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公開番号2025135393
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-18
出願番号2024033213
出願日2024-03-05
発明の名称ソースドライバ及び表示装置
出願人ローム株式会社
代理人弁理士法人レクスト国際特許事務所
主分類G09G 3/20 20060101AFI20250910BHJP(教育;暗号方法;表示;広告;シール)
要約【課題】
クロック信号の消失を検知してデッドロック状態を回避することができるソースドライバを提供する。
【解決手段】
入力映像データ信号を受け入れ、入力映像データ信号に含まれるタイミング信号に同期したクロック信号を生成するインタフェース部と、インタフェース部から供給されるクロック信号に応じて入力映像データ信号に含まれる画素データ片の各々を取り込んでラッチするデータラッチ部とを有し、画素データ片の各々によって示される輝度レベルに対応した階調電圧を有する駆動信号を表示パネルに送出するソースドライバであって、インタフェース部からクロック信号が所定の期間以上に亘って供給されないときにクロック消失信号を生成するクロック消失検知回路と、を含み、インタフェース部はクロック消失信号に応答して初期化される。
【選択図】 図2
特許請求の範囲【請求項1】
入力映像データ信号を受け入れ、前記入力映像データ信号に含まれるタイミング信号に同期したクロック信号を生成するインタフェース部と、前記インタフェース部から供給される前記クロック信号に応じて前記入力映像データ信号に含まれる画素データ片の各々を取り込んでラッチするデータラッチ部とを有し、前記画素データ片の各々によって示される輝度レベルに対応した階調電圧を有する駆動信号を表示パネルに送出するソースドライバであって、
前記インタフェース部から前記クロック信号が所定の期間以上に亘って供給されないときにクロック消失信号を生成するクロック消失検知回路と、を含み、
前記インタフェース部は前記クロック消失信号に応答して初期化されることを特徴とするソースドライバ。
続きを表示(約 1,400 文字)【請求項2】
前記クロック消失検知回路は、
前記クロック信号を所定の分周比で分周して高レベル期間と低レベル期間とからなる分周信号を生成する分周回路と、
前記分周信号の前記高レベル期間及び前記低レベル期間を各々測定して高レベル期間測定値及び低レベル期間測定値を生成する測定回路と、
前記高レベル期間測定値又は前記低レベル期間測定値が前記所定の期間に対応する閾値を越えたか否かを判定し、前記高レベル期間測定値又は前記低レベル期間測定値が前記閾値を越えたとき前記クロック消失信号を生成して前記インタフェース部に供給する判定回路と、を含むことを特徴とする請求項1記載のソースドライバ。
【請求項3】
前記クロック信号の周期より大なる固定周期を有する固定クロック信号を生成するクロック信号生成回路を有し、
前記測定回路は、前記高レベル期間及び前記低レベル期間の各々を前記固定クロック信号のパルスをカウントすることにより測定するカウンタからなることを特徴とする請求項2記載のソースドライバ。
【請求項4】
前記インタフェース部は、前記タイミング信号を入力信号として前記クロック信号を生成するPLL回路と、前記PLL回路のロック状態を検出してロック信号を生成するロック検出回路とを有し、
前記クロック消失検知回路は、前記ロック信号に応答して分周開始タイミング信号を前記固定クロック信号に同期して生成する分周開始タイミング検出部を有し、
前記分周回路は、前記分周開始タイミング信号に応答して前記クロック信号の分周を開始することを特徴とする請求項3記載のソースドライバ。
【請求項5】
前記分周開始タイミング検出部は、前記ロック信号をラッチする第1ラッチ回路と、前記第1ラッチ回路のラッチ出力信号をラッチする第2ラッチ回路と、を有し、前記第1及び前記第2ラッチ回路のラッチ出力信号に応じて前記分周開始タイミング信号を生成することを特徴とする請求項4記載のソースドライバ。
【請求項6】
前記固定クロック信号の周期は前記クロック信号の周期の8倍であり、
前記所定の分周比は1/1792であることを特徴とする請求項3記載のソースドライバ。
【請求項7】
前記閾値は112より大であることを特徴とする請求項6記載のソースドライバ。
【請求項8】
表示パネルと、
入力映像データ信号を受け入れ、前記入力映像データ信号に含まれるタイミング信号に同期したクロック信号を生成するインタフェース部と、前記インタフェース部から供給される前記クロック信号に応じて前記入力映像データ信号に含まれる画素データ片の各々を取り込んでラッチするデータラッチ部とを有し、前記画素データ片の各々によって示される輝度レベルに対応した階調電圧を有する駆動信号を前記表示パネルに送出するソースドライバと、備える表示装置であって、
前記ソースドライバは、前記インタフェース部から前記クロック信号が所定の期間以上に亘って供給されないときにクロック消失信号を生成するクロック消失検知回路と、を含み、
前記インタフェース部は、前記クロック消失信号に応答して初期化されることを特徴とする表示装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、表示パネルのソースラインに駆動電圧を印加するソースドライバ、及びそのソースドライバを有する表示装置に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
現在、アクティブマトリクス型の表示装置として、液晶表示装置、或いは有機EL表示装置等が主流となっている。このような表示装置には、複数のデータ線と複数のゲート線が交差状に配線され、複数のデータ線に画素スイッチを介して接続されている表示セルがマトリクス状に配列された表示パネルと共に、表示パネルの複数のデータ線へ階調レベルに対応したアナログ電圧信号からなる駆動信号を供給するソースドライバと、表示パネルの複数のゲート線へ各画素スイッチのオン、オフを制御するゲート選択信号を供給するゲートドライバとが搭載されている。
【0003】
表示装置においては、ソースドライバから表示パネルの複数のデータ線の各々に駆動信号が正常に供給されなければ表示動作の異常が発生するため、従来からソースドライバの異常を検知することが行われている。例えば、特許文献1には、ソースドライバにおいて電源回路が負荷に電源を供給する際に負荷側の異常を原因とする異常の発生を検知する構成が開示されている。具体的には、ソースドライバ内の異常検知部ではPWM駆動信号のデューティ比と所定の閾値を比較してデューティ比が閾値より低い場合に異常を示す検知信号を出力することが行われる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2017-143708号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、ソースドライバにおいては、表示コントローラから供給された映像データ信号に基づいて、画素データ片の系列からなる画像データの他にクロック信号が生成される。クロック信号は、映像データ信号に同期したタイミング信号に同期して例えば、PLL回路を用いて生成され、複数のデータ線の各々に対応する画素データ片をラッチするためにデータラッチ部に供給される。
【0006】
しかしながら、従来のソースドライバにおいては、ESD(静電気放電)ノイズによる電源電圧の揺れが発生すると、クロック信号に悪影響を及ぼすこととなり、電源電圧の揺れが大きい場合にはクロック信号が消失してしまうことがあった。クロック信号が消失した場合にはソースドライバが正常に動作できなくなり、デッドロック状態に陥るという課題があった。
【0007】
そこで、本発明の目的は、クロック信号の消失を検知してデッドロック状態を回避することができるソースドライバ、及び表示装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明のソースドライバは、入力映像データ信号を受け入れ、前記入力映像データ信号に含まれるタイミング信号に同期したクロック信号を生成するインタフェース部と、前記インタフェース部から供給される前記クロック信号に応じて前記入力映像データ信号に含まれる画素データ片の各々を取り込んでラッチするデータラッチ部とを有し、前記画素データ片の各々によって示される輝度レベルに対応した階調電圧を有する駆動信号を表示パネルに送出するソースドライバであって、前記インタフェース部から前記クロック信号が所定の期間以上に亘って供給されないときにクロック消失信号を生成するクロック消失検知回路と、を含み、前記インタフェース部は前記クロック消失信号に応答して初期化されることを特徴としている。
【0009】
本発明の表示装置は、表示パネルと、入力映像データ信号を受け入れ、前記入力映像データ信号に含まれるタイミング信号に同期したクロック信号を生成するインタフェース部と、前記インタフェース部から供給される前記クロック信号に応じて前記入力映像データ信号に含まれる画素データ片の各々を取り込んでラッチするデータラッチ部とを有し、前記画素データ片の各々によって示される輝度レベルに対応した階調電圧を有する駆動信号を前記表示パネルに送出するソースドライバと、備える表示装置であって、前記ソースドライバは、前記インタフェース部から前記クロック信号が所定の期間以上に亘って供給されないときにクロック消失信号を生成するクロック消失検知回路と、を含み、前記インタフェース部は、前記クロック消失信号に応答して初期化されることを特徴としている。
【発明の効果】
【0010】
本発明のソースドライバ、及び表示装置によれば、ESDノイズによる電源電圧の揺れが発生し、それによってクロック信号が消失した場合であっても、そのクロック信号の消失を検知してソースドライバのデッドロック状態を回避することができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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