態の相互間で切り替えられることとなる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2007-237406号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ここで、上述の特許文献1のシャッター機構では、粒状物群の流れを開放状態から遮断状態に切り替える際に、流入開口及び流出開口の相互間を流れている粒状物群の一部をスライド方向に押しのけつつシャッターがスライドすることとなる。このとき、押しのけられた粒状物群がシャッターフレームの内壁とシャッターとの間に挟まれた状態となる噛み込みが発生する場合がある。このような噛み込みが発生すると、遮断状態への切替えが不十分な状態でシャッターが停止し、遮断状態における流入開口及び流出開口の相互間の気密性が低下する可能性がある。乾燥装置に設置されたシャッター機構においてこのような気密性の低下が生じると、乾燥のために導入される窒素ガス等の乾燥気体がシャッター機構から漏れ出てしまい、乾燥気体が不足して乾燥の用をなさなくなる恐れがある。
【0006】
従って、本発明は、上記のような問題に着目し、遮断状態への切替えを十分に行うことができるシャッター機構と、そのようなシャッター機構を備えた乾燥装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するために、シャッター機構は、第1筒状空間及び第2筒状空間が互いに平行に内部形成されたフレーム部材であって、前記第1筒状空間を区画する第1外壁に粒状物群の流入開口が貫通形成され、前記第2筒状空間を区画するとともに前記第1外壁に対して対面配置の位置関係にある第2外壁に前記粒状物群の流出開口が前記流入開口と同軸となるように貫通形成され、更に、前記第1筒状空間及び前記第2筒状空間の相互間を仕切る仕切り壁に前記粒状物群の通過開口が前記流入開口及び前記流出開口と同軸となるように貫通形成されたシャッターフレームと、前記第1筒状空間に挿入配置された部材であって、前記第1筒状空間の中心軸に沿って、前記流入開口及び前記通過開口の相互間を遮蔽する流入側遮蔽位置、及び、両者を連通させる流入側連通位置の間でスライド可能に設けられた流入側シャッターと、前記第2筒状空間に挿入配置された部材であって、前記第2筒状空間の中心軸に沿って、前記通過開口及び前記流出開口の相互間を遮蔽する流出側遮蔽位置、及び、両者を連通させる流出側連通位置の間でスライド可能に設けられた流出側シャッターと、を備えたことを特徴とする。
【0008】
また、上記課題を解決するために、乾燥装置は、乾燥対象の粒状物群を受入れ口から受入れて貯留するタンクであって、加熱乾燥処理を受けた乾燥気体が導入されてタンク内部で当該乾燥気体による前記粒状物群の乾燥を行うとともに、タンク底部に設けられた排出口から乾燥済みの前記粒状物群を排出する乾燥タンクと、前記乾燥タンクにおける前記排出口に連結され、当該排出口について前記粒状物群の流れを遮断状態及び開放状態の間で切り替える上述のシャッター機構と、を備えたことを特徴とする。
【発明の効果】
【0009】
上述のシャッター機構及び乾燥装置によれば、遮断状態への切替えを十分に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
一実施形態に係るシャッター機構を備えた乾燥装置を示す模式図である。
図1に模式的に示されているシャッター機構を示した外観斜視図である。
図2に示されているシャッター機構の分解斜視図である。
図2示されているシャッター機構のV11-V11線に沿った断面図である。
図2~図4に示されているシャッター機構によって樹脂ペレット群の流れが遮断状態及び開放状態の相互間で切り替えられる様子を図4と同等の断面図で示した模式図である。
図2~図4に示されているシャッター機構におけるシャッターフレームと流入側シャッター及び流出側シャッターそれぞれとの間のクリアランスを、流入側シャッターを代表例として挙げて示した模式図である。
ステンレス材を用いた場合の熱膨張を考慮した厚さ方向クリアランスの設定範囲の一例を表形式で示した図である。
ステンレス材を用いた場合の熱膨張を考慮した幅方向クリアランスの設定範囲の一例を表形式で示した図である。
図7及び図8の各表における好適な範囲から、図1の乾燥装置での使用を想定して決定した良好なクリアランスの範囲の一例を、厚さ方向と幅方向との双方について表形式で示した図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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