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公開番号2025138721
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-25
出願番号2025105845,2024017961
出願日2025-06-23,2020-11-10
発明の名称情報処理装置、撮像装置、情報処理方法、及びプログラム
出願人富士フイルム株式会社
代理人弁理士法人太陽国際特許事務所
主分類G01S 17/894 20200101AFI20250917BHJP(測定;試験)
要約【課題】測距対象として意図しない光沢性物体からの反射光に起因する誤測距を回避することができる情報処理装置、撮像装置、情報処理方法、及びプログラムを提供する。
【解決手段】情報処理装置は、プロセッサと、プロセッサに接続又は内蔵されたメモリと、を含み、プロセッサは、光照射器が光を測距対象領域に向けて面照射した照射タイミングと、光の測距対象領域からの反射光を受光器が受光した受光タイミングとに基づいて測距対象領域内の物体までの第1距離を測定し、光照射器による面照射に対応する受光期間に、受光器に含まれる特定画素が異なるタイミングで複数の信号を生成する場合、プロセッサは、複数の信号の関係に基づいて第1距離を測定する。
【選択図】図14
特許請求の範囲【請求項1】
プロセッサと、
前記プロセッサに接続又は内蔵されたメモリと、を含み、
前記プロセッサは、光照射器が光を測距対象領域に向けて面照射した照射タイミングと、前記光の前記測距対象領域からの反射光を受光器が受光した受光タイミングとに基づいて前記測距対象領域内の物体までの第1距離を測定し、
前記面照射に対応する受光期間に、前記受光器に含まれる特定画素が異なるタイミングで複数の信号を生成する場合、前記プロセッサは、前記特定画素によって生成された前記複数の信号であって、第1閾値以上の第1強度を有する第1信号と、前記第1閾値未満であり、かつ、前記第1閾値よりも小さな第2閾値以上の第2強度を有する第2信号とが含まれている前記複数の信号の関係に基づいて前記第1距離を測定し、
前記第1閾値は、光沢性物体からの前記反射光の強度の下限値として定められた値であり、
前記第2閾値は、前記物体を想定した標準的被写体からの前記反射光の強度の下限値として定められた値であり、
前記複数の信号に、基準閾値を上回る強度を有する信号が複数含まれている場合、前記プロセッサは、前記複数の信号のうちの前記強度が2番目に大きな信号に対応する前記反射光を前記受光器が受光した前記受光タイミングに基づき前記第1距離を測定する
情報処理装置。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
前記複数の信号の関係とは、前記複数の信号の強度の時系列分布である
請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項3】
前記プロセッサは、前記複数の信号に、前記第1信号と、前記第2信号とが含まれている場合、特定の処理を実行する
請求項1又は請求項2に記載の情報処理装置。
【請求項4】
前記第1閾値及び前記第2閾値は、環境光によるノイズ成分に基づいて定められている
請求項3に記載の情報処理装置。
【請求項5】
前記第1閾値は、前記受光タイミングが遅くなるほど減少する値である
請求項4に記載の情報処理装置。
【請求項6】
前記特定の処理は、前記第2信号に対応する前記反射光を前記特定画素が受光した前記受光タイミングに基づき前記第1距離を測定する処理である
請求項4又は請求項5に記載の情報処理装置。
【請求項7】
前記特定の処理は、前記複数の信号の強度に前記第1強度が含まれていることを通知する処理を含む
請求項4から請求項6の何れか一項に記載の情報処理装置。
【請求項8】
前記特定の処理は、前記測距対象領域が第1撮像器によって撮像されることで得られた画像に基づいて前記物体までの第2距離を測定する画像使用型測距を含む
請求項4から請求項7の何れか一項に記載の情報処理装置。
【請求項9】
前記プロセッサは、前記照射タイミングと前記受光タイミングとに基づいて前記第1距離を測定する動作に並行して、前記測距対象領域が第2撮像器によって撮像されることで得られた画像に基づいて前記物体までの第2距離を測定する画像使用型測距を行い、
前記特定の処理は、前記画像使用型測距の測距結果に基づく処理を含む
請求項4から請求項7の何れか一項に記載の情報処理装置。
【請求項10】
前記画像使用型測距は、位相差画素から前記画像として得られた位相差画像に従って前記第2距離を測定する位相差画像使用測距、ステレオ撮像方式で前記画像として得られたステレオ画像に従って前記第2距離を測定するステレオ画像使用測距、及び前記画像から検出された物画像であって、大きさが既知の物を示す物画像に従って前記第2距離を測定する物画像使用測距のうちの少なくとも1つである
請求項8又は請求項9に記載の情報処理装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示の技術は、情報処理装置、撮像装置、情報処理方法、及びプログラムに関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、レーザ光発信装置と、レーザ光発信装置から発射されたレーザ光を計測対象に対して送信し、計測対象からの反射光を集光する光学系を備えたレーザ測距装置が開示されている。特許文献1に記載にレーザ測距装置は、光学系受信視野の透過位置と大きさとを視野内で任意に変更可能な視野制限機構を備え、受信視野内の視野制限機構を経た位置の計測対象内の計測目標までの距離を計測する。
【0003】
特許文献2には、車両の進行方向に向けて電磁波を出射し、電磁波の反射波に基づいて物体を検知する物体検知装置が開示されている。特許文献2に記載の物体検知装置は、電磁波を、水平方向と垂直方向に、スキャン範囲においてスキャンしつつ出射する出射手段と、電磁波の反射波を受信する受信手段と、受信手段により受信された反射波のレベルを取得する取得手段と、反射波のレベルが最大となる領域の垂直方向の位置と、スキャン範囲の垂直方向の中心の位置に基づいて第1のズレ補正量を演算する演算手段と、演算手段により演算された第1のズレ補正量に基づいて、スキャン範囲の垂直方向の中心の位置を補正するとともに、反射波により物体からの距離を計測する補正手段と、を備えている。また、特許文献2に記載の物体検知装置の出射手段は、スキャン範囲の垂直方向の中心の位置を中心とする中心領域において、水平方向のうちの所定の方向である第1の方向にスキャンし、中心領域の上の領域において、第1の方向と逆方向である第2の方向にスキャンしつつ出射する第1のスキャン処理と、中心領域において第1の方向にスキャンし、中心領域の下の領域において第2の方向にスキャンしつつ出射する第2のスキャン処理とを行う。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2003-057343号公報
特開2006-349694号公報
【発明の概要】
【0005】
本開示の技術に係る一つの実施形態は、測距対象として意図しない光沢性物体からの反射光に起因する誤測距を回避することができる情報処理装置、撮像装置、情報処理方法、及びプログラムを提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の技術に係る第1の態様は、プロセッサと、プロセッサに接続又は内蔵されたメモリと、を含み、プロセッサが、光照射器が光を測距対象領域に向けて面照射した照射タイミングと、光の測距対象領域からの反射光を受光器が受光した受光タイミングとに基づいて測距対象領域内の物体までの第1距離を測定し、第1距離が、光照射器による面照射に対応する受光期間内の複数の受光タイミングに受光器によって生成された複数の信号のうち、複数の信号の関係と複数の信号の強度とに基づいて選択された信号に対応する受光タイミングと照射タイミングとに基づいてプロセッサによって測定される情報処理装置である。
【0007】
本開示の技術に係る第2の態様は、第1距離の測定に用いられる受光タイミングが、複数の信号のうちの強度が2番目に大きな信号に関する反射光を受光器が受光したタイミン
グである第1の態様に係る情報処理装置である。
【0008】
本開示の技術に係る第3の態様は、プロセッサが、複数の信号の強度に、第1閾値以上の第1強度と、第1閾値未満であり、かつ、第1閾値よりも小さな第2閾値以上の第2強度とが含まれている場合に、特定の処理を実行する第1の態様又は第2の態様に係る情報処理装置である。
【0009】
本開示の技術に係る第4の態様は、第1閾値及び第2閾値が、環境光によるノイズ成分に基づいて定められている第3の態様に係る情報処理装置である。
【0010】
本開示の技術に係る第5の態様は、第1閾値が、受光タイミングが遅くなるほど減少する値である第3の態様又は第4の態様に係る情報処理装置である。
(【0011】以降は省略されています)

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