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公開番号2025135404
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-18
出願番号2024033238
出願日2024-03-05
発明の名称情報処理装置、放射線画像撮影システム、情報処理方法及びプログラム
出願人富士フイルム株式会社
代理人弁理士法人太陽国際特許事務所
主分類A61B 6/00 20240101AFI20250910BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】肺野を対象とする放射線撮影時における被検者の姿勢判定を支援することができる情報処理装置、放射線画像撮影システム、情報処理方法及びプログラムを提供する。
【解決手段】情報処理装置は、少なくとも1つのプロセッサを備える。プロセッサは、被検者を背後から撮影した光学画像を用いて、被検者の左右の肘の各位置及び被検者の背中面における基準点の位置を特定し、被検者を背後から撮影した距離画像を用いて、特定した左右の肘の各位置までの各距離及び基準点の位置までの距離を導出し、導出した左右の肘の各位置までの各距離及び基準点の位置までの距離に基づいて、被検者の姿勢について第1の判定を行う。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
少なくとも1つのプロセッサを備えた情報処理装置であって、
前記プロセッサは、
被検者を背後から撮影した光学画像を用いて、前記被検者の左右の肘の各位置及び前記被検者の背中面における基準点の位置を特定し、
前記被検者を背後から撮影した距離画像を用いて、特定した左右の肘の各位置までの各距離及び前記基準点の位置までの距離を導出し、
導出した左右の肘の各位置までの各距離及び前記基準点の位置までの距離に基づいて、前記被検者の姿勢について第1の判定を行う
情報処理装置。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
前記プロセッサは、
左右の肘の各位置までの各距離と前記基準点の位置までの距離との差分を導出し、
前記差分を閾値と比較することによって前記第1の判定を行う
請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項3】
前記プロセッサは、
前記差分が前記閾値以上である場合に、前記被検者の姿勢が適切であることを示す判定情報を出力する
請求項2に記載の情報処理装置。
【請求項4】
前記プロセッサは、
前記差分が前記閾値未満である場合に、前記被検者の姿勢が不適切であることを示す判定情報を出力する
請求項2に記載の情報処理装置。
【請求項5】
前記プロセッサは、
前記被検者の体格を示す体格情報に基づいて、前記閾値を設定する
請求項2に記載の情報処理装置。
【請求項6】
前記プロセッサは、前記光学画像及び前記距離画像の少なくとも一方に基づいて、前記体格情報を生成する
請求項5に記載の情報処理装置。
【請求項7】
前記プロセッサは、
前記光学画像を用いて、前記被検者の左右の肩の各位置を特定し、
特定した左右の肩の各位置を結ぶ線分の中心点の位置を前記基準点の位置として特定する
請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項8】
前記プロセッサは、
前記被検者を背後から撮影した光学画像を用いて、前記被検者の左右の肩の各位置を特定し、
前記被検者を背後から撮影した距離画像を用いて、特定した左右の肩の各位置までの各距離を導出し、
導出した左右の肩の各位置までの各距離に基づいて、前記被検者の姿勢について第2の判定を行う
請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項9】
請求項1から請求項8のいずれか1項に記載の情報処理装置と、
前記光学画像を生成する光学カメラと、
前記距離画像を生成する距離センサと、
放射線を出射する線源部と、
を含む放射線画像撮影システム。
【請求項10】
前記光学カメラ及び前記距離センサは、前記線源部に取り付けられている
請求項9に記載の放射線画像撮影システム。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
開示の技術は、情報処理装置、放射線画像撮影システム、情報処理方法及びプログラムに関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
放射線撮影に関し、以下の技術が知られている。例えば、特許文献1には、被検体の光学画像を取得する画像取得部と、光学画像に基づいて、被検体の特徴部位の3次元的な位置情報を取得する位置算出部と、特徴部位の位置情報に基づいて、被検体の特徴部位が撮影手段の撮影位置に移動するように被検体を載置する天板の移動量を算出し、算出した移動量に基づいて天板を移動させる制御部と、を備えた医用画像診断装置が記載されている。
【0003】
特許文献2には、患者の腕及び脚を動かす作動可能な支持体と、患者の身体パラメータを示すセンサ信号を与えるセンサと、センサ信号に基づいて、患者が診断イメージングのための姿勢に案内されるように、身体パラメータの値を決定し、決定した値に応じて支持体を作動させるコントローラと、を備えた位置決めシステムが記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2018-038908号公報
特表2021-506414号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
肺野を対象として放射線撮影を行う際、肩甲骨を肺野領域から排除するため、被検者は、両肘が背中面に対して前方に突き出した姿勢となるようにポジショニングされる。両肘の背中面に対する突き出しが不十分な場合、肺野領域に肩甲骨の像が映り込んでしまうおそれがある。この場合、再撮影が必要となり、放射線技師の負担の増加や被検者の被ばく量の増加につながる。
【0006】
撮影時における被検者の姿勢が適切であるか否かの判断は、放射線技師が自身の経験に基づいて行っているのが現状であり、被検者の姿勢が不適切な状態で撮影が行われ、肺野領域に肩甲骨の像が映り込んでしまうケースが一定数存在する。
【0007】
開示の技術は、上記の点に鑑みてなされたものであり、肺野を対象とする放射線撮影時における被検者の姿勢判定を支援することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
開示の技術に係る情報処理装置は、少なくとも1つのプロセッサを備える。プロセッサは、被検者を背後から撮影した光学画像を用いて、被検者の左右の肘の各位置及び被検者の背中面における基準点の位置を特定し、被検者を背後から撮影した距離画像を用いて、特定した左右の肘の各位置までの各距離及び基準点の位置までの距離を導出し、導出した左右の肘の各位置までの各距離及び基準点の位置までの距離に基づいて、被検者の姿勢について第1の判定を行う。
【0009】
プロセッサは、左右の肘の各位置までの各距離と基準点の位置までの距離との差分を導出し、差分を閾値と比較することによって第1の判定を行ってもよい。プロセッサは、差分が閾値以上である場合に、被検者の姿勢が適切であることを示す判定情報を出力してもよい。プロセッサは、差分が閾値未満である場合に、被検者の姿勢が不適切であることを示す判定情報を出力してもよい。
【0010】
プロセッサは、被検者の体格を示す体格情報に基づいて、閾値を設定してもよい。プロセッサは、光学画像及び距離画像の少なくとも一方に基づいて、体格情報を生成してもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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