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公開番号2025131143
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-09
出願番号2024028689
出願日2024-02-28
発明の名称運行管理システム及び運行管理方法
出願人矢崎総業株式会社
代理人弁理士法人栄光事務所
主分類G08G 1/00 20060101AFI20250902BHJP(信号)
要約【課題】複数のドライバーの交通違反に関する傾向を踏まえながら車両を運用する事業を様々な観点から検証でき、事業のリスクを低下させる。
【解決手段】運行管理システム1は、車載器10と、車載器10から取得した車両運行情報に含まれる車両の位置情報及び交通規制情報に基づいて交通違反が発生したか否かを判定し、交通規制情報に対応する交通違反と、車両のドライバー識別情報と、位置情報とを紐づけた交通違反データを生成するサーバー80と、サーバー80から交通違反データを受信し、表示する顧客PC30とを備える。顧客PC30は、サーバー80は、顧客PC30の要求に応じて、複数のドライバーに関する交通違反を含む選択交通違反データを生成するとともに顧客PC30に送信する。顧客PC30は、複数のドライバーの少なくとも一部による交通違反が判別可能な表示態様により、選択交通違反データを表示する。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項１】
車両に搭載され、前記車両の車両運行情報を取得する車載器と、
前記車載器から取得した前記車両運行情報に含まれる前記車両の位置に対応した位置情報及び前記位置における交通規制情報に基づいて交通違反が発生したか否かを判定し、少なくとも前記交通規制情報に対応する交通違反と、前記車両のドライバー識別情報と、前記位置情報とを紐づけた交通違反データを生成するサーバーと、
前記サーバーから前記交通違反データを受信し、表示する表示装置と、
を備え、
前記表示装置は、前記サーバーに対し、前記交通違反データを特定の観点から限定して選択した選択交通違反データを要求可能であり、
前記サーバーは、前記表示装置の要求に応じて、複数のドライバーに関する交通違反を検索し、前記複数のドライバーに関する交通違反を含む前記選択交通違反データを生成するとともに前記表示装置に送信し、
前記表示装置は、前記複数のドライバーに関する交通違反を含む前記選択交通違反データを受信し、前記複数のドライバーの少なくとも一部による交通違反が判別可能な表示態様により、前記選択交通違反データを表示する、
運行管理システム。
続きを表示（約 870 文字）【請求項２】
前記車載器は、前記車両の撮影部が撮影した路面上の交通規制情報を取得し、
前記サーバーは、前記路面上の交通規制情報に基づき、前記位置における前記交通違反の有無を判定する、
請求項１に記載の運行管理システム。
【請求項３】
前記表示装置は、前記選択交通違反データを、前記複数のドライバーに関する交通違反の数に応じて変化する表示態様により表示する、
請求項１に記載の運行管理システム。
【請求項４】
前記表示態様は、前記複数のドライバーに関する交通違反の数に応じたプロット表示である、
請求項３に記載の運行管理システム。
【請求項５】
前記表示態様は、前記複数のドライバーに関する交通違反の数の多い領域程、強調して表示される表示態様である、
請求項３に記載の運行管理システム。
【請求項６】
前記表示装置は、地図上の特定の選択領域における選択交通違反データを要求し、
前記サーバーは、前記選択交通違反データを前記表示装置に送信し、
前記表示装置は、前記選択交通違反データを表示する、
請求項１に記載の運行管理システム。
【請求項７】
車両に搭載された車載器から、前記車両の車両運行情報を取得し、
前記車載器から取得した前記車両運行情報に含まれる前記車両の位置に対応した位置情報及び前記位置における交通規制情報に基づいて交通違反が発生したか否かを判定し、
少なくとも前記交通規制情報に対応する交通違反と、前記車両のドライバー識別情報と、前記位置情報とを紐づけた交通違反データを生成し、
前記交通違反データを特定の観点から限定して選択した選択交通違反データの要求を受け付け、
前記要求に応じて、複数のドライバーに関する交通違反を検索し、前記複数のドライバーに関する交通違反を含む前記選択交通違反データを生成する、
サーバーによる運行管理方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、運行管理システム及び運行管理方法に関する。
続きを表示（約 2,000 文字）【背景技術】
【０００２】
道路交通法の順守や危険運転の防止は、社会的な問題である。特にドライバーを雇用して運送事業を営む事業者には、道路交通法の順守や危険運転の防止について、ドライバーへのきめ細かな指導が求められる。
【０００３】
特許文献１は、対象車両の位置情報に適用される少なくとも１以上の交通ルールと、対象車両の走行情報に基づき、対象車両の違反の有無を判定し、対象車両のドライバーについて違反の有無を各位置情報と関連付けた統計情報を作成し、ドライバーの危険運転リスク情報を作成するシステムを開示している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００４】
特開２０２０－１３５６７５号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００５】
従来のシステムは、各ドライバーへのきめ細かな指導を行うのに十分な要求を満たしていない。事業者は、昨今、特に人手不足に悩んでおり、ドライバーへのきめ細かい指導はより困難となりつつある。
【０００６】
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、車両を運用する事業を様々な観点から検証でき、事業のリスクそのものを低下させる運行管理システム及び運行管理方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【０００７】
前述した目的を達成するために、本発明に係る運行管理システムは、下記を特徴としている。
車両に搭載され、前記車両の車両運行情報を取得する車載器と、
前記車載器から取得した前記車両運行情報に含まれる前記車両の位置に対応した位置情報及び前記位置における交通規制情報に基づいて交通違反が発生したか否かを判定し、少なくとも前記交通規制情報に対応する交通違反と、前記車両のドライバー識別情報と、前記位置情報とを紐づけた交通違反データを生成するサーバーと、
前記サーバーから前記交通違反データを受信し、表示する表示装置と、
を備え、
前記表示装置は、前記サーバーに対し、前記交通違反データを特定の観点から限定して選択した選択交通違反データを要求可能であり、
前記サーバーは、前記表示装置の要求に応じて、複数のドライバーに関する交通違反を検索し、前記複数のドライバーに関する交通違反を含む前記選択交通違反データを生成するとともに前記表示装置に送信し、
前記表示装置は、前記複数のドライバーに関する交通違反を含む前記選択交通違反データを受信し、前記複数のドライバーの少なくとも一部による交通違反が判別可能な表示態様により、前記選択交通違反データを表示する、
運行管理システム。
【０００８】
前述した目的を達成するために、本発明に係る運行管理方法は、下記を特徴としている。
車両に搭載された車載器から、前記車両の車両運行情報を取得し、
前記車載器から取得した前記車両運行情報に含まれる前記車両の位置に対応した位置情報及び前記位置における交通規制情報に基づいて交通違反が発生したか否かを判定し、
少なくとも前記交通規制情報に対応する交通違反と、前記車両のドライバー識別情報と、前記位置情報とを紐づけた交通違反データを生成し、
前記交通違反データを特定の観点から限定して選択した選択交通違反データの要求を受け付け、
前記要求に応じて、複数のドライバーに関する交通違反を検索し、前記複数のドライバーに関する交通違反を含む前記選択交通違反データを生成する、
サーバーによる運行管理方法。
【発明の効果】
【０００９】
本発明によれば、サーバーが、車載器から車両運行情報を受信するとともに交通違反データを生成する。並行して、ユーザは、表示装置から、交通違反データを特定の観点から選択した選択交通違反データを要求することができる。サーバーは、表示装置からの要求に応じて、複数のドライバーに関する交通違反を検索して選択交通違反データを生成するとともに表示装置に送信する。表示装置は、複数のドライバーの少なくとも一部による交通違反が判別可能な表示態様により、選択交通違反データを表示する。
【００１０】
ユーザは、様々な観点から選択した選択交通違反データを要求することができ、サーバーは、複数のドライバーに関する交通違反を検索して選択交通違反データを生成する。よって、車両を運用する事業者は、表示装置で表示された選択交通違反データを確認することにより、各ドライバーの評価のみならず、複数のドライバーの交通違反に関する傾向を踏まえながら車両を運用する事業を様々な観点から検証でき、事業のリスクそのものを低下させることができる。
（【００１１】以降は省略されています）

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