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公開番号2025130914
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-09
出願番号2024028308
出願日2024-02-28
発明の名称天然皮革を含む複合部材
出願人宮内産業株式会社
代理人IAT弁理士法人
主分類D06N 7/00 20060101AFI20250902BHJP(繊維または類似のものの処理;洗濯;他に分類されない可とう性材料)
要約【課題】利用しやすい天然皮革を含む複合部材を提供する。
【解決手段】複合部材1は、繊維層11と裏張層12とを備え、繊維層11と裏張層12は接着層13を介して接着されていることを特徴とする。
【選択図】図1

特許請求の範囲【請求項１】
繊維層と裏張層とを備え、
前記繊維層と前記裏張層は接着層を介して接着されている
ことを特徴とする複合部材。
続きを表示（約 220 文字）【請求項２】
請求項１に記載の複合部材であって、
前記繊維層は、床革である
ことを特徴とする複合部材。
【請求項３】
請求項１に記載の複合部材であって、
前記繊維層は、レザーボードである
ことを特徴とする複合部材。
【請求項４】
請求項１～３のいずれか１項に記載の複合部材であって、
前記繊維層の厚さは、０．５～１．０ｍｍである
ことを特徴とする複合部材。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、天然皮革を含む複合部材に関する。
続きを表示（約 960 文字）【背景技術】
【０００２】
従来から、天然皮革は、靴、鞄、袋物、ベルト等の多くの用途に幅広く用いられている。また、上記用途に使用するために、天然皮革を薄く分割する技術が開示されている（特許文献１）。
【０００３】
また、皮革製品を製造するにおいて生じた端材は、通常捨てられてしまうが、再加工することによりレザーボードとして再利用する技術が開示されている（特許文献２）。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００４】
実公昭６３－４２１０５号公報
特許第２５１６８４６号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００５】
天然皮革は、銀面と呼ばれる表皮部分と、床革とから構威されており、銀面は引き裂き強度が強いのに対し、床革は比較的引き裂き強度が弱い。したがって、薄く分割された天然皮革のうち、引き裂き強度の強い銀面のみが上記のような用途に用いられる一方、床革は利用されず捨てられているという問題がある。
【０００６】
また、天然皮革の端材を再加工することによってレザーボードを製造し、再利用することもできるが、引き裂き強度が弱く、本カバーや靴の中敷き等に用途に制限されてしまうという問題がある。
【０００７】
そして、天然皮革の銀面であっても、引き裂き強度や外観を維持するためには、十分な厚さ（例えば約１．０ｍｍ以上）が必要とされている。よって、合成皮革や人工皮革に比べ、一般的に天然皮革の銀面は重くなってしまうという問題がある。
【０００８】
本発明は、かかる問題に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、利用しやすい天然皮革を含む複合部材を提供しよう、とするものである。
【課題を解決するための手段】
【０００９】
本発明の一側面の複合部材は、繊維層と裏張層とを備え、繊維層と裏張層は接着層を介して接着されていることを特徴とする。
【発明の効果】
【００１０】
本発明によれば、天然皮革を容易に利用することができる。
【図面の簡単な説明】
（【００１１】以降は省略されています）

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