TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
公開番号
2025114965
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-06
出願番号
2024009228
出願日
2024-01-25
発明の名称
静電チャック
出願人
TOTO株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
H01L
21/683 20060101AFI20250730BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】誘電体基板の外周側端部を突出させた構成としながらも、処理中における基板の面内温度分布のばらつきを抑制することのできる静電チャック、を提供する。
【解決手段】静電チャック10は、誘電体基板100と、誘電体基板100の内部に設けられた吸着電極130と、誘電体基板100に接合されたベースプレート200と、を備える。上面視において、誘電体基板100は、ベースプレート200の被接合面よりも外側に突出した突出部101を有し、吸着電極130の一部は突出部101に設けられている。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
被吸着物が載置される載置面を有する誘電体基板と、
前記誘電体基板の内部に設けられた吸着電極と、
前記誘電体基板に接合されたベースプレートと、を備え、
前記載置面に対し垂直な方向から見た場合において、
前記誘電体基板は、前記ベースプレートの被接合面よりも外側に突出した突出部を有し、
前記吸着電極の一部が前記突出部に設けられていることを特徴とする静電チャック。
続きを表示(約 900 文字)
【請求項2】
前記誘電体基板の内部に設けられたRF電極を更に備え、
前記載置面に対し垂直な方向から見た場合において、
前記RF電極は、その外周側端部が前記吸着電極の外周側端部からはみ出さない範囲に設けられていることを特徴とする、請求項1に記載の静電チャック。
【請求項3】
前記誘電体基板には、その先端が前記載置面の一部となっている環状の突起、であるシールリングが形成されており、
前記載置面に対し垂直な方向から見た場合において、
前記シールリングのうち少なくとも一部が前記吸着電極と重なっていることを特徴とする、請求項1に記載の静電チャック。
【請求項4】
前記ベースプレートは、
前記載置面に対し垂直な方向から見た場合において、前記載置面の外周側端部と重なる部分である第1部分と、
前記第1部分よりも更に外周側の部分である第2部分と、を有し、
前記第1部分及び前記第2部分のそれぞれの内部に、冷媒の通る冷媒流路が形成されており、
前記冷媒流路は、
前記第1部分に対する冷却性能が、前記第2部分に対する冷却性能よりも高くなるように形成されていることを特徴とする、請求項1に記載の静電チャック。
【請求項5】
前記第1部分における前記冷媒流路の幅が、前記第2部分における前記冷媒流路の幅よりも狭いことを特徴とする、請求項4に記載の静電チャック。
【請求項6】
前記載置面に対し垂直な方向に沿った距離であって、前記冷媒流路と前記載置面との間の距離、のことを冷媒距離としたときに、
前記第1部分における前記冷媒距離が、前記第2部分における前記冷媒距離よりも小さいことを特徴とする、請求項4に記載の静電チャック。
【請求項7】
前記載置面に対し垂直な方向から見た場合において、
前記冷媒流路のうち少なくとも一方側の端部が、前記載置面の外周側端部と重なる位置に配置されていることを特徴とする、請求項4に記載の静電チャック。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は静電チャックに関する。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
例えばエッチング装置のような半導体製造装置には、処理の対象となるシリコンウェハ等の基板を吸着し保持するための装置として、静電チャックが設けられる。静電チャックは、吸着電極が設けられた誘電体基板と、誘電体基板を支持するベースプレートと、を備え、これらが互いに接合された構成を有する。吸着電極に電圧が印加されると静電力が生じ、誘電体基板上に載置された基板が吸着され保持される。吸着電極は、誘電体基板のうちベースプレート側の表面に形成されることもあるが、例えば下記特許文献1に記載されているように、誘電体基板の内部に設けられることが多い。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2011-119654号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
誘電体基板とベースプレートとの間を接合する接合層としては、例えば硬化したシリコーン接着剤が用いられる。エッチング等の処理が行われているときには、接合層の端部がプラズマに曝されて劣化し飛散して、処理中の基板に対して悪影響を及ぼしてしまうことがある。
【0005】
このような事態を防止するために、本発明者らは、ベースプレートの被接合面よりも誘電体基板を大きくした構成、すなわち、誘電体基板の外周側端部を被接合面よりも外側に突出させた構成、の静電チャックについて開発を進めてきた。このような構成とすることで、接合層の周囲を覆う部材を、誘電体基板の下方側に配置することが可能となる。これにより、処理中の基板に対する接合層の影響を抑制することができる。
【0006】
ただし、誘電体基板の外周側端部を上記のように突出させた場合には、突出部の直下にはベースプレートが存在しないため、突出部の冷却が十分には行われない可能性がある。その結果、処理中における基板の面内温度分布のばらつきが大きくなってしまう可能性がある。
【0007】
本発明はこのような課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、誘電体基板の外周側端部を突出させた構成としながらも、処理中における基板の面内温度分布のばらつきを抑制することのできる静電チャック、を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記課題を解決するために、本発明に係る静電チャックは、被吸着物が載置される載置面を有する誘電体基板と、誘電体基板の内部に設けられた吸着電極と、誘電体基板に接合されたベースプレートと、を備える。載置面に対し垂直な方向から見た場合において、誘電体基板は、ベースプレートの被接合面よりも外側に突出した突出部を有し、吸着電極の一部が突出部に設けられている。
【0009】
吸着電極の一部を突出部に設けることで、基板に対する突出部の吸着力が増加し、両者は強い力で密着する。これにより、突出部と基板との間の熱抵抗が下がるので、突出部の直上における基板の温度上昇を抑制することができる。その結果、処理中における基板の面内温度分布のばらつきを、従来に比べて抑制することができる。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、誘電体基板の外周側端部を突出させた構成としながらも、処理中における基板の面内温度分布のばらつきを抑制することのできる静電チャック、を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
TOTO株式会社
浴室床
2日前
TOTO株式会社
パッキン
1日前
TOTO株式会社
浴槽装置
1日前
TOTO株式会社
浴槽装置
1日前
TOTO株式会社
浴槽装置
1日前
TOTO株式会社
洗い場床
10日前
TOTO株式会社
水洗大便器
1日前
TOTO株式会社
水洗大便器
1日前
TOTO株式会社
トイレ装置
14日前
TOTO株式会社
水洗大便器
1日前
TOTO株式会社
水洗大便器
1日前
TOTO株式会社
水洗大便器
1日前
TOTO株式会社
トイレ装置
14日前
TOTO株式会社
静電チャック
10日前
TOTO株式会社
樹脂成型部材
11日前
TOTO株式会社
静電チャック
2か月前
TOTO株式会社
静電チャック
4日前
TOTO株式会社
静電チャック
2日前
TOTO株式会社
シャワー装置
1か月前
TOTO株式会社
基板ユニット
29日前
TOTO株式会社
静電チャック
2か月前
TOTO株式会社
静電チャック
2か月前
TOTO株式会社
湯水混合装置
1か月前
TOTO株式会社
シャワー装置
1か月前
TOTO株式会社
衛生洗浄装置
29日前
TOTO株式会社
静電チャック
2か月前
TOTO株式会社
静電チャック
2か月前
TOTO株式会社
シャワー装置
1か月前
TOTO株式会社
シャワー装置
1か月前
TOTO株式会社
シャワー装置
1か月前
TOTO株式会社
静電チャック
2日前
TOTO株式会社
静電チャック
2日前
TOTO株式会社
静電チャック
2日前
TOTO株式会社
静電チャック
2日前
TOTO株式会社
静電チャック
2か月前
TOTO株式会社
静電チャック
2日前
続きを見る
他の特許を見る