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公開番号2025135184
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-18
出願番号2024032866
出願日2024-03-05
発明の名称車両制御装置
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人弁理士法人高田・高橋国際特許事務所
主分類H04N 5/74 20060101AFI20250910BHJP(電気通信技術)
要約【課題】手動式エンジン自動車をはじめとする仮想モビリティに乗っているかのような臨場感を電気自動車のドライバだけでなく後部座席の同乗者に与える。
【解決手段】電気自動車の運転モードとして仮想モビリティの挙動を再現する再現モードが選択されている場合、音再生制御と映像再生制御とが行われる。音再生制御では、電気自動車の構成要素の操作情報に基づいて生成された仮想モビリティの擬似動力源音が、電気自動車の室内スピーカから出力される。映像再生制御では、電気自動車の構成要素の操作情報に基づいて生成された仮想モビリティの擬似室外映像が、電気自動車の室内プロジェクタから出力されて、電気自動車の少なくとも後部ドアの窓ガラスに投影される。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
電気モータを走行用の動力装置として使用する電気自動車に適用される車両制御装置であって、
各種処理を行う処理回路を備え、
前記処理回路が、
前記電気自動車の運転モードとして仮想モビリティの挙動を再現する再現モードが選択されている場合、前記電気自動車の構成要素の操作情報に基づいて生成された前記仮想モビリティの擬似動力源音を前記電気自動車の室内スピーカから出力する音再生制御と、前記操作情報に基づいて生成された前記仮想モビリティの擬似室外映像を前記電気自動車の室内プロジェクタから出力して前記電気自動車の少なくとも後部ドアの窓ガラスに投影する映像再生制御と、を行うように構成されている
ことを特徴とする車両制御装置。
続きを表示(約 480 文字)【請求項2】
請求項1に記載の車両制御装置であって、
前記処理回路が、前記映像再生制御において、
前記操作情報に基づいて前記仮想モビリティの擬似動力源の仮想回転速度を計算し、
前記仮想回転速度に応じて前記擬似室外映像の再生速度を制御する
ことを特徴とする車両制御装置。
【請求項3】
請求項1又は2に記載の車両制御装置であって、
前記処理回路が、前記映像再生制御において、
前記仮想モビリティの客室の窓ガラスの垂直方向の位置情報に基づいて、前記後部ドアの窓ガラスに投影される前記擬似室外映像における上下方向の位置を調整する
ことを特徴とする車両制御装置。
【請求項4】
請求項1又は2に記載の車両制御装置であって、
前記処理回路が、前記音再生制御において、
前記操作情報に基づいて前記仮想モビリティの擬似動力源の仮想回転速度を計算し、
前記仮想回転速度に応じて前記擬似動力源音の再生速度を制御する
ことを特徴とする車両制御装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、電気モータを走行用の動力装置として使用する自動車に適用される技術に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)【背景技術】
【0002】
特許第6787507号は、擬似シフト及び擬似クラッチを含む擬似手動装置を備える電気自動車において、擬似シフトにより選択されたモードを含む信号と、擬似クラッチの操作量を含む信号とに基づいて、走行用の動力装置としての電気モータのモータトルクを制御する技術を開示する。擬似シフトは、エンジン自動車のエンジンに連結される変速機の操作を模擬する装置である。擬似クラッチは、エンジン自動車のクラッチ機構の操作を模擬する装置である。擬似シフト及び擬似クラッチの操作は、電気自動車のドライバにより行われる。そのため、この従来技術によれば、手動式エンジン自動車の操作感を電気自動車のドライバに与えることができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第6787507号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
電気自動車の後部座席の同乗者の観点から上記の従来技術を考える。後部座席の同乗者は擬似シフトや擬似クラッチを操作することはないため、これらの装置の操作による手動式エンジン自動車の操作感をドライバと共有することはできない。しかしながら、ドライバが擬似シフトや擬似クラッチを操作している間、手動式エンジン自動車に乗っているかのような臨場感を演出できれば、この臨場感をドライバと共有できる可能性がある。
【0005】
本開示は上記の課題に鑑みてなされたものである。本開示の1つの目的は、手動式エンジン自動車をはじめとする仮想モビリティに乗っているかのような臨場感を電気自動車のドライバだけでなく後部座席の同乗者に与えることのできる技術を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の観点は、電気モータを走行用の動力装置として使用する電気自動車に適用される車両制御装置であり、次の特徴を有する。
前記車両制御装置は、各種処理を行う処理回路を備える。前記処理回路は、前記電気自動車の運転モードとして仮想モビリティの挙動を再現する再現モードが選択されている場合、前記電気自動車の構成要素の操作情報に基づいて生成された前記仮想モビリティの擬似動力源音を前記電気自動車の室内スピーカから出力する音再生制御と、前記操作情報に基づいて生成された前記仮想モビリティの擬似室外映像を前記電気自動車の室内プロジェクタから出力して前記電気自動車の少なくとも後部ドアの窓ガラスに投影する映像再生制御と、を行うように構成されている。
【発明の効果】
【0007】
本開示によれば、電気自動車の運転モードとして再現モードが選択されている場合、音再生制御と映像再生制御とが行われる。音再生制御では、仮想モビリティの擬似動力源音が電気自動車の室内スピーカから出力される。映像再生制御では、仮想モビリティの擬似室外映像が電気自動車の室内プロジェクタから出力されて、電気自動車の少なくとも後部ドアの窓ガラスに投影される。音再生制御が行われることで、仮想モビリティに乗っているかのような臨場感を電気自動車のドライバに与えることができる。
【0008】
但し、音再生制御の実行のみでは、後部ドアの窓ガラスから車室外を眺めることのできる後部座席の同乗者にこの臨場感が伝わりにくい。特に、自動車以外の仮想モビリティの場合、どのような種類の仮想モビリティの擬似動力源音が出力されているのかが後部座席の同乗者に伝わりにくい。この点、本開示によれば、音再生制御に加えて映像再生制御が行われる。そのため、この臨場感を電気自動車の後部座席の同乗者にも与えることができる。このように、本開示によれば、仮想モビリティに乗っているかのような臨場感を、電気自動車のドライバと後部座席の同乗者の両方に与えることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
実施形態に係る車両制御装置が適用される電気自動車の構成例を示す概念図である。
車室内におけるプロジェクタの配置例を説明する模式図である。
仮想モビリティに関する音の再生制御に関連する車両制御装置の機能構成の例を示すブロック図である。
仮想モビリティに関する映像の再生制御に関連する車両制御装置の機能構成の例を示すブロック図である。
擬似室外映像の調整例を説明する図である。
電気自動車10の動力制御系の第1の構成例を示すブロック図である。
電気自動車10の動力制御系の第2の構成例を示すブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
1.構成例
図1は、本開示の実施形態に係る車両制御装置を含む電気自動車の構成例を示す概念図である。実施形態に係る車両制御装置100は、電気自動車10に適用される。電気自動車10は、電気モータ44を備えている。電気モータ44としては、ブラシレスDCモータや三相交流同期モータが例示される。電気自動車10は、電気モータ44を走行用の動力装置として使用する。
(【0011】以降は省略されています)

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