TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
公開番号
2025134557
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-09-17
出願番号
2024032538
出願日
2024-03-04
発明の名称
感光体、画像形成装置及びプロセスカートリッジ
出願人
株式会社リコー
代理人
個人
主分類
G03G
5/14 20060101AFI20250909BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約
【課題】低温低湿環境下での繰り返し使用においても特性の変化が少なく、また残留電位上昇を抑制する感光体を提供する。
【解決手段】導電性支持体31上に下引き層32、感光層33を順次設けた感光体であって、前記下引き層は、ナイロン樹脂を含有し、波長λのX線を照射したときの回折角2θを用いて、2dsinθ=nλ(nは自然数)から求められる格子面間隔dの値が4.0Å以上となる格子面間隔dが一つ以上存在することを特徴とする感光体。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
導電性支持体上に下引き層、感光層を順次設けた感光体であって、
前記下引き層は、ナイロン樹脂を含有し、波長λのX線を照射したときの回折角2θを用いて、2dsinθ=nλ(nは自然数)から求められる格子面間隔dの値が4.0Å以上となる格子面間隔dが一つ以上存在する
ことを特徴とする感光体。
続きを表示(約 790 文字)
【請求項2】
前記下引き層は、メタノール及び1-プロパノールを含有する
ことを特徴とする請求項1に記載の感光体。
【請求項3】
前記下引き層は、酸化チタンを含有する
ことを特徴とする請求項1に記載の感光体。
【請求項4】
前記下引き層の平均厚みは、0.75μm以上2.75μm以下であり、
前記感光層は、電荷発生物質を含む電荷発生層と、電荷輸送物質を含む電荷輸送層とを有し、
前記電荷輸送層の平均厚みは、20μm以上35μm以下である
ことを特徴とする請求項1に記載の感光体。
【請求項5】
前記感光層は、チタニルフタロシアニン、クロロガリウムフタロシアニン、無金属フタロシアニン、フルオレノン骨格を有する対称型もしくは非対称型のアゾ顔料、又は、トリフェニルアミン骨格を有する対称型もしくは非対称型のアゾ顔料のいずれかを含む
ことを特徴とする請求項1に記載の感光体。
【請求項6】
請求項1~5のいずれかに記載の感光体と、
前記感光体を露光する露光手段と、
前記感光体を現像して可視像を形成する現像手段と、
前記感光体のクリーニングを行うクリーニング手段と、
前記可視像を記録媒体に転写する転写手段と、を有する
ことを特徴とする画像形成装置。
【請求項7】
請求項1~5のいずれかに記載の感光体と、
前記感光体を露光する露光手段、前記感光体を現像して可視像を形成する現像手段、前記感光体のクリーニングを行うクリーニング手段、及び、前記可視像を記録媒体に転写する転写手段から選ばれる少なくとも一つの手段と、含んで一体に支持され、画像形成装置に着脱自在である
ことを特徴とするプロセスカートリッジ。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、感光体、画像形成装置及びプロセスカートリッジに関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
電子写真方式の画像形成装置は、高速でかつ印字品質が高いため、複写機、レーザービームプリンター等の分野において利用されている。前記画像形成装置では電子写真感光体(以下、「感光体」と称することもある)が用いられており、温度や湿度が異なる環境でも良好な画像品質等が得られる感光体の提案がなされている。
【0003】
特許文献1では、支持体上に中間層を介して感光層を有する電子写真感光体において、ベンジルアルコールに可溶性ナイロンを溶解させた塗工液を用いて中間層が塗布形成されていることが開示されている。特許文献1によれば、特に高温高湿環境において、画像品質を高めることができるとしている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、従来技術では、低温低湿環境下で繰り返し使用した場合の問題について十分な検討がなされておらず、生じる問題を解決できていない。低温低湿環境下で繰り返し使用した場合、残留電位が上昇する現象が発生する。残留電位が上昇すると、感光体の特性に変化が生じ、例えば画像特性の一つである画像濃度が薄くなり、画像品質が非常に悪くなる。
【0005】
そこで本発明は、低温低湿環境下での繰り返し使用においても特性の変化が少なく、また残留電位上昇を抑制する感光体を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するために、本発明の感光体は、導電性支持体上に下引き層、感光層を順次設けた感光体であって、前記下引き層は、ナイロン樹脂を含有し、波長λのX線を照射したときの回折角2θを用いて、2dsinθ=nλ(nは自然数)から求められる格子面間隔dの値が4.0Å以上となる格子面間隔dが一つ以上存在することを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、低温低湿環境下での繰り返し使用においても特性の変化が少なく、また残留電位上昇を抑制する感光体を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本発明における感光体の一構成例を示す概略断面図である。
本発明における感光体の別の構成例を示す概略断面図である。
本発明における感光体の別の構成例を示す概略断面図である。
本発明における感光体の別の構成例を示す概略断面図である。
X線回折法の基本原理を説明するためのX線照射状況を模式的に示した図である。
ブラッグの回折条件を説明するための図(A)及びX線回折プロファイル図形の例(B)である。
X線回折測定結果の一例を示す図である。
残留電位の上昇メカニズムについての考察を説明する図である。
本発明の画像形成装置の一例を示す概略構成図である。
本発明のプロセスカートリッジの一例を示す概略構成図である。
下引き層の抵抗を測定する場合の一例を説明するための図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明に係る感光体、画像形成装置及びプロセスカートリッジについて図面を参照しながら説明する。なお、本発明は以下に示す実施形態に限定されるものではなく、他の実施形態、追加、修正、削除など、当業者が想到することができる範囲内で変更することができ、いずれの態様においても本発明の作用・効果を奏する限り、本発明の範囲に含まれるものである。
【0010】
本発明の感光体は、導電性支持体上に下引き層、感光層を順次設けた感光体であって、前記下引き層は、ナイロン樹脂を含有し、波長λのX線を照射したときの回折角2θを用いて、2dsinθ=nλ(nは自然数)から求められる格子面間隔dの値が4.0Å以上となる格子面間隔dが一つ以上存在することを特徴とする。感光体は、電子写真感光体などと称する場合がある。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
関連特許
株式会社リコー
綴じ装置
27日前
株式会社リコー
画像形成装置
11日前
株式会社リコー
画像形成装置
28日前
株式会社リコー
画像形成装置
18日前
株式会社リコー
画像形成装置
19日前
株式会社リコー
画像形成装置
3日前
株式会社リコー
液体塗布装置
4日前
株式会社リコー
映像表示装置
21日前
株式会社リコー
履帯式走行体
28日前
株式会社リコー
画像形成装置
27日前
株式会社リコー
液体吐出装置
28日前
株式会社リコー
画像形成装置
1か月前
株式会社リコー
画像形成装置
1か月前
株式会社リコー
画像投射装置
1か月前
株式会社リコー
画像形成装置
1か月前
株式会社リコー
印刷応答補償機構
4日前
株式会社リコー
投薬管理システム
19日前
株式会社リコー
画像投射システム
11日前
株式会社リコー
拡張アンテナ装置
3日前
株式会社リコー
情報処理システム
21日前
株式会社リコー
マーキングシステム
3日前
株式会社リコー
カラー画像形成装置
1か月前
株式会社リコー
測定装置および測定方法
20日前
株式会社リコー
測定装置および測定方法
20日前
株式会社リコー
測定装置および測定方法
20日前
株式会社リコー
給送装置及び画像形成装置
28日前
株式会社リコー
定着装置及び画像形成装置
10日前
株式会社リコー
現像装置及び画像形成装置
1か月前
株式会社リコー
定着装置及び画像形成装置
4日前
株式会社リコー
塗装装置、及び塗装システム
1か月前
株式会社リコー
測定装置および状態測定方法
20日前
株式会社リコー
液吐出装置、及び液吐出方法
4日前
株式会社リコー
センサ素子及びセンサアレイ
10日前
株式会社リコー
センサ素子及びセンサアレイ
10日前
株式会社リコー
樹脂粒子およびその製造方法
19日前
株式会社リコー
導光部材、光学系及び表示装置
12日前
続きを見る
他の特許を見る