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公開番号2025137215
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-19
出願番号2024036287
出願日2024-03-08
発明の名称電力変換装置
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類H02M 7/48 20070101AFI20250911BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】騒音を抑制しつつ、バッテリ等の周辺機器を昇温することができる電力変換装置を提供すること。
【解決手段】電力変換装置は、モータへ電力を供給する電力変換装置であって、二相/三相変換を実行するインバータを備え、インバータが、d軸電流として、第一周波数の信号と、第一周波数とは異なる第二周波数の信号とを入力するとともに、第一周波数の継続時間と第二周波数の継続時間とを異ならせる。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項１】
モータへ電力を供給する電力変換装置であって、
二相／三相変換を実行するインバータを備え、
前記インバータは、ｄ軸電流として、第一周波数の信号と、前記第一周波数とは異なる第二周波数の信号とを入力するとともに、前記第一周波数の継続時間と前記第二周波数の継続時間とを異ならせる、
電力変換装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本開示は、電力変換装置に関する。
続きを表示（約 1,300 文字）【背景技術】
【０００２】
特許文献１には、バッテリ電流の周波数特性に基づいてリプル周波数を設定し、設定されたリプル周波数のリプル電流を発生させるように、スイッチング制御を実施する技術が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
特開２０２２－１５５３４９号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
特許文献１で開示された技術では、モータ、インバータおよびバッテリにリプル電流を流すため、電流による磁力によって部品が振動して騒音が発生する。
【０００５】
本開示は、上記に鑑みてなされたものであって、騒音を抑制しつつ、バッテリ等の周辺機器を昇温することができる電力変換装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【０００６】
本開示に係る電力変換装置は、モータへ電力を供給する電力変換装置であって、二相／三相変換を実行するインバータを備え、前記インバータが、ｄ軸電流として、第一周波数の信号と、前記第一周波数とは異なる第二周波数の信号とを入力するとともに、前記第一周波数の継続時間と前記第二周波数の継続時間とを異ならせる。
【発明の効果】
【０００７】
本開示によれば、第一周波数および第二周波数の信号において、ｄ軸電流の継続時間を異ならせることにより、リプル電流の騒音ピーク値を下げることができるため、騒音を抑制しつつ、バッテリ等の周辺機器を昇温することができる。
【図面の簡単な説明】
【０００８】
図１は、実施形態に係る電力変換装置の構成の一例を示す回路図である。
図２は、実施形態に係る電力変換装置におけるインバータの処理の流れを制御フロー図である。
図３は、従来の電力変換装置において、リプル電流を流した際のＦＥＴのＮＶ振幅を示すグラフである。
図４は、実施形態に係る電力変換装置において、リプル電流を流した際のＦＥＴのＮＶ振幅を示すグラフである。
【発明を実施するための形態】
【０００９】
本開示の実施形態に係る電力変換装置について、図面を参照しながら説明する。なお、下記実施形態における構成要素には、当業者が置換可能かつ容易なもの、あるいは実質的に同一のものが含まれる。
【００１０】
実施形態に係る電力変換装置について、図１～図４を参照しながら説明する。実施形態に係る電力変換装置は、例えばハイブリッド車（ＨＥＶ：Hybrid Electric Vehicle）、プラグインハイブリッド車（ＰＨＥＶ：Plug-in Hybrid Electric Vehicle）等に搭載される。また、実施形態に係る電力変換装置は、例えば燃料電池車（ＦＣＥＶ：Fuel Cell Electric Vehicle）、電気自動車（ＢＥＶ：Battery Electric Vehicle）等に搭載されてもよい。
（【００１１】以降は省略されています）

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