TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2025132736
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-10
出願番号2024030499
出願日2024-02-29
発明の名称ヘイケボタルの検出キット、検出方法及びヘイケボタルの生息調査方法
出願人株式会社大林組
代理人個人,個人
主分類C12Q 1/6888 20180101AFI20250903BHJP(生化学;ビール;酒精;ぶどう酒;酢;微生物学;酵素学;突然変異または遺伝子工学)
要約【課題】日本国内に生息するヘイケボタルを検出できる検出キット、検出方法及びヘイケボタルの生息調査方法を提供する。
【解決手段】配列番号1の塩基配列を含む第1のプライマーと、配列番号2の塩基配列を含む第2のプライマーと、からなる、ヘイケボタルに由来する核酸を増幅するためのプライマーセットを含むことを特徴とする、ヘイケボタルの検出キットを提供する。また、当該検出キットを用いて行うヘイケボタルの検出方法、及び当該検出方法を用いるヘイケボタルの生息調査方法も提供する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
配列番号1の塩基配列を含む第1のプライマーと、配列番号2の塩基配列を含む第2のプライマーと、からなる、ゲンジボタルに由来する核酸を増幅するためのプライマーセットを含むことを特徴とする、ヘイケボタルの検出キット。
続きを表示(約 180 文字)【請求項2】
請求項1に記載の検出キットを用いて、環境試料から抽出された核酸を鋳型とする核酸増幅反応を行う核酸増幅工程と、
前記核酸増幅反応による増幅産物を解析する解析工程と、を含むことを特徴とする、ヘイケボタルの検出方法。
【請求項3】
請求項2に記載の検出方法を用いることを特徴とする、ヘイケボタルの生息調査方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、ヘイケボタルの検出キット、検出方法及びヘイケボタルの生息調査方法に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
ヘイケボタル(学名:Luciola lateralis)は、日本国内の各地に生息する水生のホタルの1種である。
【0003】
ヘイケボタルは清浄な水質で生育するため、豊かな環境の指標生物として注目されている。
しかし、そのような豊かな環境を備える地域において、道路の建設や最終処分場の開発等が行われると、当該地域における生物の生息環境を脅かすおそれがある。ヘイケボタルが生育可能な環境を保全することは、地域住民の憩いの場になること及び周辺環境の多様な生物への生息環境の創出に繋がるため、そのような環境の保全が求められている。
【0004】
ホタルの生息調査方法としては、飛翔ホタルの夜間発光の観察が一般的で、時期、時間ともに限定的という課題がある。
また、ホタルは幼虫として水の中で過ごす期間が長いことから、幼虫調査の実施も考えられる。しかし、その調査は専門家による採捕調査が必要なため、全容把握には時間と労力がかかる。
【0005】
そこで、ホタルが生息していると予測される地域の環境試料(土壌、水等)を採取し、採取した試料から抽出された核酸を鋳型として、核酸増幅反応(PCR)を行い、その増幅産物を解析することで、当該地域に特定の種類のホタルが生息しているかどうかを、簡便かつ効率的に調査を行う方法が研究されている。
【0006】
そのようなホタルの検出方法として、例えば、特許文献1には、ミトコンドリアDNA中のシトクロームオキシダーゼサブユニットI(CO1)配列の所定領域を特異的に増幅することができる、第1のプライマーと第2のプライマーと、からなる、ゲンジボタルに由来する核酸を増幅するためのプライマーセット及び、プライマーセットを用いて、任意の試料から抽出された核酸を鋳型とする核酸増幅反応を行う核酸増幅工程と、核酸増幅反応による増幅産物を解析する解析工程とを含む、ゲンジボタルの検出方法が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
特開2020-195346号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
しかしながら、ヘイケボタルを特異的に検出することができる技術に関しては、十分に確立されていなかった。
【0009】
本発明は、日本国内に生息するヘイケボタルを検出できる検出キット、検出方法及びヘイケボタルの生息調査方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
発明者は鋭意検討を行い、核酸増幅反応において、ヘイケボタルのミトコンドリアDNAにおける所定領域を増幅するプライマーセットを含む検出キットを用いることで、環境試料から、特定の地域に生息するヘイケボタルを包括的に検出できることを見出し、本発明を完成するに至った。すなわち、本発明は、以下のものを提供する。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する

関連特許

株式会社大林組
建物
2か月前
株式会社大林組
建物
2か月前
株式会社大林組
加泥材
1か月前
株式会社大林組
制震構造
2か月前
株式会社大林組
接続構造
1か月前
株式会社大林組
減衰装置
1か月前
株式会社大林組
基礎構造
28日前
株式会社大林組
減衰装置
1か月前
株式会社大林組
免震建築物
17日前
株式会社大林組
耐火被覆構造
1か月前
株式会社大林組
監視システム
17日前
株式会社大林組
耐火被覆構造
1か月前
株式会社大林組
土壌改良方法
1か月前
株式会社大林組
摩擦ダンパー
2か月前
株式会社大林組
免震建物構造
2か月前
株式会社大林組
摩擦ダンパー
2か月前
株式会社大林組
ルーバー構造
10日前
株式会社大林組
空調システム
17日前
株式会社大林組
屋根構築方法
2か月前
株式会社大林組
耐火被覆構造
7日前
株式会社大林組
シャッター装置
1か月前
株式会社大林組
建物の躯体構造
20日前
株式会社大林組
建物の躯体構造
20日前
株式会社大林組
積層材成型方法
1か月前
株式会社大林組
粉塵飛散抑制剤
2か月前
株式会社大林組
安全支援システム
17日前
株式会社大林組
作業支援システム
28日前
株式会社大林組
地震損失評価方法
1か月前
株式会社大林組
日射遮蔽発電装置
26日前
株式会社大林組
新設床版の設置工法
27日前
株式会社大林組
建築方法及び建築物
1か月前
株式会社大林組
梁段差部の仕口構造
1か月前
株式会社大林組
CO2固定量測定方法
13日前
株式会社大林組
改良土の品質管理方法
1か月前
株式会社大林組
自硬性材料の製造方法
2か月前
株式会社大林組
防水シート及び防水構造
1か月前
続きを見る